約半年ぶりに甥っ子が来てます。
会った初日から、魚にとりつかれたように「まず魚かな…」「うまい魚が食いてぇな」を連呼してるんです。
昨夜は、地元でとれた魚が食える居酒屋さんへ。
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本日も、何かといえば、「魚」「魚」「魚」…が口癖で、一緒にスーパーへ寄った時にまん丸に太ったカマスを買って帰りました。
そして、夜は駐車場でプチバーベキューです。
小さな七輪を囲んでやります。
しかし、目的は外でのバーベキューではなく、夕飯のおかずに魚を炭火で焼くことなんです。
やはり、焼き魚は炭火が焼いた方が断然おいしいですもんね。
甥っ子は、炭をおこすのに慣れてないのか、結構な時間がかかってます。
oyageeは、その間、外の観葉植物と多肉の水やりです。
こちらも結構な時間がかかるんです。
1時間ぐらいして様子を見にいくと、甥っ子はまだうちわでパタパタしています。
火がなかなかおきないようです。
魚はすでに準備しているんです。
カマスは、内臓をしっかりとって、調理済なんです。
さすが、魚屋でアルバイトしてただけあります。
そして、もう1つはカンパチのあらを買ってきてました。
あらって、刺身などで切り取った後の骨とその骨についた少量の身だけなんですけど、安いうえに結構いい出汁もとれるんですよね。
あらの味噌汁は魚のいいだしが出て大好きなんですよ。
今日は、このあらを焼いて食べます。
このあらを、甥っ子があれこれ説明してくれるんです。
かしら部分はこうやって、ここが半分になって切るんだとか、いろいろとうんちくをしゃべってくれてますが、oyageeは生粋の田舎育ちで、さらに甥っ子の倍以上は生きてるんだから、魚のあれこれしゃべられてもねぇ…
ふ~ん、ふ~んって聞いてましたが…
その後、甥っ子が「お皿、とってくる」と手に持ってたあらを置き、家に戻ったんです。
oyageeは、なかなか火がおきない七輪の中を覗いてたんです。
すると、誰かの視線を感じます…
誰かがジィーーっと見ています、こっちを…
誰?
誰かがこっちを見てるんです… そんな嫌な胸騒ぎがするんです…
ふと地面に目を向けてみると…
地面から目が! 目が! 目がぁぁぁーーーー!
誰かが見てるーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
こわ、こわ、こわ、こわ、こわ、こわ、こわ、こわ、こわ!
こわいって!!!!
魚です! 魚の目です!
こんな置き方をしたら、びっくりするじゃあないですか!!!
甥っ子、魚のうんちくをあれこれ説明してた時に、魚のあらの半分に割ったかしら部分を持ってたんですが、皿を取りに家へ戻った時に、この左右のかしらをきれいに並べていってるじゃあないですか!!!
魚をなんでこんな置き方をして立ち去るかなぁ?
なんで、人間がこっちを見てるような置き方をするのよ?
重ねておくとか、裏返しておくとかしてくれればいいのに、どうしてきれいに並べて置くの?
そして、自分はさっさと立ち去って、一人になったoyageeはこの光景を見た時、ビビったじゃんかよ!
この置き方は驚かそうと思って狙ってやったの?
それとも、偶然?
きっと、天然のところがあるから、偶然でしょうけど…
ホントに、冗談じゃあなくて、背筋が凍るほど怖いんですけど…
見れば見るほど、怖くなってきます…
これ、かわいい子供の顔と思えばいいんですよね?
余計に怖いです…
じゃ、お面と思えば怖くないですよね?
福岡のお土産で、にわか煎餅ってお面みたいな煎餅があるじゃあないですか…
あれと思えば、怖くないですよね?
リアルにわか煎餅ですか?
あまりにも生々しすぎて、怖さ倍増です…
「マー君(甥っ子の呼び名・仮名)、お願いだから、早く戻ってきて、早く焼いて…」
魚だけでは物足りないので、畑にあったナスとオクラも一緒に焼いてみることにしました。
ナスは焼きナスとして、オクラは焼きオクラにしてみます。
焼いたオクラなんて知らないけど、畑にはオクラが大量に育ってて、食べごろを逃したら、大きくなって、さらに硬くなって食べられないんですよね。
旬を過ぎかけてるオクラが大量にあるんで、どうにか処理したいので、焼きオクラとして食べてみます。
二人でつまみ食いをしたんですが、魚のあらは炭火で焼いた焼き立てがマジにうまい!
塩加減は抜群だし、炭火のほんのりした香ばしさが、食欲をそそります。
焼きオクラも、振りかけた塩のみで食べてみましたが、こちらも意外といけます。
oyageeは、観葉・多肉植物の場所に再び戻り、残ってる植物の水やりをしました。
そして、あたりが暗くなった頃にやっと観葉植物と多肉の水やりが終わり、一人で焼いてる甥っ子のところに戻ってみると、まだ焼いてるんです。
時間がかかり過ぎです。
炭をおこし始めたのが5時半ぐらいで、この時点で7時を回ってました。
あたりは完全に真っ暗です。
見ると、魚の骨しか残ってません。
「つまみ食い」という名目で、パクパク食った様子…
「それ、食べたら、他におかずがないんだけど?」
焼きが終わったのかと思いきや、カマスがまだ残ってます。
丸々太ったカマスだから、焼き上げるまでに結構な時間がかかりました。
カマスを食べられるまでに焼き上げたのは、午後8時を回ってました。
用意したりしてたら、夕飯は8時半です…
火をおこし始めてから夕飯までなんと3時間もかかってしまいました。
これだけではおかずが足りないので、急きょ、即席卵焼きを作ってみました。
味付けには、砂糖とめんつゆに、マヨネーズと薄口しょうゆを少々。
我が家の卵焼きは、結構甘めです。
確かに炭火で焼いた食材はどれもおいしいですね。
おいしいものは、時間をかけてじっくりと…
だけど、ちょっと時間がかかりすぎたでしょうか?
焼きオクラには、想定外のおいしさでした。
これまで茹でて食べることしかなかったんで、これはおススメです。
甥っ子は、おめめの回りまでしっかり食べてました。
そういえば、双子の姪っ子がまだ小学校低学年の時、夏休みに遊びに来て、魚のあらの煮つけが夕飯に出てきたら、「魚の目ん玉ー! 私のーー!」って二人で取り合いしてたのを思い出しますね。
弟一家は、魚の目ん玉が大好きな家族のようです…
あれ、10本近くあったオクラが食卓にないじゃん…?
「オクラは?」って聞くと、「焼いてる時に全部食べた」…
えーーー?
まだ焼いてる時につまみ食いで1本しか食べてないんだけど…?
あれを全部食った?
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何本かはoyageeさんに残しておくとか、夕飯に仲良く半分こして食べる…とかって考えはなかったのかな?
どこまでもマイペースな甥っ子です…