ある多肉本を見てたんです。
この本、多肉品種を630種ぐらい紹介されてるようです。
結構な品種数が掲載されており、品種名を調べるために買ってみました。
グラプトベリア属のページを見てたら、ティチュバンス錦に目が留まりました。
ティチュバンス錦を単体で、しかも写真付きで紹介してる本って、あまりないですよね。
グラプトベリア属というのは、「グラプトペタルム属とエケベリア属の属間交配種」のことらしいです。
エケベリア属はわかりますよね。
上から見ると、ロゼットタイプ。
葉はやや薄めだけど、葉には水がしっかり貯水され、水切れを起こしても少々のことでは枯れない品種です。
多分、多肉多肉してる多肉の中では、エケベリア属に属する品種が一番多いんじゃあないでしょうか?
あのアロエのおやっさんも、どの多肉を見ても、「これはエケベリアだな」と言ってます。
多分、多肉に詳しくない人だと、「多肉、イコール、エケベリア」と思ってる人が多いと思いますよ。
セダムも結構な品種数があるようですが、セダムは多肉多肉してない多肉もあります。
有名なのが、脇役的存在多年草ですよね。
モリムラマンネングサ、ドラゴンズブラッド、ゴールドビューティー…と、どれも小ぶりで、葉も薄く、まるで草のように見えるけど、あれでも立派な多肉の仲間で、セダム属に属してるんです。
だけど、oyageeの中での分類は、草みたいなセダムは「多肉多肉してない多肉」の部類なので、「多肉多肉してる多肉」とは呼んでいません。
何を言ってるのか、わかなくなってきました(苦笑)
このブログでは、エケベリアは「多肉に多肉してる多肉」、草系セダムは「多肉多肉してない多肉」と勝手に分類しちゃってます。
セダムでも「虹の玉」などありますが、あれは葉がぷっくりしてるので、多肉多肉してる多肉です。
ほんと、自分が何を言ってるのかわからなくなってきました…(笑)
グラプトベリア属に話を戻します。
グラプトベリア属のもう一つの交配は、「グラプトペタルム属」とこの多肉本に書いてます。
グラプトペタルム属には、朧月、ブロンズ姫、秋麗、淡雪…など、葉の表面が固めで、簡単に増やせるタイプのものが多いようです。
多肉に興味を持ち始め、まずは育ててみよう…って言う人は、これらの品種は比較的どこでも売ってるし、安いし、とりあえず買ってみようって言う種類が多いですよね。
また、グラプトペタルム属の多肉は、葉が簡単にポロっと取れちゃうのも特徴です。
ちょっと触れただけで、葉が簡単に落ちちゃうものばかりですよね。
前置きが長くなりましたが、ここからがいよいよ本題です。
このグラプトペタルム属とエケベリア属の属間交配「グラプトベリア属」の中に「ティチュバンス錦」が紹介されてたんです。
説明文には、「ティチュバンス錦は、白牡丹の斑入り種」と書かれてました。(画像内の赤線部分)
これにoyageeは、「????」ってなってしまったんです。
「白牡丹の斑入り種は、白牡丹錦じゃあないの?」って…
「白牡丹は、白牡丹でしょ? 白牡丹錦はその斑入りなんでは?」って…
「白牡丹錦とティチュバンス錦って、元は同じもの? いや、根本的に違うものでしょ?」って…
ちょうどあるんですよ、白牡丹錦と思われる苗と、ティチュバンス錦と思われる苗がほぼ同じ場所に…
まず、こっち。
これは白牡丹錦だと思って育ててる苗です。
白牡丹錦として購入しましたが、白牡丹錦だと100%断言はできません。
でも、ネットとかで調べたら、これは「白牡丹錦」でほぼ間違えはないと思います。
どうして、これが白牡丹錦と言えるのか?
それは、斑のないただの「白牡丹」と葉の形状が同じだからです。
斑がない、ただの「白牡丹」がこれです。
これは、一昨年買ってから、一度も植え替えてません。
ほぼ放置状態の白牡丹です。
幹が段々と木立化してきており、高さは10センチほど。
葉ポロ現象もなく丈夫に育ってますが、傾いたまま斜めに育ってしまってます。
写真ではピンボケですが、白いネームプレートに「白牡丹」と書いてるんです。
この白牡丹、購入時からすでに名札がついてました。
これまで一度も名札を外してないし、付け替えてもいません。
生産者や販売店が名札をつけ間違えてない限り、これは「白牡丹」と思っていいでしょう。
上記の2苗、斑があるかないかだけで、葉の形状や厚みはほぼ一緒ですよね?
ということで、最初の斑入りは、「白牡丹錦」と信じていいと思うんです。
次はこちら。
これは、ティチュバンス錦として購入した苗です。
名札がどこか行きましたが、買った当時に「ティチュバンス錦」とプレートがついてあり、胴切りした頭の部分なんです。
多肉本の説明文で、「白牡丹の斑入り品種が、ティチュバンス錦」ってことを信じれば、これは白牡丹の斑入り品種ってことになりますよね?
これ、白牡丹ですか???
ということは、さっきの白牡丹錦と同じもの?
いやいやいや… 明らかに違いますよね?
2つの苗を同じ場所に並べてみますよ。
明らかに違う!
素人目で見ても、全然違う!
多肉に全く興味ない人でも、この2つは全然違うものってわかりますよねぇ?
葉の形が違うし、厚さも、ぷっくり具合も、爪の部分も、全然違いますよね?
でも、多肉本によれば、これとこれは同じものになる?
この2つ、誰が見たって違うものでしょ、これは?
左側の苗が白牡丹錦なら、右側の苗は何の錦なんだ?
左が白牡丹錦で、右がティチュバンス錦でいいんですよね?
でも、多肉本だと、右側が白牡丹錦として紹介されてる…
ということは、多肉本が間違った情報を載せてる?
右側の苗が白牡丹錦なら、購入時に「ティチュバンス錦」と付いてた名札は生産者が出荷時に間違えたのか?
それとも、売ってた店が何かの拍子に間違って付け替えたのか?
はたまた、誰かが名札を故意にいたずらで付け替えたのか…?
右は、ティチュバンスの斑入り品種で、「ティチュバンス錦」ってことでいいんじゃあないです?
斑入りではない、ただの「ティチュバンス」っていう品種もあるんです。
ティチュバンスは、ティツバンス、ティチュヴァンス、チチュバンス…まあいろいろ呼ばれてますが、英語スペルは「Titubans」なので、カタカナ表記にすれば、いろんな書き方があるので間違えではないでしょう…
その斑入り品種が、「ティチュバンス錦」
別名は、「アプリコット美人」
斑入り品種を「アプリコット美人」と呼んでるのか、斑入りではないものを「アプリコット美人」って呼び、斑入り品種だから「錦」がついて、「アプリコット美人錦」と呼ぶのか?
その辺のところは、よくわかりません…
書いてて、自分でも何が何だか分からなくなってきました…
「アプリコット美人」は、「あんず美人」とも呼んだりもします。
「あんず」を漢字で表記すると、「杏」なのか、「杏子」なのか?
杏美人? 杏子美人?
杏美人錦? 杏子美人錦?
もう訳が分からなくなってきました…
一つだけ言えることは、アプリコットの漢字は、「杏」の方にしてほしい。
だから、「杏美人錦」
あんずを、「杏子」と表記されると、どうもバービーボーイズの杏子さんを連想してしまうんですよ。
杏子さん、知りません?
昔、バンドで、ハスキーボイスで姉御肌のかっこいいボーカルのお姉さんがいたんです。
バービーボーイズは解散したけど、また再結成してるみたいだから、まだいるんですよね?
「杏子美人錦」と表記されるたびに、「負けるもんか、負けるもんか~♪」っ歌ってしまいそうです。
知りません? 「負けるもんか」?
じゃ、「女ぎつね on the Run」は?
知らない???
「もォ、やだ!」は?
これも知らない? ほんとに? もぉ、やだ!
あんずを、「杏」と一文字でと表記されると、これはこれで違う人を連想してします?
最近、離婚しましたもんね…
きっと、「もォ、やだ!」って離婚意思を固め、3人の子育てにも「負けるもんか」って歩み始めたと思いますよ。
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で、今日の本題はなんでしたっけ?
白牡丹の斑入り品種が「白牡丹錦」で、ティシュバンスの斑入り品種は「ティチュバンス錦」ですよね?
またの名を「アプリコット美人錦」、漢字では「杏美人錦」と表記してください。
「あんずびじんにしき」を「杏子美人錦」と表記するのだけは、お願いですからやめてください。「あんずびじん」とは読まずに、「きょうこびじん」と読んでしまうから…
…ってことでよろしいでしょうか?