男の箱庭シリーズvol.14|「春は多肉フェスティバル! さあ出かけよう、タニクテンボスへ!?」 え?ハウスじゃあないの???【oyageeの植物観察日記】

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またブログ更新が滞ってしまって、久しぶりの更新になってしまいました。

更新に重要なインターネットの方は、やっと快適にネットができる状態になったんです。

NTTのカスタマーサポートセンターに電話して、業者さんに来てもらいました。

そしたら、「一応自宅のパソコンまでは通信の信号はきてるみたいなんですけど、すごい不安定な状態ですね…」みたいなことを言われました。

で、いろいろ調べてもらったら、電柱のインターネットの線から自宅への引き込み線の接続が、繋がったり切れたりしてたらしいんです。

接続部分が昔のつなぎ方らしくて、線の断面と断面を密着させて繋いでるらしいんですね。

NTTのインターネットに加入して9年ほど経ってるから劣化もあるし、寒くなると線が縮んで、接続部分が離れてしまい、ネットにうまく接続できなかったらしいんです。

そう言えば、冷え込みが激しい夜とかに接続ができない日が多かったような気がします。

接続をやり直してもらったんで、今はネット接続も切れることなく快調です。

いろいろと更新したいことが山ほどありますが、本日はまた寄せ植えネタになります。

男の箱庭シリーズ、第14弾!

実はこれ、クリスマスの時に作りたかった寄せ植えなんです。

去年のクリスマスは、クリスマス用の寄せ植えやリースを3~4個作りたいな~って考えてました。

が、結局作ったのは大きめのリースとハイジに出てくるアルムおんじの山小屋風の寄せ植えの2つだけでした。

【22.12.09のブログより】

【22.12.24のブログより】

今日紹介する寄せ植えも、本当はクリスマスに作りたかった寄せ植えの1つなんです。

実は、これが2022年のクリスマスのメイン寄せ植えのはずでした。

この寄せ植えの上にミニチュア人形を飾り、毎年恒例のクリスマスパーティーをする予定だったんですよ。

しかし、時間がなくて間に合わず…

仕方ないんで、今回「多肉寄せ植え spring ver.」としてご紹介します。

制作に取り掛かったのは、2月の終わりぐらいでした。

一抱えある大きな鉢を基地に隣に住む、関西からの移住者さんからいただきまして、そこにいつも通りの割れた鉢を組みわせてエリアをいくつか作ってみました。

これが、2月28日時点での、製作途中の寄せ植えです。

この後、あーでもない、こーでもない、ああしよう、こうした方がいいかな…といろいろと試行錯誤して、本日ついに完成しました。

こちらが、ほぼ95%完成した多肉寄せ植えになります。

いつもの男の箱庭シリーズの寄せ植えと比べたら、ちょっと寂しい?

貧弱???

今回はセダムを多めに植えてますが、茎をカットして挿してるだけなのでまだ根付いてなく、全然蔓延ってもないんで、ちょっとばかり寂しいかもしれませんね。

こんな寂しい寄せ植えですが、一応これでもテーマがあるんですよ。

「春はチューリップ祭り! さあ、出かけよう、ハウステンボスへ!」

ハウステンボスの宣伝文句???

長崎にあるハウステンボス、これまで何回か行ったことあるんですけど、あまりいい思い出はないんです。

まず、最初に行ったのは、1990年代前半。

グランドオープンして間もない頃でした。

あの超世界的スーパースターのジャネット・ジャクソンがハウステンボスでコンサートをやるって言うので、チケットを買って行ったんです。

日中の野外ライブでした。

午後3時か4時ぐらいの夕方からの開演で、すごく天気が良かったのを思い出します。

そしたら、開演時間になってもなかなか始まらない…

結局、1時間ぐらい待たされて、やっとジャネットがステージに登場…

そのジャネット、スタッフジャンバーみたいな地味な衣装で出てきて、1曲だけ歌って、すぐにステージを降りちゃったんです。

おとなしめの曲をバンドメンバーエリアのひな壇のような台のところに座ったまま歌っただけで、すぐにステージ上からいなくなったんですよ?

「えーー? どうした??? 何があったの??? ジャネットー! カンバックー! ステージに戻って、歌ってーーー! ねえ、かっこいいダンスを踊ってよーーー!!!」

するとスピーカーから、「本日、ジャネットジャクソンの体調がすぐれないため、本日のコンサートはこれで終了とさせていただきます。ありがとうございました」みたいなアナウンスが流れたんですよ。

えーーー? まじーぃ???

1曲だけですよ? たった1曲で終わりなんですよ??? ありえます???

ステージに登場したジャネットはコンサート衣装ではなく、真っ黒のスタッフジャンバーで歌い、それも座って… しかも、たった1曲だけ歌っただけで捌けたんです… これでコンサートは終わったんですよ?

ありえないでしょ?

観客全員が、「えーーー!? なんでーーー?」状態ですよ。

しかし、コンサート代金の返金は一切ナシ!

ありえます?  あり…えないでしょ???

今だと、ネットで大炎上もんですよ、ねぇ?

主催者から言えば、「たった1曲だけでもあのジャネットの歌を生で聞いたでしょ? 聞きましたよね? だから、返金はしません! 1曲でもコンサートをやったことになるんだから、返金も払い戻しも一切しませんので!」ってことでしょうか?

あの当時はインターネットが一般的に普及してなかった時代ですから、問題にはならなかったけど、今だと大騒ぎで、大炎上し、大ブーイングもんですよね???

チケット代金だって、ジャネットのコンサート代金に、プラス、ハウステンボスの入場料も込みだったから、あの当時ではえらく高かったような気がします。

1万数千円ぐらいの大金を払ったと思いますけど?

それに旅費交通費だって使って行ったんだし、ハウステンボスにはがっかりさせられました。

初めて外タレさんを間近で見る生のコンサートだったのに…

来日した大物洋楽アーティストの生コンサートやライブを行くのは、後にも先にもこの時のジャネットだけなんですから…

ハウステンボスとジャネットには、ホントがっかりです。

だけど、ジャネットもハウステンボスも大好きですよ、今だって!

2回目に行ったのは、2005年の3月20日でした。

この日は日曜日で、しかも「春分の日」

翌日の月曜日が振替休日になり、連休だったんでハウステンボスへ遊びに行ったようなことを覚えています。

この日ハウステンボスに入園して、海辺に近い場所を歩いてたんです。

すると、グラッ!ときて、そしてすぐにグラグラグラーーーーッッッ!

地震? 地震だーーーーー!!!!

この地震、2005年3月20日に起きた、福岡でとても大きな被害が出た「福岡西方沖地震」だったんです!

福岡と長崎は結構近いんで、ハウステンボスも結構揺れました。

「地面が波打つー! 建物がゆらゆら揺れてるー! 津波、来ない??? 揺れすぎて、酔うーーー!」

現在は地震活動期で、大きな地震があちこちであって、ここも結構頻繁に揺れたりするんで、地震の身構えがある程度備わってるから、そこまでビビってないんです。(と言いながらも、やっぱりグラッときたらビビりますけどね)

しかし、あの当時は大きな地震があまりなかった頃だし、大地震の経験もほぼなかった年齢でしたので、あそこまで揺れたのはめちゃ怖かった…ことを記憶してるんです。

地震後もまだハウステンボスの園内にいましたが、何をしたかはほとんど記憶にありません。

建物の中に入るのが怖かったんで、屋内アトラクションには一切乗ってなかったと思います。

そんないい思い出がないハウステンボスをイメージしながら寄せ植えを作りました。

いい思い出がないけど、好きですよ、ハウステンボスは…

機会があれば、また行きたいと思っていますけど。

これがハウステンボスです!

どこがハウステンボスをイメージしてるの?

どう見ても、これはハウステンボスでしょ?

ハウステンボス以外の何ものでもない!…でしょ?

多肉がたくさん植わってるから、ここはハウステンボスならぬ、「タニクテンボス」です!

ハウステンボスの多肉バージョン「タニクテンボス」に、段々と見えてきましたでしょ?

看板だって、「HUIS TEN BOSCH」が「TANIKU TEN BOSCH」になってるじゃあないですか。

これ、自作です。

この白いボードは、セリアで売ってる100円のウッドガーデンフェンスです。

真っ白だったんで、角や隅っこを塗料でちょっと汚して、オリジナルのステンシルをカットして、看板風に仕上げました。

今回は丸文字風の英字にしたんで、カットにちょっと苦労したんですけど、手作業でカットした割には出来はいい方ではないでしょうか?

ここからは、タニクテンボスのエリアごとにご紹介していきます。

手前の右側は、「リトルミッシーの丘」です。

リトルミッシーは植え込んだばかりなので、あまり群れてません。

その回りには運河があり、水が流れてます。

この水色の部分は、水なんですよ、水!

水を表現してるんですけど、わかってもらえますか?

以前、多肉と小物を使ってミニチュア風の小さな寄せ植えを作って、そこに白いカラーサンドで「道」を表現したんですよ。

しかし、ジオラマとかミニチュアに興味ない人は白い小路を「道」だとわかってくれずに、「なんでここだけ固まる土を使ってるの?」って言われたことがあるんです。

「それ、固まる土じゃあないんですよ、道ですよ、道! 道路! ストリートなの!!! どうしてわかってくれないのかなぁ?」

今回は水色のカラーサンドを使って「運河」を表現したんですけど、やっぱりわかってくれない人のために、ヨットを置いてみました。

これで「運河」とわかってくれないんだったら、もう知りません!

好きに想像してください…

この水は、どこから流れてきてるのか?

泉でもあるの?

湧き水?

これ、ウォーターサーバーから流れてる水です。

もとい、ウォーターリリーから流れ出してる水なんです。

橋の奥にエケベリアの苗が1つだけ…

これがウォーターリリー。

このウォーターリリーからドバドバ水が流れ出して、タニクテンボスの運河が形成されてるんです。

すごいですよね、ウォーターリリー…

運河の手前には、小さめのセダムのダシフィルムと斑入りのタイトゴメが植わってますが、植え込んだばっかりで全然茂っていないので、今日はまだ紹介いたしません。

手前左側に行きましょう。

ここは4つのエリアに区切って、それぞれ小さめの多肉を植えてます。

さて、ここで問題です。

この4つの中で、仲間外れはどれでしょう?

一番右のピンク色がロゼット状の苗がエケベリアっぽいから、一番右!

ブブッ! 不正解です。

じゃ、一番左がエケベリアのようだから、一番左!

ブブッ! これも不正解です。

正解は、左から二番目のエリア。

左から、「スプリングワンダー」「子持ちレンゲ錦」「ミモザ」「プロリフェラ」です。

子持ち蓮華だけはオロスタキス属で、他はセダム属です。

一番右のロゼット状のプロリフェラも、なんとセダム属なんですよね… 意外ですよね。

手前には、自作の真っ白の柵があります。

これ、流木なんです。

基地前には川が流れてて、今は雨がほとんど降らない時期で水が干上がっており、ほとんど流れてないんで、流木集めに精を出してるんです。

細めの流木をボンドで止めて、土に押し込んだんですが…

強く押し込み過ぎたせいか、真ん中の枝のボンドが外れてしまいました。

ここのエリアは、ロゼット状の多肉をびっしり植えて混んでます。

ほぼ普及種ばかりですが…

ちょっと珍しいものは、七福神、マディバ、デントラチェム…ぐらいでしょうか。

その上段のエリアはミニチュアハウスを飾り、セダムの黄金細葉万年草を植えてますけど、これもまだ植え込んだばかりで全然蔓延ってないんで、詳しくはご紹介しません。

このエリアの右側は勾配が緩い階段になってまして4つのエリアがあり、そのエリアにそれぞれ違うセダムを植え込んでます。

セダムって、根が張り始めて蔓延りだすときれいなんですけど、植え込んだ時は見栄えが良くないんで、本日のご紹介はなしです。

一番最上階のエリアだけはサボテンを植え込んで「サボテンパーク」になってます。

3つの品種の違うサボテンと、奥には硬葉ハオルチアの「十二の巻」と、その斑入り品種の「白蝶」を植えてるんです。

十二の巻はサボテン?

多肉に興味ない人が見れば、こういう尖った葉の多肉を見ると、必ず「これ、サボテンね!」って言うんですよね…

多肉だとわかれば、すべてサボテンと一緒にするんです。

十二の巻はサボテンじゃあないんですけどね…

鉢の一番奥は、ヨーロッパの街並みがあります。

ここまできたら、もうハウステンボス以外の何ものでもないでしょ?

ここはもう、「正真正銘のハウステンボス」です。

違った… ここは「正真正銘のタニクテンボス」です!

手前に、ダイソーで買ったミニチュア用の人工木を植えてますが、全然目立ちません…

ヨーロッパの街並みを再現したかったのですが、これはちょっと失敗しました…

ヨーロッパ風の外灯もあるんで、どう見てもここはハウステンボスでしょ?

外灯が、3階建ての建物の2倍以上あるって、ありえます???

「どれだけ照らすのよ???」…って言いたくなりません?

これ、基地内で売ってる雑貨なんですけど、売れないからここで使います。

というのが、1年ぐらい前にある女性が来店しまして、「雑貨も扱ってくれればいいのに… かわいいガーデン雑貨が欲しいわぁ」って言われたことがありました。

「雑貨を置いても、売れないんだけどなぁ…」と思いながらも、「わかりました!」って返事をしたんです。

すぐに、こういうかわいい系のガーデン雑貨を仕入れましたんです。

そしたら、その女性はその後一度もご来店したことはありません。

言われてから1年以上経つけど、全くいらしたことがありません。

大赤字です… もぉ…

仕入れって、1個や2個じゃあ仕入れできず、10個とかダースごととか、まとめて仕入れないといけないんですよね…

大量に余った仕入れ品、どうすればいいんですか???

だから、こういう時に使います。

誰か買ってください…

今回の箱庭シリーズのメインエリアが、ここなんです。

水車があります。

ハウステンボスと言えば、水車… もうこれで正真正銘のハウステンボスですよね、ここは!

これも仕入れた雑貨です。

この水車の雑貨も、大量に余っております…

どうしましょ???

手前の白い柵は、手作りです。

セリアで、小袋に入った白くペイントした小枝が売ってますよね。

森永のチョコレート「小枝」のホワイトバージョンのようなやつです。

同じ太さの小枝数本を、某大物俳優さんのネジネジネクタイ風に細い白ワイヤーでネジネジして繋げてるだけなんです。

すでに白くペイントしてるから色を塗らなくてもいいし、ワイヤー1本だけで簡単にできるし、工具もワイヤーを必要分の長さに切るだけであとはいらないし、寄せ植え内のちょっとした区切りや仕切りにはもってこいのフェンスですよ、これは。

その手前に、今回の箱庭の一番ご紹介したいエリアがあるんです。

「春と言えば、チューリップ!」

「ハウステンボスと言えば、チューリップ!」

今回の箱庭シリーズでも、チューリップは欠かせません。

チューリップがなければ、春は来ない!? ハウステンボスでもない!?

ある多肉苗を使って、チューリップ畑を再現してみました。

赤、オレンジ、黄色に色づいた多肉… これ、セダムのベッラデインヴェルノという品種。

このセダムは、ここのブログにも何度か登場してますよね。

舌を噛みそうな名前は、未だに覚えられずにいますけど…

このベッラデインヴェルノの紅葉が、今が一番きれいなんです。

このベッラデインヴェルノ、特に「斑入り」とか「錦」だというわけではありません。

ただ、成長点の新芽部分がカラフルに色づくんですよね…

どうしてここまできれいに色づくのかはわかりません。

植え込んでたり置いてる場所で、色が全然違うんですよ。

土の水分量や肥料の具合、あと日照時間や日々の寒暖差とかで、黄色やオレンジやピンクや赤など、色づきが変わってくるんでしょうか?

基地前に花壇に植え込んでるベッラデインヴェルノは、黄色やオレンジのやや薄い系統の色が多いんです。

しかし、家の回りのベッラデインヴェルノは、赤や深紅色の濃い色が多い。

何が違うんでしょうね…

この解明はまたにして…

数か所から集めたベッラデインヴェルノをランダムに植え込んだら…

水車小屋と赤や黄色のベッラデインヴェルノがチューリップのように見えて、ハウステンボスを旅行してる気分になりません?

これ見て、まだハウステンボスじゃあないとは言わせませんからね!?

ディズニーランドに見える? これ、ユニバーサルスタジオじゃあないの?

いやいや、100人中100人が「ハウステンボス!」と答えると思いますけど?

どうでしょ???

ドローンを飛ばして、もう一度上空からタニクテンボスを眺めてみましょう。

さあ! 「春は多肉フェスティバル! さあ出かけよう、タニクテンボスへ!?」

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春のハウステンボスには行きたいけど、タニクテンボスには行きたくない?

そんなこと言わんといてーーー!

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