シェフレラ(カポック)の管理|育て方や特徴、増やし方、水やり、失敗しないコツをご紹介【oyageeの植物観察日記】

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 植物名 と 特徴

通称の「カポック」で呼ばれることが多いシェフレラ。しかし、こちらはウコギ科の植物でして、通称で呼ばれてる「カポック」は実在する別の植物なんです。

本当のカポックの木はパンヤ科の植物で、シェフレラとは全く別物なんですよ。

なので、シェフレラを「カポック」と呼ぶのは間違いなんですが、現在は通称で出回っていることが多い為、そのまま「カポック」になってしまってるみたいです

じゃあ、何故、「カポック」と言うようになったかというと、一説には、『昔、香港でシェフレラを買った商人が、パンヤ科のカポックと勘違いをしてしまい、そのまま「ホンコンカポック」の名前で売ってしまった為、その後はシェフレラではなく「カポック」と呼ぶようになってしまった…』とかって話があるようです。

自分が持ってる園芸本を確認したら、やはり「シェフレラ」という文字は一切なく、植物名に「カポック」と堂々と記されてました。間違いですね…

まだ昭和の時代ギリギリだった頃に買った古い本だから、仕方ないか… あの頃って、情報が曖昧で適当の時代でしたからねぇ。その適当さが好きでしたけど…(笑)

本来のカポックは、アメリカ・アフリカ原産の普通に実が取れる普通の樹木で、クッションなどに詰めるパンヤの繊維が取れる「パンヤノキ」という植物のことなんです。

さて、本来のシェフレラは、丸い形状で厚みのある葉っぱ、まるでヤツデをスマートにさせたような葉姿が特徴です。緑一色の葉もありますが、黄色と緑色の斑入り模様の葉っぱもよく見かけます。

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  • 英 名 : Dwarf schefflera
  • 学 名 : Schefflera arboricola
  • 科 名 : ウコギ 科
  • 属 名 : シェフレラ 属 (フカノキ属)
  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内 (日当たり) 日当たり 室内 (日当たり)
水分     乾かし気味 普通 毎日 普通 乾かし気味  
施肥           置き肥 (2か月に1回)      
植替         挿し木・取り木      

 置き場所

シェフレラは日陰と低温に強いと言われてますが、やはり日陰よりは日当たり、もしくは半日陰の明るい場所で育てた方が葉の色つやもよく、すぐには落葉しないと思います。

また、低温に強いと言いましても、寒さの厳しい地域では屋外に置いたまま越冬させるのは厳しいんではないかと思います。

我が家では、夏は外で直射日光に当ててる場所で管理し、冬でも外で越冬させてますが、ほとんどダメージがないです。

日焼けしたところや霜に当たった部分の葉は、多少黒ずんで傷んでますが、株自体は元気だし、鉢もがっちり根付いてますし、外でしっかり生き続けてます。

まあ、他の観葉植物と違ってほとんど手入れしてないし、放置状態なんですよね、シェフレラは…(苦笑)

よそ様の家では、庭や玄関先に植わってるシェフレラも見かけますし、1年中屋外に置いてても大丈夫だと思います。

しかし、なんだかんだ言っても植物ですし、外での管理がご心配な方は、夏場は直射日光を避け、冬は霜が降りない軒下などに移動させてあげてください

 水やり

比較的乾燥に強い植物ですが、水やりを怠ると落葉の原因になります。

鉢の表面が乾いてきたら、鉢底から出るぐらいたっぷり水を与えてあげましょう

特に、成長が早い植物ですので、夏の間の水やりはしっかり行います。

 増やし方

挿し木取り木で増やしていきます。

活着のよい植物ですので、挿し木で簡単に増やせますよ。

 害虫と病気

丈夫な株で葉も分厚いんで、あまり害虫の被害は聞きませんが、ハダニカイガラムシが発生する場合があります。

 管理人から一言

この植物、ずっと「カポック」と思ってましたが、観葉植物を勉強して、本来のカポックとは別物だって最近気づきました(汗)

しかし、まだカポックが頭に残ってます… これからもついつい「カポック」と呼んでしまいそうです…

我が家のカポック…… もとい、シェフレラは、肥料切れか、水切れか、年中直射日光に当て過ぎかわかりませんが、葉が固くなり、色も褪めたような色に変色し、黄色っぽくなってる状態です。

健康状態は大変良好で、育ててる観葉植物の中でも1、2位を争うぐらい元気で、スクスク生長しております。

今、育ててる観葉植物の中で一番興味ないのがシェフレラなんですよ。「興味なかった」と言った方がいいでしょうか…

すぐに徒長するし、株は大きくなって乱れるし、葉も分厚くてかわいくないし、育てるのにあまり楽しくなかったです。

しかし、「興味なかった」と過去形です…… 今は意外と面白い! さらに、愛おしくも見えてきました(笑)

大人の背丈ほどある我が家のシェフレラ、去年、何かの拍子で若くて軟らかい新芽の部分を折ってしまい、仕方なく、そのまま土に差して挿し木にしたんです。

今まで何度か挿し木にはチャレンジしたけど、興味なかった植物だから、愛情持って管理してなかったし、管理してなかったから、挿し木もまったく成功しませんでした。

回も無理だろうなって半分諦めモードで植えてたんですが、その挿し木がしっかり根付いてくれて、小さなミニ観葉として生まれ変わってくれたんです

これはうれしかったですね。

それから、俄然興味出てきた植物です。先端から小さくて若い新芽が出てくるのが妙に楽しみだったり、葉の色付きが気になって霧吹きの水をかけてあげたりで、今は目が離せない状態が続いてます。

お気に入り度は、これまでは★1つだったのが、ここで一気に★3つまで上がりましたよ。

今年も、シェフレラの挿し木に挑戦してみようと思ってます。

育てやすさ ★★★★☆
お気に入り度 ★★★☆☆
オススメ度 ★★★☆☆
※管理人の個人的感想です

 管理人の失敗談から学ぶ「失敗しないコツ」

  • 下葉が落ちて、株の下の方は枝だけになる。
  • すぐに大きくなり、株が乱れる。
  • 挿し木、取り木が苦手な植物(…だった)
  • 葉が固くなり、色味も薄くなる。

失敗しないコツは…… ん、ん、ん…

そんなに気になる失敗はしないですが、あえて言うなら「気温、日照、水の管理はすべてマニュアル通りに。」ってことぐらいでしょうか?

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