甥っ子と、スイーツを食べに出かけてきました。
ここは予約制なんです。
田舎ですが、わが街にもこんな洒落た店があるんですね?
甥っ子は、すでにこのケーキ屋さんに何度か足を運んでるみたいです。
今、大学の研究でこっちに来てて、いろいろ人と会ったりしてたら、いろんな人と仲良くなって、ここのオーナーもすでに顔なじみです。
お店に行った時にオーナーが外で日向ぼっこしてて、甥っ子の顔を見るなり、「あっ、中へどうぞ」って中に通されました。
顔パスです…
大人になってまだ数回程度しかわが町に来てないのに、すでにoyageeより知り合いが多いんじゃあないの?
お店はオーナーお一人で切り盛りしてて、オーナーとはカウンター1枚挟んだだけの完全対面接客です。
小さなラーメン屋みたいです。
ラーメン屋よりも狭いです。
そこで、ケーキやスイーツを作って出してくれるんです。
他のテーブルとかは一切ありません。
そのカウンター越しにオーナーオリジナルのスイーツを作ってくれるんです。
スイーツの盛り方やソースのかけ方など、間近で見られます。
最初はジロジロ見ちゃあいけないのかと思い、スマホをいじったりしましたが、オーナー曰く、「スイーツを手作りをしてるシーンを見て欲しいし、スイーツというものを間近で感じて欲しいから、あえてカウンターには何も置かなくて対面で作るようにしたんです」とのこと…
さすが、腕に自信があるパティシエは言うことが違うわ…
スイーツ3品のコース形式でした。
ジェラート、チーズタルト(正式名はもっと難しい名前)、マカロン&コーヒーorオリーブティーで、3品ともとてもおいしかったです。
まあ、よく見かけるケーキやスイーツなんですが、この中に何かいろいろと拘りがあるみたいです。
ちょっとしたところに手間をかけてます。
そして、試行錯誤しながらいろんな食材やアレンジに挑戦し、1週間に一度新メニューを開発してはお客さんに提供してるみたいです。
だから、1週間後に行くと、全く別の新メニューコースが出されるみたいです。
すべて手作りだし、チーズタルトは小麦粉を一切使用してないし、果物やソースの素材にこだわってるし、器やお皿も陶芸作家さんの依頼して、お店に合うように作ってもらったとか…
色々説明を聞きながら食べましたが、何が何だか素人にはわかりません。
初めて行く店、しかも対面となると、なんだかかしこまってしまい、少々緊張しちゃったじゃあないですか…
食べてるところを見られて、「そのスイーツは、そういう食べ方をしちゃあダメなんだよね…」「ポロポロ零しちゃって… きれいに作ったんだから、もっときれいに食べて欲しいよな」…なんて思われたら嫌じゃあないです?
だから、説明されても耳に全然入ってきません…
スイーツ好きなんだけど、専門用語や独自の作り方、独特の食材の名前を言われても、覚えられません。
ボイスレコーダーを持ってればよかったですね…(笑)
そして、オプションというか、付属のものが多いんです。
洋菓子なのに薄っぺらいせんべいみたいなものがついてたり、ソースが何種類も添えられてたり、器のあちこちに垂れてるし、これって、どこに垂れてるソースをつけて食べたらいいんでしょ?
いろんな粉や削った破片が散りばめられてるけど、これって飾り?
それとも、飾りつけの時に間違って落としたのかな?
てんこ盛りのチーズタルトはどこから手をつければいいんだ?
オーナー曰く、「スイーツの食べ方にマナーも決まりもなくて、自分が食べたいように、自分が食べやすいように食べたらいいんです」と言われました。
なるほど!
ですよね…
色々考えてたら、フォークが止まっちゃうし、こういうオシャレなスイーツっておちょぼ口で少しずつ口に運ばないといけないものかと思いましたが、そう言われたら安心して、ガツガツ食っちゃいましたよ。
和梨と洋梨をあえてブレンドさせたり、スイーツを岩塩につけて食べたり、オリーブオイルをソースにしたり、とても独創的なスイーツレストランでした。
レストランなのかな?
椅子は3席しかなく、しかもカウンターのみ、客席はたたみ1畳ほど、厨房も2畳ほどで丸見え状態、まるで立ち食いソバ屋のお店のようだったんですけど、アットホーム的な雰囲気で、オーナーも気さくな方で話しやすかったです。
これが気難しいラーメン屋の店主のようなオーナーがこんな間近にいたら、スイーツが喉を通らないし、5分も持たなかったでしょう…
スイーツレストランを出て甥っ子と車まで歩いてる途中で、公共施設の前を通ってたら、石垣に赤やピンクに色づいた植物を発見!
「おや?」
「これ、お宝や~!」
お宝発掘隊は今日も行く!
今日も見つけましたよ、お宝を!
これはまさしく多肉植物の一種じゃあないです?
今、多肉の寄せ植えを作ってるんですが、脇役的存在多年草と言ってるセダム、ベンケイソウ、マンネングサはいろんな種類、いろんな色があるんです。
夏の間は緑一色なんですが、寒くなると、赤くなったり、黄色くなったり、オレンジ、紫、茶色…と品種別でいろんな色に紅葉します。
寄せ植えにこういう色の植物を植えると、華やかになるんですよ。
これ、ピンク色です!
ピンク色に色づくセダムもあるんですけど、持ってないんです。
欲しかったんです。
これ、いただき!
甥っ子に、「お宝発見! これ、今日の寄せ植えに使うよ!」って言ったんです。
そしたら、「ダメ、ダメ! それは!」って言うんですよ。
「なんで? 何で、ダメなの? きれいな色に色づいてる多肉だよ!」って言ったんですが、「ダメだよ、それは!」って完全否定するんですよ。
そして、「それは、うちに庭にもよく生えるんだよ。抜いても、抜いても、生えてくるの。どこでもここでも生えてくるから、困るんだよね…」ってこの植物をあたかも知ってるような口ぶりなんです。
「これは多肉じゃあないの? 雑草? 多肉でしょ?」
「雑草だよ! 根が長いから、どこでも根を伸ばしてどんどん増えていくから、抜いても抜いてもダメなんだよね…」
ウソやん?
詳しいな…
いつから植物のことがこんなに詳しくなったんだ?
今のプロジェクトがぽしゃったら、雑草の勉強でもすれば?
おさかなクンに対抗して、「雑草クン」にでもなって、雑草のことを極めればいいのに?
次からは「雑草博士」と呼ぶことにしよう…
ピンク色の多肉かと思ってましたが、これは残念…
多肉ではなく、ただの雑草でした…
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甥っ子の言うことはまだ半信半疑なんで、一応は2株ほどは持って帰りましたけどね…
家に戻ってよく見ると、ピンク色の部分、「葉」ではなくて「花」でしたね…
このピンク色の部分が葉で、セダムの品種だったら、最高のお宝だったんですが…