セダムの「虹の花」ってご存知でしょうか?
虹の玉ではなくて、虹の花…
あまり聞かない品種ですよね?
その虹の花をお迎えしました!
多肉愛好家は、「買った」とか「入手した」とか言っちゃあいけないんです。
そして、多肉とか品種名を呼び捨てにしちゃあいけないくて、「ちゃん」付けしないといけなかったんでした。
「多肉ちゃんをお迎えした」ですよ。
「この前、虹の花ちゃんをお迎えしましたぁ!」
おっさんがこんな言い方したら気持ち悪いですって???
これが虹の花です。
以前は多肉を1苗ごとポリポットに植えてましたが、今は育苗箱にまとめて植えてます。
というのが、ポリポットだとどうも育ちが悪いし、うまく根が張れずに夏場とかに枯れることが多いんです。
しっかり根が張れてれば、寒い冬も暑い夏も越せる気がするんで、今はほとんどの苗を育苗箱に直接植えてしっかり根を張らせてます。
育苗箱の苗も、枯れる時は枯れますけどね。
虹の花の見た目は、虹の玉そのまんま。
皆さんご存知の「虹の玉」は、こんな感じですよね。
これは、去年春に作った、子供用一輪車(ネコ)に多肉を寄せ植えした通称「ミニタニックカー」に植わってる虹の玉です。
ミニタニックカーは最近までほとんど水をやってなかったし、避難なし不織布シートもなしの防寒対策は一切してなく、超過酷な冬を乗り越えたんで、今は虹の玉が真っ赤に色づいてますよね。
こちらは、プランターに植わってる虹の玉です。
こちらも避難はさせてなかったんですが、日差しをあまり浴びてなかったせいで、若干色づきが悪く、葉の内部に緑色の部分が多いです。
こちらは別の育苗箱に植えてる虹の玉です。
この育苗箱に植えてる他の苗が小さかったんで、朝晩は育苗箱ごと不織布シートなどで防寒対策をし、極寒の寒い日は完全に寒さをしのげる場所へ避難させてました。
また日差しをほとんど浴びてない育苗箱だから、虹の玉の紅葉がよくありません。
てかてかの真っ赤な虹の玉を見てるせいか、えんじ色の虹の玉ってどうも汚く見えて、好きになれません。
いろんな色をした虹の玉がありますが、本日紹介する「虹の花」はピンク色なんです。
白い部分があるってことは、斑入りですよね?
名前も、「虹の玉」と「虹の花」で1文字違うだけだし、ということは「虹の玉の斑入り品種が、虹の花」ってことでよろしいんでしょうか?
しかし、待ってください。
虹の玉の斑入り品種は、「オーロラ」があるじゃあないですか…
オーロラの存在は???
どの多肉本やネットでも、「オーロラは、虹の玉の斑入り品種」って書かれてますよね?
オーロラはこれです。
このオーロラがある育苗箱も、冬の間はあまり日光浴をさせてなかったんで、どれも色づきが悪くて青ざめたような色してますけど、左端一列の苗がオーロラです。
葉の表面に筋が入って、紅葉すると真っ赤ではなく濃いめのピンク色になるんです。
じゃ、先ほどの虹の花は、「虹の玉の全斑」ってことでよろしいでしょうか?
しかし、待ってください!
よく見てみたら、虹の花の斑が消えかかってます!!!
お迎えした時は先端がピンク色で、ホントきれいだったんです。
しかし、新しく出てきてる葉は、緑色ばかり…
これは、先祖返りしてるんでしょうか?
植物で先祖返りって言うのは、斑が消えて元の本来の姿に戻ること。
斑入りって言うのは、突然変異とかDNAのなんちゃらかんちゃらで起こる、稀で特殊なものだから、それを持続するのは難しく、元の姿に戻ることが多いんです。
きれいな斑入り品種の観葉植物… 例えば、希少で人気の斑入りモンステラや斑入りクワズイモとかも、育てていくうちにだんだんと斑の部分が少なくなり、ついには緑色の葉ばかりになった…とかありますし、斑入りのアイビーだって、斑が少なくなってる、ぼやけてるって言うことがよくあります。
また多肉植物も、覆輪斑のきれいな女雛錦の葉を葉挿しをしても、覆輪斑の女雛錦Babyが生まれるのは稀…
ほとんどが斑抜けとか、ちょっとだけ斑が混じるとか、あとは全斑になるとかで、きれいな女雛錦は生まれません。
斑入りの植物は、本来の姿に戻る「先祖返り」をすることが多いんです。
話を虹の花に戻しますが、葉挿しでもないし、脇芽から出てる葉でもないのに、突然ピンク色から緑色に戻ってるっていうのも、先祖返りなのでしょうか?
葉挿しの芽でも脇芽でもないのに、突然斑が消えて緑の葉に戻るって言うのも、おかしくありません?
それも、1つじゃあなくて、全部の苗の成長点部分が戻ってるんです。
これって、もしかして、もしかすると、あれ????
話はまた逸れますが、先日基地に若い女性が来たんです。
最近、多肉植物はまってしまったようで、よく来店してくれる女性です。
その時にある多肉植物の話をしました。
ここでは、どの属性のなんていう品種名かはまだ伏せておきます。
これには段階があって、あるブログを書くまでは名前を言えないんです。
近々更新します、多分…
多肉に詳しい人なら、だいたい想像できると思いますが…
その植物の話になって、女性が「ホームセンターで〇〇を売ってたんですよ。」って言うんです。
「あ、それ、先がピンク色に紅葉してるやつでしょ? きれいだよね~」って答えると、その女性が「あのピンク色って、色を付けてるって知ってました?」って言うんです。
oyageeが、「なに、それ? どういうこと?」って聞き直すと、「あれって、色素を抜いて、薬を入れて色を付けてるんですって」って言うんです。
「え? 何?何?何? どういうこと??? 意味わかんないんだけど…」
「葉の緑の色を抜いてて、ピンク色になる薬なのかなぁ… そのような薬を注入して色をわざと付けてるみたいです。 私もよくわかないんですけど、そのようなことを書いてました」って女性が言うんです。
「書いてたって、何に?」
「インターネットのどこかのサイトに… あくまでも噂のようですけどね…」
「あれって、紅葉とかではなくて、人工的にワザと色を付けてたってこと???」
「(IKKOさん風に)は、つ、み、み~~~」
「そんなことあるの? 全然知らなかった…」
そういう話をしたんですよ。
多肉が色が変わったり紅葉したりするのは、季節とか光とかの自然現象の影響を受けて色が変化するものとばかりと思ったけど、人の手が入って人工的に色を付けてる多肉もあるんですね…
これ聞いて、ちょっとばかりショックでした…
確かに桃色のきれいなピンク色はきれいですけど、あれが人工的に付けられた色だと思ったら、育てる楽しみもなんだか半減しません?
「この色、きれいだけど、所詮薬の色なんだね」って…
なんか、ショックというか、がっかりと言うか…
そして、また本日の「虹の花」の話に戻りますが、これってもしかして色を抜いて、ピンク色にわざと色を付けてるんでは???
そう思えてきました…
虹の花のピンク色が、女性と話した時に出てきた多肉の〇〇のピンク色と似てるんです… ほぼおんなじなんです。
ピンクの色がきれいすぎて、なんだか不自然な色に思えてきました。
自然の色って言うよりは、人工的な色のように見えてきました。
着色料がたっぷり入ったお菓子のような…
この虹の花のピンク色も、もしかして薬で色づけされたピンクなの?
そして、お迎えした時は先っぽまでピンク色ですごくきれいな新種のようだったけど、日時に経過したら、色を付けてないところが成長してきて、緑の葉の部分が目立ち始めて先祖返りのようになった…
これって、虹の玉の色素を抜き、薬を注入してピンク色に色づいてただけなんでしょうか???
真相はわかりません…
最初にこの多肉を「虹の花」って命名した人に聞いてみないと…
もしかして、どこかの国で発見された正真正銘の新種なのかかもしれないし、交配で作られた新種なのか、人工的に生み出された種なのかは、今のところ謎です…
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このまま育てたら、またピンク色の葉は出てくるんでしょうか?
このままの状態だと、虹の玉を育ててるのとおんなじじゃないの?
それは困ります… 普通の虹の玉だったら、あちこちに腐るほどあるんですけど???