今、何故か、「ゴムの木」の検索件数が多くなり、ゴムの木のページに訪れる方が急上昇中なのです。
そして、いつの間にかoyageeのブログの右のサイドバーに表示される「よく読まれている記事」のランキングでも、「ゴムの木の管理|育て方や特徴、増やし方…」のページが暫定2位をずっとキープしたままなんです。
このままいくと、「よく読まれている記事」で近々1位になるかも?
セロームを抜いて、初の1位を獲得するかもしれません。
ゴムの木がアクセス数1位?
なんか、微妙な気がします…
決してゴムの木は嫌いではないんですが、それほど力を入れてる観葉植物でもないんですよね…
理由はわかりません…
7月1日のゴムの木の植え替えを「辞令」と題してブログを更新したのが、変な風に捉えられ、検索に引っかかってるんではないかと?
それか、5月にゴムの木の挿し木(水挿し)をやったブログが検索で引っかかってるのかもしれません。
それで、「ゴムの木の管理|育て方や特徴、増やし方…」のページも評価されてるのかと…
だけど、5月で挿し木したゴムの木って、あまり大きな声では言えませんが……、失敗をしてるんですよ。
同じフィカス属のウンベラータやガジュマルは大成功しててウハウハ状態なのに、ゴムの木は、ことごとく失敗してます。
失敗してる観葉植物の植え替えや育て方を見ていただくのも、忍びなくて…
だから、
どうせなら、失敗してるゴムの木よりは、うまく育ってるゴムの木や、成功してるゴムの木を見ていただきたいんです。
7月1日に、植わってる鉢トレードの辞令を出した3鉢のゴムの木はすべて順調なんです。
- 「鉢異動を命ずる」… 植替えが迫られたゴムノキへの辞令 (17.07.01更新)
7/1の鉢の移動のため、植え替えをした3本のゴムの木(7月1日の画像より)
こちらは、3本ともすくすくと生長しています。
これから下で紹介する写真が、この3本の集合写真の現在の状況です。
集合写真では、一番右の背の高いゴムの木の現在の状況です。
新芽がわんさか沸くように出てきています。
新しい葉が黄色いのは、それほど問題ではないようです。
以前は、葉の乳白色の部分が茶色に変色することがありましたが、現在はそのようなことにはなってないようです。
集合写真では、左の中ぐらいの大きさのゴムの木です。
天芽部分が勢いよく出ていますので、こちらも元気な証拠ですね。
新しい葉に、大きな傷があるのが少々気になりますが…
いつついた傷かはわかりません。
集合写真では、奥の一番小さなゴムの木です。
3鉢の中で、この小さいゴムの木が一番生長がよいようです。
買って帰った当初は古くて硬くて腐ったような土に植わってたんで、新しい土に植え替えた途端、生長のスイッチが一気に入ったように思えます。
失敗しているゴムの木はこれから紹介するの分です。
これにアクセスが集まってるんではないかと?
5/17日に背丈30センチほどの低いゴムの木を真ん中付近からハサミで切り、上下2分割しました。
- ゴムノキの植え替え&挿し木 (茎挿し/水挿し 2017 ver.) (17.05.17更新)
- 根が出たゴムノキを緊急植替え|ゴムノキって、長期水栽培がNGでしたっけ? (17.06.11更新)
そして、天芽の付いた上部は水挿しして、根が出たところで土を入れた鉢に植え替えしたんです。
株の下は植わったままで根はすでに張ってる状態でして、2分割する前からすでに3つほどの小さい脇芽が出てたんです。
その3つの芽の生長を促進させるため、主幹の芽(頂芽)を切ることにしたんです。
切った後は、2つの芽の生長が急激に良くなりました。
3つほどついてた芽の一番小さい芽は、他の2つの芽に養分を取られたようで、この芽に養分がいかずに生長も進まずにダメになりましたが。
葉が生き生きしてすごく元気がよくて、将来は二股に分かれたゴムの木になってくれることを夢見ていました。
5/17、ゴムの木2分割画像 [上部]
2分割した後、天芽がある上部の茎は、水挿しで根を出させる。
根が出た後は、土を入れた鉢へ植え替える予定でした。
5/17、ゴムの木2分割画像 [下部]
5/17、2分割後、下の部分はそのままにし、2つの芽を大きく育てることにしました。
しかし!
天芽がついた上部の茎は水挿し後、根が出ましたのでそのまま鉢に植えましたが、1週間ほどしたら突然葉が萎れ、垂れてきたんです。
すぐに応急処置。
大きな葉を3枚残してたんで、これが負担になったのが原因だと思いました。
まだ水を吸い上げられるほど根が張っていなく、3枚の大きな葉がついてるせいで株に負担がかかってしまい、萎れたんだと思い、2枚の葉は切り落として葉を1枚だけにし、その1枚も半分にカットして、負担を軽くしてあげたんです。
しかし、もう衰退の一途…
1か月後の7/10頃には完全に干からび、ミイラ状態になってしまいました。
すでに鉢に植わってた株には根がすでにありましたので、育っていくには全く問題ないと思っていました。
だから、脇芽もどんどん大きくなって、このまま大きく生長してくれると思ってたんです。
何の病気もありませんでしたし、枯れる原因が1つもありませんでしたから。
1つ目の脇芽が枯れ落ちた事例(7/21)
しかし、2つ出てた脇芽のうち、1つが突然付け根の部分からぽきっと折れてるのを発見。( 7/21、#01.)
生き生きした葉だったのに、突然茎元からポキッと折れ、ポロッと土に落ちてるんですよ。
この萎れ方は、親株から落ちて2~3日経ってますね…( 7/21、#02.-#03.)
もう一つの芽の方は、元気スクスクなんですよね…( 7/21、#04.)
萎れた芽を水挿しで救出
落ちた芽は、すぐに水に挿しておきました。( 7/21、#05.-#06.)
しかし、一度枯れ始めた脇芽はどうやってもダメ。 無理でしたね…
この写真の後は、茶色く枯れていきました…
2つ目の脇芽も枯れた事例(8/13)
もう1つの芽は元気でしたので、そのまま育つと思っていましたが、こちらも段々と葉に艶と張りがなくなり、それから徐々に萎れていっていました。( 8/13、#01.)
この症状に発見したのが、8/13だったんです。
この脇芽はまだ茎にはかろうじてくっついてる状態で枯れ落ちてないんですが、このままでは衰退の一途です。
どうしてこうなったかというと、主軸である幹が完全に衰弱しています。
完全に枯れています。( 8/13、#02.)
1つ目の芽が土に落ちてた時に、主軸がへこみ始めていたんです。
だけど、へこむのはこの部分だけで、被害はこれ以上広がらないだろうって、それほど気にしてなかったんです。
幹全体に広がるとは思ってもみなかったんです。
そしたら、このありさま…
映画「インディージョーンズ」のシーンで、ジョーンズ博士たちが真の聖水を選ぶ時、最初に間違った聖水を口にした人がいましたよね。
口にした後、生身の体が一気に萎み、骨と皮だけのミイラ状態になるシーンがありますよね。
まさにあんな状態。
このゴムの木の幹も、骨と皮しかないミイラ状態ですよ。
幹をカットしてみましたが、中がまるっきりなくなっててスカスカです。( 8/13、#03.)
幹の断面が、樹皮と繊維しか残ってません。(8/13、#04.)
根の確認と、萎れた芽を水苔栽培で救出
鉢に植わってる主幹はもう完全にダメですので、根ごと引き抜いてみました。
根自体も完全に枯れてる状態ですね。( 8/13、#05.)
新しい根が全然出ておりません。
脇芽だけは何とか復活させたいと思い、脇芽と主幹の接続部分を切り離し、こっちも応急処置として、今のところ一応水苔に包んでますが、どうも無理っぽいですね…( 8/13、#06.)
突然、枯れ始めたんで、何かの病気だと思います。
原因はわかりませんが、株は元々植わったままでしたし、根も鉢に張ったまんまだったので、根が出なかったとか、根詰まりとか、根の病気とか、根の障害ではないと思うんですよ。
考えられるのは、梅雨時期、雨に打たれることが多かったんで、根腐れを起こした、もしくは、菌の侵入が考えられます。
菌の侵入とは、株の上下を分断した時に下の株の切り口がそのまま空気に触れてる状態だったんですね。
本当は、この切り口をロウとか癒合剤でふさいだ方がいいと思うんです。
切り口を何もつけてなかったことで、この切り口から病原菌が入り、枯れたんではないかと?
もしくは、水が入り、腐ったのかもしれません。
あと、白いゴムの木がありましたよね。
大きなゴムの木の根元から出てきた、緑色が一切混じっていない、ほぼ真っ白なゴムの木の脇芽が…
これ、天然記念物ものじゃあ?って、一人で騒いでおりました。
- 白いゴムノキは天然記念物もの? (17.05.30更新)
白いゴムの木は、7/1の植え替えの時には邪魔になるし、このまま幹に付けておいても、うまく育ちそうになかったんです。
しかし、切り離して育てるにしても、これまたうまく育ちそうになく、根が出てくれる可能性が低そうでした。
一か八かで親株から切り離したんですよ。
白いゴムの木は、ぜひ成功させたかったんで、発根促進剤を切り口につけて、水苔に巻いて容器に入れておいたんです。
白いゴムの木の挿し木(水苔栽培へ)
しかし、こちらもダメ… 無理でしたね…
葉が緑が一切なく、突然変異でできたような脇芽でしたから、そう簡単には成功しませんでした。
ゴムの木と水苔っていうのは、相性が悪いんでしょうか?
ゴムの木で検索してくれる人のアクセス数が増え、急上昇してうれしい半面、ゴムの木の水挿しが失敗、親株の幹も枯れ、天然記念物の真っ白なゴムの木もダメになり、最近いじったゴムの木がことごとく失敗してるのが悔しいんで、是非ともリベンジしたいんです!
と言っても、今回は水挿しはしません。
古いゴムの木の植え替えです。
しかし、ただの植え替えではありません。
植え替えだけでは終わりませんよ。
将来、今日植え替えたゴムの木は、「世界に一つだけのゴムの木」になる為に頑張ってもらうんです。
幹を曲げます。
ゴムの木でも、まだ主幹が細い段階のゴムの木は、柔軟性・弾力性があって、比較的曲げやすいんです。
ただし、植え替えと同時に幹を曲げるのは、株に負担がかかって、うまく根付いてくれそうにないので、今日は植え替えのみです。
ゴムの木の芽の先の尖った部分を天芽(または頂芽)というんですが、あの天芽で生育状況がわかるんです。
天芽部分から葉が次々に開いてたり、天芽がツヤツヤとしていたら元気なんです。
天芽がいつまでたっても大きくならなかったり、これまで出てた芽より細かったりしたら、どこか問題ありです。
喜怒哀楽がすぐに顔や態度に出る人がいますが、ゴムの木もあんな感じです。
ゴムの木も非常にわかりやすい性格です。
天芽部分を見てたら、気分いいのか悪いのか、生長してるのか、止まってるのか、どういう気分なのかがよくわかるんです。
天芽である程度状態がわかりますので、ここが元気で生長の勢いが戻ってきたら、茎を曲げていきます。
種類は、多分、ロブスターゴムノキではないかと思います。
見た目、黒に近いような濃い緑色をしていますね。
暗闇で見たら、ほぼ真っ黒ですね…
そして、天芽の部分は対照的に赤く染まります。
この赤い天芽がしっかりして、より太ければ、元気のよい証拠です。
少し背の高い、濃緑色のロブスターゴムの木
01. | 何度も水切れをさせて、下葉がだいぶ傷んでます。植え替えが遅くなりましたが、この大きなゴムノキを球形の鉢に植え替えます。 |
02. | 株に対して鉢が異様に小さかったんで、根詰まりを起こしてますね。 |
03. | ゴムノキは根をある程度切り詰めても、すぐに出てくれると思いますので、根を半分ほどカットします。 |
04. | これぐらいまで切り詰めました。 |
05. | 株を持ちながら土を流し込みます。 土を入れ終えたら、割り箸などで土を突いてあげましょう。根が残ってましたので、その中にもしっかりと土を入れてあげないと、上手く生長してくれません。 |
06. | 鉢を持って鉢の側面を叩いても、土がある程度下まで落ちてくれます。鉢を持ち上げて、軽く地面にトントンと落としてもいいんですが、この鉢は素焼きの鉢で地面に落とすと割れる可能性がありますので、今回はしておりません。(プラスチック鉢では可) |
07. | 箸でツンツン、鉢をトントンするだけでも、こんなに土が下がりました。根が見えるようでしたら、土を足してください。 |
08. | 後は水やりをして終わりです。 |
ミニポットに植わってて窮屈そうな2鉢のロブスターゴムの木
01. | ミニポットに植わってたこのゴムの木2鉢を植え替えます。 |
02. | 株に対して鉢が小さすぎました。これではうまく生長しませんし、葉が傷むのはわかりきったことですね。 |
03. | ゴムの木の幹は軟らかく、また弾力もあります。これぐらいの太さの幹では、少々曲げても折れません。 この特性を利用して、曲がったゴムの木「世界に一つだけのゴムの木」にしてみようと思います。 |
04. | 03.で軽く曲げただけなのに、簡単に曲がり癖がついてしまうほど柔軟性があります。あまり曲げすぎると、ポキッと折れてしまいますが…(苦笑) |
これでリベンジできたでしょ?
まだまだ? ……ですよね…。
「世界に一つだけのゴムの木」になってもらうよう、成功するまで頑張ります!
だって、負けず嫌いですから!
ゴムの木が? それとも、oyageeが?(笑)