基地の前には道路があって、そこは1時間に車が1台通るか通らないような、「車道」と呼んではいけないような道があります。
その先には、そこそこ川幅がある河川があるんです。
しかし、今は冬なので水が完全に干上がってしまっており、川底の石だけが見えてるだけです。
1年中、水が流れてない河川ではありません。
雨が多くなる3月頃から段々と水が流れ出し、梅雨時期には結構な水量が流れる川なんです。
そして、台風が来たり大雨が続く時期は河川敷まで水が上がったり、最悪な場合、堤防すれすれまでくるようなこともあるようです。
そうなんです…
9月に結構大きな台風が来ました。
あの時、結構雨が降って、自宅はぎりぎりまで水が来てたんです。
あと1~2時間雨が降ってれば、うちは完全に床下浸水してたと思います。
基地に行ったのは、台風が過ぎ去り、水が完全に引いた翌日ですので、どれぐらいまで水が来てたかはわかりません。
基地は堤防と同じ高さにあるんで、基地が浸水する被害はほぼないんですけど、河川敷に降りてみると、河川敷の上までは来てたようです。
台風って、嫌ですよねぇ。
暴風だからいろんなものが飛ばされるし、1時間に50ミリとか多い時は100ミリ近くの結構な雨量が長時間降り続くもんだから、浸水の心配をしなきゃいけないし…
台風が来るたびに、外に出してた観葉植物や多肉植物を避難させ、過ぎ去ったらまた元の位置に戻し…を繰り返してるんです。
毎年台風の時期になって、「台風〇号が発生しました。超大型の台風で日本に影響がありそうです」なんてニュースを聞くたび、「台風なんかいらない! この世からなくなればいいのに…」って思ってる次第です。
「台風が来て、いいことなんて一つもない! ほんとに!」
…なんて思ってたけど、そんな台風でもたまにいいことしてくれるじゃん!
これって、台風の恩恵?
台風だからこそ受けられる恵みです!
その恵みって言うのは、「川岸にある流木たち」
たくさんの流木が流れ着いてるんです。
結構ハンドメイド作品に使えそうな流木が…
これまで「流木」って海に行かないと拾えないと思ってました。
しかし、河川でも十分にいい流木が、その辺にゴロゴロ流れ着いてるんですよね。
考えてみれば、海の流木って川で流れた流木が流れ流れて海に辿り浮いたんだから、一緒のものなんですよね。
どうして今まで気づかなかったんだろう?
わざわざ海まで拾いに行かなくてもよかったのに…
これまで散歩がてら、ちょくちょく目の前の河川敷まで降りて、形のいい流木を拾ってきてたんですが、今日はちょっとばかり遠出をして大きめの流木を拾ってきたいと思います。
大きめの流木は、あることに使いたいんですよ。
河川のど真ん中に降りても、水は一切流れておりません。
河川と河川敷の境目の草むらのところに、流木が引っ掛かってたりするんです。
先日、すでにいい流木は拾いましたので、ほとんど残ってませんけどね。
今日は、川の反対側に渡ってみようと思います。
この辺は、支流と支流の合流地点になってて、もう1つの川からはまだ少しばかり水が流れており、そこには欄干のない小さな橋があるんですね。
あの橋、夏の間は河川の水量で沈んでしまう、「沈下橋」なんです。
ほとんど意味のない橋なんですけど…
橋のそばまで行ってみると、微量の水が流れてます。
長い足だから、またごすのもお茶の子さいさい。
「またごす」、わかりません?
「跨ぐ」とか、「乗り越える」という意味です。
ほら、簡単に跨げます。
とっても短い足でしたが、短足さんでも跨げるぐらいの水量です。
向かい側の河川敷にも、流れ着いた流木や枯れ木が散乱してますね。
台風で水がこの辺まで上がってきたんだと思います。
ちょっと歩いてみると… ほら、ハンドメイドに使えそうな流木があちこちに。
流木もいろいろあって、中がスカスカですぐに折れちゃう流木もあれば、硬くって表面が白木になってる綺麗な流木もあります。
これは後者… 硬くって、芯までぎっしり詰まっており、簡単には折れそうにない「美流木」がありました。
これはもらって帰ります。
もう少し歩いてると、同じような白木のきれいな流木が流れ着いてるじゃあないですか!
しかし、この2本の流木は写真だと小さそうに見えますが、直径15センチほど、長さは2.5~3メートルぐらいある流木なんです。
ジャンクガーデンに飾ったらよさそうだけど、基地のジャンクガーデンに飾ると道路にはみ出しちゃいますわ…
この大木の流木は諦めます…
河川敷側に目を向けると、輪切りの切り株が流れ着いてます。
これも一応は流木???
流木と呼んでいいものなんでしょうか???
こんなきれいな形の流木、山の中で伐採とかした切り株の一部が流れ着いたんでしょうかね?
これ、鉢置台にいいかも?って持ち上げたんですが、結構重いんですよ。
抱えて帰るには結構大変です…
保留ってことで、ここに置いておきます。
そうしてると、お尻がチクチクピリピリし始めました。
このチクチク感は何なんだろう?って股間を覗いてみたら…
お尻に棘が何本も刺さってるーー!!!!
言っておきますが、真ん中の肌色の丸っこいのは指ですからね、露出じゃあないですから…
写真を再生させた時はびっくりしたもん、「あれ? 知らずに出しちゃってた?」って…
棘の正体は、これ。
冬になって寒くなり、いろんな雑草が枯れてるんですけど、あれは花の部分かな? 花の残骸がとげとげになってて、服などに触れると勝手にくっついちゃうんです。
あれをこの辺では「バカ」って呼ぶんです、「服にバカがついたーー!」って。
そのバカが群れてる近くに、流線形のごつい流木を発見。
これ、よくないです?
大きさといい、形といい、そんじゃそこらではなかなか見つからない流木ですよ。
これはいただき!です。
そして足元を見ると…
足元もバカがいっぱい…
お宝発掘隊の探検なのに、スウェットなんて穿いてきたもんだから…
しかも、今日に限って、布製のスニーカーなんて履いてしまい、靴、さらに靴紐までバカだらけ…
「負×負=正」のように、「バカにバカが付いたらお利口になる」ってことはないのかしら?
この流木、見てください。
かっこよくないですか?
樹齢何年とはわからないですけど、結構育った樹木だと思いますよ。
表面の白と黒のコントラストも、カッコよくないですか?
根かわからないけど、うねってる部分もそんじゃそこらの流木とはわけが違います。
流木が好きな流木収集家に売るとしたら、何万円? 何十万?
いやいや、売りませんよ、植物を育てて販売してる基地内で使うんです。
最近、NHKの「趣味の園芸」で植物を土に植えなくて、木材や流木などに着生させて育てる回を放送したんですね。
前回の「これ、かっこいいぜ」シリーズでは、「着生させるぞ!スペシャル」ってことで、ガジュマルやブロメリアなどを流木などに着生させてましたよね。
「ガジュマルができるのー? 出来たらかっこいいよなー」って思いながら見てたんです。
実は今、すでに流木に着生させてる植物があります。
ビカクシダ… 一般的には「コウモリラン」と呼ばれてるシダ類の植物がありますよね、あの植物を拾ってきた流木に着生させたんです。
それを基地内に飾っております。
このビカクシダの着生は、「かっこいいね」シリーズを見る前で、なんとか美月さんというきれいな女優さんが「グリーンサム12か月」というシリーズをやってますよね。
10月に放送された「グリーンサム12か月」の時に、ビカクシダの板付をやってて、参考にさせて作ってみました。
ビカクシダは3年ぐらい前から持ってて、板付は一度やってみたかったんです。
しかし、やり方がわからないし、根はどうすればいいのか、どういう板でもいいのか、着生後の水やりはどうするのか、植え込むのは水苔だけ? それとも土も混ぜてあげないとうまく育たない? 固定するものは何で止めればいいの? 糸?テグス?タコ糸?普通の縫い糸とかでもいいの? いつぐらいの時期にやればいいものなの?…
いろいろ考えてたら面倒くさくなって、結局やってませんでした。
番組を見てたら、ビカクシダの着生は意外と簡単だったんで、10月の放送の後に作った「ビカクシダの流木着生」が上の画像です。
ビカクシダの着生は、これから寒くなる時期の10月に放送されてたんです。
これから寒くなるのにやってもいいものなの?とか思いながら、根は全部残したまま水洗いし、あとは水苔で包み、拾ってきた流木は適当な大きさのくぼみがあったので、そのくぼみの中に押し込んでるだけです。
水苔部分をしっかりテグスや糸で巻いた方がいいのかと思いましたが、別に落ちそうにないんで一切固定してません。
超簡単にできました。
そして、「oyageeも着生させるぞ!」第2弾ってことで、今回拾ってきた流木で2つ目を作ってみようと思います。
2つ目の着生は、滝藤さんの「これ、かっこいいぜ」を真似て、ビカクシダ以外で着生できそうな植物を植え込んでみようかと。
これから朝晩が氷点下まで下がり、日中も1桁の気温が多い時期に、やっていいものかどうなのか?
しかし、今日はやりませんよ、やることがあるんです。
これ…
まずはこれをとらないと、家に帰っても家には上がれまません。
バカですよ、バカをとらないと。
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これ取るの、結構時間がかかるんですよね…
次のお宝発掘探検からは、家からナイロン製のウィンドブレーカーの上下と長靴持参です。