春は、元気な草系セダムの寄せ植えを! ただし、大事件勃発!? 気を付けないと、表層雪崩を起こします!【oyageeの植物観察日記】

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本日は、裏の畑に行ってみます。

ここの一角にあるのは…

そう、去年のクリスマス時期に作った、お手軽クリスマスリース。

作った時はこんな感じでした。

【20.12.01のブログより】

リース枠よりポリポットがやや低かったんです。

手っ取り早く作るため、底に新聞紙を丸めて敷き詰めて上げ底にし、そこに草系セダムをはめ込んだだけの簡単リースでした。

手の届かない場所に置いてるので、手前に持ち出してみますよ。

元気がいいでしょ?

そして、きれいでしょ?

特にきれいなのが、黄金マルバマンネングサ。

ただいま、淡いレモン色になって、めちゃきれいです。

草系セダムのほとんどが、冬の寒さで弱ったり、瀕死状態でも、完全に枯れてなければ、残った茎や土の中の茎から新芽が吹いて、元通りになるんです。

完全にやられたら復活はしませんが、うちの草系セダムのほとんどは、冬に霜が降りても、土の表面が凍っても、忘れもしない1月上旬のあの大寒波の積雪だって耐えてくれ、春には復活してくれました。

リース型リングの片面はこんな感じになってきてるんです。

逆サイドはと言うと…

セダムが歯抜けになってます!

それは、アロエのおやっさんの「セダムの寄せ植えを作ってくれ」という依頼で、いくつかのセダムを使ってしまったので、抜けてしまってるんですよね…

クリスマスの時期ではないですが、ここまできれいに育ってきてるんだし、草系セダムだけで春の寄せ植えリースを作ってみましょうよ。

下に敷いてた新聞紙を取り除きます。

今回は、沈み込まないように、粗めの石を使います。ボラ土の中粒サイズです。

だけど、このままは使いません。

余計な泥や砂を洗い流すんです。

何故か?

これが結構厄介者で、底穴に詰まったりして、水はけが悪くなったりするんですよ。

今回のリースだとヤシガラの隙間に詰まって悪さをしますので、下準備として水道水で洗い流しておくんです。

ほら、コーヒー牛乳のような汚れた水が、ドバドバ流れ出てます。

新聞を取り払ったら、洗ったボラ土を下に敷き詰めて…

あとは、きれいに色づいてるセダムを植え込んでいきますよ。

植え込むんではありませんでした… はめ込んでいきます。

足りない分は、他のところから持ってきて…

他のところの草系セダムも、わんさか茂って、色とりどりで今が見頃なんです。

完成です!

どうでしょ?

クリスマスの時期に作ったのとは、比べ物にならないほど色づいてますよね。

草系セダムは、今が旬! 今が見頃! 今がオススメの多肉植物です!

ただ、使った苗には子持ちレンゲ錦が2ポット入ってますので、全部がセダム属の草系セダムではありません。

子持ちレンゲ錦は、別の属性の「オロスタキス属」ですね。

このリースを、植物情報発信基地に持っていきます。

基地はまだまだ未完成なんですが、すでにオープンさせてるんです。

田舎だから、「あそこ、お店を始めるらしいよ…」「何やるのかしら?」「植物を売るみたいよ」みたいな噂が広まっちゃって、結構人が偵察に来るんですよ。

「まだやってないんです。まだ作ってる段階で…」っていちいち断るのが面倒くさくなって、オープンさせて、「まだ作っる途中なんですけど、良かったら中でもご覧になってください」ってことにしてます。

だけど、皆さんが考えてるような、一般的なお店ではないんですよ。

ガンガン売るつもりはないし、そこまで売れるほど商品(植物)もないし、育ててる植物を展示してるだけっていう店内です。

だから、あくまでも基地… 植物の情報を発信する秘密基地なんです。

その基地の入口にでも飾っておこうかと、持っていきました。

いい場所ないかなぁ…と探し、「ここだ!」と決めた場所に斜めに立てかけようとしたら…

ぎょへーーーーーー!

転げ落ちたーーーー!!!

ちょうどポケットにスマホを入れておいたんで、落とした直後を撮影。

セダムは転げ落ち、下に敷き詰めてた石もリース枠から飛び出てます!!!

最悪です…

下に敷いた石が、どうも緩くてずれちゃうみたいなんですよね…

表層まで土をしっかり入れて、押さえつけてたら、下の石がずれることなかったんでしょうが、上はポリポットを置いただけでぐらつくし、ポットとポットの間に隙間があるから、下の石がその隙間に入り込んだりして、底に敷き詰めた石全体が動いちゃうみたいなんです。

車に積む時、そして下ろす時は両手に抱え水平を保ってましたが、立てかけようとして斜めにした瞬間、表層雪崩のようにポットも石もばらばらと零れ落ちてしまったというわけです…

マジシャンでも超能力者でもないんだから、何も固定しないものを垂直にしたら、転げ落ちるってもん、小学生でもわかりますよねぇ…

石を拾い集め、再び、ポットはめ込んで…

さっきと配置が違うけど、まあいいでしょう…

ここに飾ることにしました。

傾斜は45度… 50度ぐらい… 60度が限度でしょうか…

これ以上傾けたら、さっきのようにばらばらと零れ落ち、リースは崩壊しますので、お勧めしません。

セダムのリースを作る時は、土にしっかり植え込みましょう。

じゃないと、地滑りして、表層雪崩が起きます!

さっきも申しましたが、基地はオープンはさせてるんですね。

このリースをここに飾った後に、来客者がいました。

いとこのお嫁さんとそのご一行です。

いとこのお嫁さんと言うのは、この空き家の持ち主のお嫁さんです。

ここで植物を監理したり売ったりすることは、すでに知ってる人です。

そしてその人は、2年前にブツブツセダムが気に入ってお持ち帰りになった、田舎マダム2人組を連れてきた人でもあるんです。

今回また田舎マダムを3名もつれてお越しになりましたが、前回の方とは違う方達のようですね…

いとこのお嫁さんは、交友関係が広い方のようです…

リメ缶に植え込んだ寄せ植えを買っていただきました…ありがとうございます。

会計を済ませて、お店を出たマダムたち…

oyageeは基地内でいろいろと作業をしてたんですね。

すると、外からまだ声が聞こえるんですよ…

「こっちがきれいかも?」「これがいいね…」「これにしたらよかったんじゃあない?」「これの方がよかったね…」ってさっき選んだリメ缶の寄せ植えと、売れ残ってる寄せ植えを比較して、あーだこーだ言ってるんですよ。

マダム様たち… もうお帰りになったのかと思ったら、まだ品定め?

買った後って、どうしても別の方がよく見えてきちゃうんですよね…

諦めのお悪いマダム様たちでございます…

2分、3分、4分と話し声が聞こえてた後、突然、「いやぁぁぁ~~~!!!!」って悲鳴が聞こえたんです。

何、何、何事?????

田舎の山々に、女子高生でもないのに、女子高生みたいな甲高い叫び声がこだまするかのような、大きな悲鳴でした。

その後、他のマダム様たちも、「どうしよ、どうしよ」「あららら…」「いけないことしちゃったねぇ…」て声が聞こえてきます。

どうせ、リメ缶寄せ植えを倒したか、落としたりでもしたんじゃあない?

リメ缶で作った寄せ植えも、高さがいろいろあり、ホールトマト缶などの高めの缶はバランスが悪いし、そこに大きめの多肉を植えてたりしたら、重心が上になり、倒れやすいんですよ。

大丈夫、大丈夫、どうせ普及種ばかり植え込んだ寄せ植えだし、倒れて葉が1枚2枚取れたって、全然問題ありませんから…

「どうしましたぁ? いいですよ、全然…」と言いながら、建物を出て田舎マダムの元へ行ったら…

さっきのセダムのリースがバラバラに…

ぎゃーーーーーーーーーーーー!

やってもぉーてるぅーー!!!!!

田舎マダムのおばさまひとりが、そばにあったセダムのリースがきれいだったんで、「これ、値札がないわ… いくらかしら? 値札、どこかに貼ってないの? どこについてるのよ? 底? 裏側?」ってひょいっと持ち上げたらしいのです。

ポットと石がギリギリ零れ落ちないかぐらいの傾斜60度で立てかけてたリースを、垂直に持ち上げたら、もうおわかりですよね…

零れるに、決まってるじゃあないですか…

oyageeと同じこと、やらかしましたね…

リース枠に石を敷き詰めて、ポットをただはめ込むだけの寄せ植えは、非常に危険…

1日2回は、表層雪崩が起きますから。

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「寄せ植えを作る時は、面倒くさがらずに、土にしっかり植え込みましょう」

本日の教訓でした…

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