健気で、強靭で、したたかで、どこかかわいくて憎めないオリヅルラン【oyageeの植物観察日記】

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うちの浴室はすりガラスですが、通常サイズよりやや大きめで、しかも設置位置が中央より下気味なので、上半身が丸見えのスケスケなんです。

別に上半身が透けて見えても別に構わないんですが、外から「あそこの人、今、お風呂に入ってる」って思われるのが嫌なんですよね…

ですので、すりガラスの目隠し癒しの空間を演出するために観葉植物を置いてるんです。

 2017年3月頃の浴室状況のBLOG 

浴室の我が子たち[オリヅルランとシンゴニウムが最適!](17.03.27更新)
・詳しいブログはこちらへ… 

春ぐらいまでは、オリヅルランシンゴニウムの鉢を置いてたんですが、浴室は日当たりが悪い、換気が悪い、湿度が高すぎる、誤ってお湯がかかる、ついつい水やりを忘れる…などで、生育が悪くなったり、管理が悪かったりして枯れたりするんです。

特にオリヅルランは最悪で、完全に根詰まりで、水も吸わない状態でした。

なので、葉先は枯れたり、元気な葉もいつも萎れた状態が続き、色褪せてたんです。

浴室に置いておくのは見た目がよくないんで、5月の末に新しい鉢と入れ替えたんですよ。

今は、ドラセナ・コンパクタ別のシンゴニウムを置いてます。

これまで置いてたシンゴニウムは、ブログ更新はしてないですが、後日に株分けして植え替えたんです。

オリヅルランは、鉢から出してみたら、根ONLY状態で、どうすることもできずに、「今までお務めご苦労さん。ありがとう」ってことで、ゴミに出そうと思って葉を全部切ったんですよ

しかし、オリヅルランの株は「燃えるゴミ」で出せるだろうけど、根には石ころや土が入ってて、このままでは「燃えるゴミ」には出せない…

がんじがらめでもつれている根を全部ほぐして分解して、根と土を分けなきゃいけなかったんです。

それが面倒くさくって、また鉢に戻して、そのままずっと放置してたんですよ。

完全に干乾びた状態にしてカラッカラに枯らした方が、根がほぐれやすく、根と土が分別しやすいし、ゴミにも出しやすいと思って…

置いてた場所は、使ってない鉢を積んでる家の裏だったんです。

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今日、家の裏の鉢置き場に行ってみたら、このオリヅルランが復活してるじゃあありませんか!

葉を全カットして、根だけにしてたのに、また葉が生えてきてるんです…

しかも、ランナーを伸ばして、小さな子株までついてる…

それも、2本も…

別の株からは、別のランナーも出かかってる…

ここまで頑張ってくれたら、これは捨てられないなぁ…

いくらなんでもゴミの日には出せないっしょ?

一度見捨てたオリヅルランだけど、健気で、強靭で、したたかさに惚れ直しました。

一回り大きな鉢に植え替えて、また育ててあげましょうかね。

で、2本のランナーが揃って真横に伸び、ずっと低空飛行状態をしてたオリヅルランがありましたよね。

 オリヅルラン・子株のBLOG 

ついに姿を現した!これがオリヅルランの子株の正体だ!! (17.05.15更新)
・詳しいブログはこちらへ… 

オリヅルラン・子株飛行隊が低空飛行中... (17.05.31更新)
・詳しいブログはこちらへ… 

遊覧飛行中のこのオリヅルランの子株、やっと着陸態勢に入った模様です。

真横に伸びたランナーが、だんだん下がってきました。

やはり、下がってきてるってことは、ランナーの先の子株の重力にはかないませんでしたか?

そして、もう1本別のランナーも出ています。

こちらはまた横に伸びたままですけど… いや、こちらは重力に逆らって上昇してる?

もう1つオリヅルランを紹介します。

こちらは、oyageeが考えてる、ほぼ理想形に近いオリヅルランなんですよ。

どこが理想形かというと、コンパクトで株が締まってるのも理想なんですが、バネのように葉が強いのがoyageeの理想にしてるオリヅルランなんです。

オリヅルランって、大きく育ってくると、葉が脆くなりません?

肥料不足か日照不足かの影響で葉が軟弱で、途中から折れてしまい、一度折れ癖が付いたら、ずっと折れたままになりますよね。

このオリヅルランの葉は、少々のことでは折れないんですよ。

実際、手で持って下に引っ張ってみましたが、跳ね返す力を持っています。

まるでバネのようです。

何故、こういうオリヅルランができたか?

それは、過保護に育ててないから

放ったらかし状態です。

このオリヅルランは、去年の秋に日焼けさせて葉を傷めてしまい、冬は室内に取り込まなくて、ずっと外で過ごさせた鉢なんですよ。

過ごさせたっていうか、寒さと水不足で自然に枯らして、干乾びたら捨てようとした株なんです。

秋から冬にかけては多少葉がありましたが、1、2月の極寒の季節になると、霜や水切れで全く葉がなくなり、根だけしかなかったですね。

オリヅルランの残骸の姿のまま外で冬越してました。

しかし、春にはまた新しい葉が出てきて、小さい葉の時から太陽の光に慣らしてるんで、少々のことでは葉焼けせずに、今はきれいな株に仕上がってます。

これが、oyageeが求めてたオリヅルランの姿ですよ。

03.

冬の間は根だけでしたが、春には元気のいい葉が出てきたんです。

放ったらかしだから、雑草は枯れ葉が交じってますけどね。

ガジュマルの気根みたいな根が、強靭な生命力を物語ってますよね。

少々放ったらかしの方がいいってことは、今日最初に紹介したオリヅルランと似てますよね。

オリヅルランは、過保護に育てず、放っておきながらも程よく日光浴させた方が丈夫に育つってことが…

オリヅルランの全部の鉢をここまでしなくてもいいですが、2~3鉢はこういうオリヅルランを持っておくと、また違う楽しみがありますよね。

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