救出MISSION [CODE No.1805]「ピーチ姫を”腐敗”の呪縛から救出セヨ!」【oyageeの植物観察日記】

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去年の秋ぐらいから今年の春までいろんな多肉の寄せ植えを作ってまいりました。

クリスマスっぽい寄せ植え、松花堂弁当風寄せ植え、春をイメージさせるような寄せ植え「春を先取り」シリーズ、バレンタインをイメージした寄せ植えなどなど…

あれ、容器が小さいものばかり植え込んでましたので、時間が経過してくると成長が止まったり、枯れかけてたり、さらには実際に枯れた苗も出てきております。

ですので、春になって寄せ植えの鉢を解体してるんです。

「解体」というのは、要は「植え替え」ですね。

寄せ植えに使ったほとんどの多肉は、1品種1苗1ポットに植え込み、作業はほとんど終了しておりますね。

しかし、まだ全部の寄せ植えは解体してません。

そして、解体しなくてもいい寄せ植えもあるんです。

寄せ植えを作ってから一度も手を加えずに、今もなおきれいに育ってる寄せ植えもあるんですよ。

それが、これ!

左 が、長方形の花器に植え込んだ寄せ植えと、 右 がバーベキュー用のホイール皿に植え込んだ寄せ植え。

どちらもクリスマス用として作成しました。

右 のリース型寄せ植えは、今、縦にした状態吊るしてるんです。

ドーナツの形に仕立てておりましたが、今はドーナツ型は多肉達に隠れて確認できません。

ここまでモリモリになったら見えなくなって仕方ないことですが、逆を言えば、多肉たちが元気がいいって証拠ですよね。

手のひらサイズ以下のミニ食器の寄せ植えは、アウトです。

でも、この2つは容器がデカいんで、まだまだ枯れそうにはありません。

元気の良さといい、色といい、申し分ないですね。

今の時期でも、ここまで紅葉を維持してくれるのはうれしい限りです。

この調子なら、あと半年ぐらいは持つんじゃあないかと思うぐらいです。

ということは、このまま夏を迎えても大丈夫でしょうかね?

こんなに密集してたら、蒸れが心配ですが…

これまで小さな容器に植え込んだ寄せ植えの多肉達、新しいビニールポットに植え込んだら、成長が始まってるものが多いんです。

生長が始まると、色も褪めますね。

どれも緑色の葉ばかり…

後は、葉の形で品種名を思い出すしかないでしょう。

なので、ネームプレートは必須です。

名前がわからない場合は、番号を振ってます。

番号をノートに書いて、そこに「〇月〇日 〇〇の鉢分」と書いて、あとで品種名を調べようかと…

じゃあないと、一生「品種名不明」のまま育てることになりますしね…

新たに植え替えた苗の中には、ダメダメなものも出てきました。

ピーチ姫です。

3月3日に桃の節句にちなんで、「桃」「ピーチ」ばかりを集めた寄せ植えを作りました。

作った当日の写真と、解体する前と比べてみたら…

どの株も、色が褪めたり徒長したりして、ダメダメですね…

黄色のカップの中央に植わってるのが「桃太郎」で、その手前の薄いピンク色がピーチ姫になります。

ピーチ姫というのは、「ブロンズ姫錦」というブロンズ姫の斑入り種で、名前が「ピーチ姫」と呼ばれてるんです。

これが、ダメダメの代表です。

株と土が触れてる部分が柔らかくなり、腐ってるんですよ。

詳しい原因はわかりません。

これまで室内管理だったため、徒長気味で軟弱体質…だったからか?

植え替えたストレス…なのか?

土、光線、置き場所の移動などの環境の変化…だからか?

急に増えた水分量…なのか?

最近の雨続きと高温によるダメージ…なのだろうか?

斑入り品種でやや特異体質なため、生存率が他種より低め…だったりして?

先ほども申しましたように、ピーチ姫の元はブロンズ姫。

ブロンズ姫って、非常に生命力が強いです。

葉をその辺にばら撒いていても、勝手に芽や根が出ます。

大きくなった株の頭を摘んで、土に挿すだけで、また勝手に生長します。

切り口をあえて乾かす必要もないぐらい強いんです。

さらに、雨に打たせても平気だし、いくら直射日光に当てても、葉焼けや傷みがないんです。(ただし、限度がありますけど)

だから、ブロンズ姫と同じ血を引く「ピーチ姫」も強いのかと思ったら、そうでもなかったようです…

いろんなことが想定されますが、いろんなことが重なって、ダメになってしまったんだと思いますね。

だけど、まだ何とかなります。

ピーチ姫、救出大作戦!

 「ピーチ姫を ”腐敗”の呪縛から 救出セヨ!」

土から抜いたら、土に埋まってる部分が柔らかくなり腐ってますね。

水分過多、そして、気温上昇でのダメージによるものだと思います。

多肉を植え替えたら、その日には水やりはしません。

しかし、寄せ植えに植わってた苗は、根がすでに出ており、それを植え替えたんで、大丈夫かと思い、霧吹きで土が締める程度にかけたんです。

たっぷりはやってないですね、霧吹きでシュシュシュと5~6回程度です。

実際、他の苗は元気です。

腐ってる風ではないんです。

ダメージを受けたのは、今のところ、この「ピーチ姫」と「紅稚児」だけなんですよね…

紅稚児の方も、茎と葉が土に触れてる部分が黒ずんで柔らかくなってます。

この2つが、現段階で「黄信号」点滅です。

ピーチ姫は、葉が残ってますし、何とかなりそうですが、紅稚児の方はダメでしょう…

紅稚児は他にもありますので、この子は見捨てます…

ピーチ姫の救出は、まずは腐ってる部分とまだダメージを受けてない部分を完全分離します。

少しでも残ってたら、その部分から伝染しちゃって、元気のいい部分のところまで腐ってしまいます。

だから、完全分離です。

腐ってる方は捨てます。

まだダメージを受けてない部分は、腐りかけではないんですが、元は弱ってる株なので、腐ってない部分もそれなりのダメージがあるんではないかと思うんです。

だから、切り口を数日間乾かすことにします。

このまま植えても、再び腐ってくるでしょう。

完全に分離したのち、完全に乾かした方が、生き残る確率が高いと思いますので。

後は、元気のいい葉を取り外し、こちらは葉挿しに使います。

葉も、ある程度のダメージを受けて弱ってる風に見えます。

なので、葉挿しで芽が出るかは微妙ですけどね。

果たして、これでピーチお姫様は救出できるのでしょうか?

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次回更新までお待ちくださいませ。

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