「葉がポロポロ落ちる」「水膨れ症状」「徒長しまくり」…と、コツコツ集めた多肉植物が絶滅危機! ダメだ、こりゃ…【oyageeの植物観察日記】

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先月の台風襲撃前に、外に出してた観葉植物や多肉植物を一斉に室内に取り込みました。

その後、観葉植物は外へ出したんですが、今日紹介する多肉植物と、18鉢ある脇役的存在多年草(セダム属やマンネングサ)は室内に置いたままだったんです。

この前、18鉢ある脇役的存在多年草の調子の良し悪しをお伝えしました。

マンネングサやベンケイソウ、セダムなどの脇役的存在多年草は、調子のいいものはすでに根付いてて生長してる品種もありましたし、悪いものは枯れていたり、茎挿しした形跡もなく、姿さえ消え去ってるものもありました。

多肉植物はあまり変わった様子が見られなかったんで、そのまま室内に置いておいたし、あまりチェックすることもなかったんです。

多肉植物って、「夏型」「春・秋型」「冬型」と3パターンあるみたいですが、ほとんどの多肉が春や秋に生長する「春・秋型」だと思うんですよ。

暑い今の時期、ほんと調子が良くないんです。

只今、葉挿ししてる分もあるし、枯れかけた多肉植物を増殖させようと思い、茎を土に植え込んでる分もあるんですが、夏の時期はとにかく問題だらけです。

多肉のほとんどが生長遅いし、中には暑さに負けたみたいで、枯れる品種も多々あります。

この経験があって、夏に茎挿しや植え替えをしても失敗するってことを学びましたんで、今日紹介する多肉植物はもう少し涼しくなったら、一気に茎挿しして、大量生産しようと考えてました。

最近、ふと思ったんです。

多肉植物が弱ってきてる?と……

  [before] 8/4  

  [after] 8/27現在  

写真の撮影時、以前の鉢の配置がどうだったかなど、あまり考えなくて撮影してました。

2枚目の写真の構図が1枚目と全く逆でしたので、頭の中で180度回転させながら「before」の写真と照らし合わせるか、顔を回転、もしくは逆立ちして「before」と「after」の画像を照らし合わせてください(笑)

毎日チェックしてたわけではないですが、植物の少しずつの変化っていうものには、すぐには気づかないんですよ。

しかし、写真を見比べたら、一目瞭然!

元気のよい姿からまだ1か月も経ってないのに、こんなに弱ってたとは…

ここまで悲惨な状態になるまで気づかなかったって、oyageeは相当鈍感なのでしょうか?

虹の玉などのセダム属や葉が肉厚の品種は、葉が半透明っぽく透き通り、その後一気にしぼんで黒くなって枯れるんです。

また、緑色をかろうじて維持している葉も、軽く触るだけで、葉がポロポロ落ちてしまいます。

セダム属ではない品種のクラッスラ属は徒長しすぎてます…

徒長は、室内管理でほとんど太陽を浴びてなかったから、伸びすぎたんでしょうけど、この状態を目の当たりにして、「ここの多肉、なんかおかしい !?」と、ここでやっと異変に気付いたんですよ。

しかし、気づいたときには時すでに遅し… 後の祭りです…

応急処置しようにも、処置できないんです。

手遅れに近いんです…

葉がプヨプヨしてて、すでに葉挿しできる状態ではない。

細長くてグリーンの玉を持つ虹の玉は、鉢に4株ほど植わってましたが、ほとんど枯れてます。

その枯れ方も、水切れで枯れたとかではなくて、熱でやられた感じです。

せっかくコツコツ溜めた9品種の多肉植物が、ほぼ絶滅危機です…。

ちょっとヤバイ状態です…

9品種ほどありますので、個別に見ていきます。

  セダム属・グリーンペット  

まずこちらは、セダム属グリーンペットという品種です。

見た目が、道路の側溝で拾ってきたセダム・マンネングサに似ています。

生命力が強いみたいで、この品種だけはほとんど弱ってません。( 01.

こういう部分が、まさに側溝セダムと似ていますよね。

元気がいいので、穂先を切り取って茎挿ししてみます。( 02.

こちらは、ほぼ問題なく根付いてくれると思いますが…

  グラプトペタルム属・ブロンズ姫  

ベンケイソウ科・グラプトペタルム属ブロンズ姫という品種です。

買った当時は、葉が赤みがかってました。

ネームプレートの写真は葉全体が真っ赤ですが、ここまではなかったです。

葉の真ん中付近から先端にかけて、薄いオレンジ色っぽい色をしてましたね。

赤い色の多肉植物を持ってなかったんで買ったんですが、日光不足なのか、赤みがなくなりました。 01.

しかも、今は葉がポロポロ落ちる状態です。触っただけで落ちます。

また葉が透き通った半透明状態になってます。

茎挿しできそうな数本をカットして茎挿ししようと思いますが、上の方まで葉がポロポロ落ちますし、茎もくたっとなってますので、なんだか無理そうです… 02.

  セダム属・タイトゴメ  

こちらはセダム属タイトゴメっていう品種。

葉が小さくてコロコロしたこの品種も、色が黄色く変色してて、触ってみてもプヨプヨ状態です。 01.

やはりこちらも半透明の葉になっており、これから水分が蒸発して、一気に枯れていくと思います。

葉挿しして芽が出るレベルの状態ではないです。

茎も柔らかくなってて、茎挿しもできないほどです…

  オロスタキス属・爪蓮華  

オロスタキス属爪蓮華という品種です。

ぱっと見、これは元気そうでしょ? 01.

しかし、そうではないんです…

一見問題ないように見えますが、葉が密集してる奥の葉や下葉がグジュグジュに軟らかくなってます。 02.

これも、蒸れや熱の影響でしょうかねぇ…

株から2つほど小さい株を掘り起こして、別の鉢に植えて様子見です。

うまくいけば、他の株も掘り起こして、植え替え予定にしてます。

  セダム属・虹の玉  

セダム属虹の玉です。

コロコロっとした葉がつく多肉植物ですが、虹の玉を見るたびに勝手に葉がポロポロ落ちてるんです。

そして、今は茎も枯れ果て、見るも無残に… 枯れた葉と茎しか残ってません。 01.

いつもだと、落ちた葉からでも勝手に発根するはずなんですが、発根する前に萎んで枯れます。

もう1鉢あるんですが、それも同じ症状で、1株のみ、何とか生き残ってるんですが、これも時間の問題でしょう…

唯一穂先の部分が元気そうなものが残っておりましたので、茎挿ししましたが、どうもうまくいきそうにありませんね… 02.

  クラッスラ属・高千穂  

クラッスラ属高千穂という品種です。

枯れてはないですが、やはり葉がポロポロ落ちます。

そして、徒長しまくってます。 不格好ですよね… 01.

徒長してるだけで、株自体はそれほど問題なさそうです。

茎挿しするために穂先をカットしました。 02.

  クラッスラ属・茜の塔  

こちらも、上の高千穂と同型で同じ属のクラッスラ属茜の塔です。

葉の形状はそっくりです。 見る限りでは、色違いだけですね。

こちらもやはり、葉が落ちてますし、徒長しまくってます。 01.

こちらも、徒長してるだけで株自体は今すぐどうにかなるってことではないんで、元気のよい茎の先をカットして、茎挿しします。

  セダム属・エリコイデス  

こちらは、セダム属エリコイデスです。

上のグリーンペットに非常に似ていますが、こちらの方が葉がやや硬めです。

徒長気味ですが、株はしっかりしています。 01.

こちらは、3本ほど様子見として茎挿ししてみます。 02.

問題なく根付くようでしたら、他の茎も茎挿しする予定です。

  クラッスラ属・火祭り  

こちらの多肉植物のみ、他の店で購入。

赤い多肉植物がなかったんで、購入しました。

これ、葉が赤色なんです。 だから、「火祭り」という名がついてるんでしょう。

しかし、日差しを当ててないから、赤色は消え、緑色が勝ってきてます。 01.

そして、これもやはり下葉が密集部分、密着部分がグジュグジュに柔らかくなってますね。

元気のよい中心部分を切り取り、茎挿しします。

こちらは3株ありますが、失敗するかもしれないんで、一株は予備としてそのまま残し、2株だけ切り外し、切り口を乾燥させた後に茎挿しします。

ちなみに、ベンケイソウ科クラッスラ属です。

メッシュトレイには12鉢並べてありますが、同じ品種が2鉢ずつあるのもありますし、全く無関係の鉢も1鉢入れてますので、品種の数では9種です。

茎挿しして根が出そうなものは茎挿しへ、葉がまだ丈夫で芽が出てきそうなものは土の上に並べて葉挿しを試みます。

株が弱ってる状態ですし、茎は柔らかいものが多くて、ちょっとしたことでもそのまま枯れてしまいそうなぐらい軟弱なものがほとんどですので、今回は直接土に挿すのはやめておきます。

今回は切り口をある程度乾かしてから、土へ挿すことにしました。

また、いつもなら茎を立てても、寝かせても、どこにおいても、目の届かない場所でも、どんな状態でも、勝手に発根してくれるのが多肉植物の良さなんですが、この弱った状態でも発根するのか確かめたいので、透明の容器に直立にして挿しておきます。

この容器は以前紹介した、100均の大根おろし器です。

穴がすでに開いて手この部分に茎を挿せば、下に落ち込むことはないですし、下が透明ですので、発根したか、どんな状態かが一目でわかりますので。

なんで一斉に悪くなったのか?

不思議ですよね…

これ、何が原因なんでしょ?

やはり、真夏の高温なんでしょうか?

それとも、屋内にずっと置いてたから、よどんだ空気、む~んとした空気が多肉植物の株に悪影響だったんでしょうか?

コツコツ溜めた多肉植物で、涼しくなった秋ぐらいに増やそうと心待ちにしてたから、直前になってこういう状態になり、軽いショックを受けてますよ。

これ、2階の廊下に置いてたんですよ。

東側のベランダに出る扉と、西側の小窓は夏の間はほぼ開けっ放しにしてて、風通しはありますし、東西に吹き抜ける風が吹く時は風通しがメチャいいんです。

だけど、無風の時や南北に吹く風の時は風が通らなくて、蒸し風呂状態になるんです。

多分、何日かは無風の日が続き、夜も気温が下がらず、サウナみたいなところに何日も置いてたのが、問題だったんでしょうね。

ちょっとずさん過ぎました…

多肉植物の「真夏の対処法」としては、

とにかく、風が通り抜ける涼しいところに置いて管理すること!

あとは…

真夏には茎挿し葉挿しを一切やらない!

やらない方が無難です…

とりあえず、今回は増やさないことには始まりませんし、このまま置いておいても枯れるのみですので、やりますが…

この状態で増やせるかどうかわかりませんが、まともな茎と葉だけを使って、茎挿し葉挿しをしてみました。

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これで何とかなるでしょう…

なんとかなってもらわないと、困るんですけど…

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