前回ご紹介した多肉をめいっぱい植え込んだクリスマスリース。
「小さな苗や葉挿しから育てた自家製多肉苗でオリジナルのクリスマスリースを作りたい!」
これが長年の夢だったんです。
そのリースが、本日ついに完成しました!
お披露目するその前に、「ヤシガラがなかったリースはどうしたのか?」「リースに使った多肉はどんな品種を植えたの?」…など気になってる人も多いことでしょう。
そして、植え込み手順をまずご紹介します。
骨組みしかなかったリースは、このままだと土がこぼれてしまいます。
内側に敷く代用できるものはないか……?
100均ショップのダイソーに代用できそうなものがあったんです。
「パームマット、壁掛けかご用」というヤシガラに似たようなものを売ってました。
植物などを植え込んで壁に欠けるカゴにセットする敷物のようです。
使用目的はこのリースと一緒のようなものなので、これで代用できると思います。
パームマットを広げて枠にはめ込み、中心部分をハサミで十文字にカットしました。
カットした部分は織り込んで隠し、ドーナツ状のリングが出来上がりました。
ちょっとゴワゴワしてピッタリサイズとはいかず、波打ったり重なったりしてますけど、これで大丈夫でしょう。
下に鉢底石を敷き、半分ぐらい土を入れて指でしっかり土を沈めました。
土の中に空洞があると、苗が倒れたり、根がうまく張れなかったりするんで、これは絶対にやっておかないといけない作業です。
2階のベランダからは、マックスモン、クリームベリー、札落ちさんの3苗。
家の裏の小屋の屋根からは、こちらも札落ちさんが3品種。
小屋の屋根の上の育苗箱、そのうちの2枚の育苗箱は一番最初に植え込んだ育苗箱で、この2枚はすでに4年ほど経過しています。
ほぼ普及種しか植え込んでないんですが、この3品種だけはどうも違うようなので、今回リースに使ってみようかと…
赤いのはレッドドラゴンで買ったような? 右の大きな苗は、シャイニングパールのような、もしかして違うような?
あとは、ラズベリーアイスとメルシーという品種? そして、右のカット苗は、「バイオレット」という品種です。
メインとなる9種ほどの苗をとりあえず配置。
白っぽい苗が欲しかったんで、近くの育苗箱にあった薄紫色の「ラブリー」という品種も使ってみます。
配置が決まったので、残りの土を流し込もうとしたら、十文字カットが適当に切ったので土がこぼれそうです。
こういう時は、鉢底ネットでカバーします。
通常、鉢底ネットは硬めのネットを使ってるんですが、やわらかい網状の鉢底ネットも売ってます。
これを適当なサイズにカットし、穴が空いてる部分を塞げば大丈夫だと思います。
土をリースの縁部分まで流し込めば、70%ほどは完成です。
空いてる隙間に、普及種のレディジアや虹の玉、プロリフェラ、マッコスなどを植え込みました。
植え込んだというか、普及種はカット苗が多いので、土に挿しただけです。
まだまだ隙間がありますので、ピーチネックレス、あと黄色に色づいてるセダムのミモザ、パルダムなどを植え込みました。
11月18日時点ではここまでです。
95%は完成してます。
色づきはあまりよくないですよね。
11月の中旬は、そこまで冷え込むことがなかったので、どの苗も色づきが悪いんです。
後、レディジアや虹の玉は、あまり陽射しを浴びてないんで、赤くなってないんです。
レディジアなんて、全く色づいてません。(リング下側の、黄色のミモザのそばにある緑色の苗2つがレディジア)
下の画像が12月1日時点のクリスマスリースです。
空いてる隙間に赤く色づいてるクラッスラの「火祭り」を植えました。
植え込んだ2週間前よりは、どの苗もだいぶ色づいてきました。
12月となれば朝晩がだいぶ寒くなってきましたし、日中は日差しを浴びる場所で日光浴をしっかりさせてますので、どれもいい色になってます。
しかし、まだまだです。
そして、こちらの画像が本日12月9日に撮影した画像です。
これでほぼ100%完成したリース!
残りの2%は?
若干隙間があるんですよ。
貧乏性なんで、この隙間をなくしたい。
土が見えなくなるぐらいまで何か隙間に植え込んで豪華にしたいんです。
隙間には、個性のあるセダムを植え込んで完成させたい。
出来れば、斑入りの個性派セダムを…
コーカサスキリンソウのトリカラーが、このリースにぴったりだと思うんですよ。
緑と白の斑入りの葉に、紅葉すればピンク色にもなるセダムがあるんです。
隙間の数か所にトリカラーを3~4本まとめて植えたら、ゴージャスなリースになると思うんですけどね。
しかし、うちのコーカサスキリンソウトリカラーは、うまく育ってません。
リアルに錆びた空き缶にセダムを数種植えてるんですけど、どれも育ちが悪くて、先だけ葉っぱが残ってる状態のものばっかり。
特にトリカラーは1本しか残ってなく、こんな惨めなトリカラーを1本だけ使うのは、使わない方がまし?
コーカサスキリンソウ・トリカラーを探しにホームセンターの園芸コーナーを3軒回ったけど、どこも売ってなく、小売店も行ってみましたが、「夏にはたくさんあったんだけどねぇ。今は置いてないねぇ…」と言われて、結局買えずじまい…
セダムって、夏なの? 今からの季節じゃあないの???
トリカラーに代用できるようなものを探したら、自宅に同じような葉を持つ品種が他にもあったんです!
あれですよ、あれ!
体感温度マイナス25℃でも大丈夫と言われてる?あのセダム!
そう! セダム・アトランティスです。
約2年前に買いました。
あの時、セダムにしてはめちゃ高い値段がしてたけど、翌年も売られてて、半額ぐらいになってました。
今年はもっと値が下がってるかもしれません。 今年はまだ見てませんが…
ただ、植物販売も輸送費とか資材とかが高騰してるようだから、再び値上がりするかもしれませんね。
日本で一番有名な多肉大量生産者さんの多肉苗も、50円値上がりして、248円(税抜)になってましたし…
アトランティスに戻りますが、2年前増やそうと茎挿ししたのがこちら。
こちらも調子が悪く、増えてませんし、ほとんど成長してません。
土が悪いのか? ポリポットよりは地植えの方がいいのか?
日陰に置いてたんで、色づきもよくなく、葉も茎もひ弱だし…
しかし、見てください!
土の中からは、ピンク色のアトランティスBabyたちが芽吹いてきてます。
この子たちの成長を促すためにも、長く伸び切った3本の茎をカットします。
カットした3本をリースに植え込んでみることにしました。
ブルーの〇印部分3か所に植えてみましたが、ほとんど目立ちませんよね。
まあいいでしょう…
これで、このクリスマスリースの完成です!
11月18日に植え込んだ大きめの多肉、植え込み時より小ぶりになってるのは気のせいでしょうか?
寒さで苗が締まってきてるのか、根がしっかり張り始めたんで苗が締まってるのかはわかりませんが…
自家製の多肉を使ったこのクリスマスリースが、今oyageeができる範囲の最高クラスのリースだと思います。
MAXです… これ以上のものはどうやってもできません。
このリースのきれいさ、かわいさ、美しさ!
感動しません?
そりゃあ、高いお金を出してもっと色づきのいい苗を買えば、もっときれいなリースが作れると思います。
だけど、夢は自分で育てた多肉の苗でクリスマスリースを作ること!
これが、今できる最高傑作のリースなのです。
このリースを見るのが楽しいし、毎回見て感動してるんです。
自分で作ったのを見て感動するのはどうかと思いますけど、「きれいなものはきれい!」「かわいいものはかわいい!」
感動しますよね?
これ見て感動できない人は、人間じゃあないですよ!?
いいすぎですか?
訂正します…
多肉のきれいさやかわいさに感動できない人や、多肉の楽しさがわからない人って、人生を損してると思いますよ。
絶対に損してますよねぇ?
あ~あ、もったいない…
完成したクリスマスリースの土台にしてたのは、もう1つのリース…
リース枠、もう1つあるんですよ。
リースの黒枠バージョンが…
2つ同時に買いましたが、黒バージョンの枠は袋に入れて小屋にしまってたんで、ほとんど汚れてないし、敷いてるココヤシも傷んでません。
クリスマスリース、今年はもう1つ作ってみようかと思います。
苗選びから苗の配置決め、植え込み、そして完成した時の喜びや感動…
リース作りにはまってしまいました。
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もう一度言いますけど、「多肉の美しさやかわいさ、多肉の面白さや楽しさがわからない人って、ホント人生損してますよ!」
多肉の美しさやかわいさ、楽しさにはまってる人の方が損してる?
結構無駄なお金と無駄な時間を使ってるですって? え???