艶やかな紫色した「パープルパール」を一挙量産! いざ、出陣! ─葉挿しの流儀─【oyageeの植物観察日記】

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赤みを帯びたような艶やかな紫色をしたパープルパール、先日に続き、ブログ2度目の登場です。

前回のブログでは、相思相愛になりつつあるアマガエルが、このパープルパールの葉と葉のすき間に隠れて、待ち伏せされたことを綴りました。

前回のブログでお伝えしたように、このパープルパールを増やします。

※ 今回のブログもカエルの画像が出てきます。 爬虫類や両生類の苦手な方は、これから先はご覧にならない方がいいと思います。 ややアップ画像が出てきますので、戻るボタンで戻られることをおススメします。

ちょっとその前に!

ちょっと待ってください!

前回、カエルがいた場所に変なものがありません?

あり得ないです、あり得ないです、本当にあり得ません!

黒いものは何ですか?

もしかして、あれですか?

置き土産をして去ってます?

粗相をしてしまってるようです。

あのアマガエル、やらかしましたね…

チッキショー!

なんで、ここに?

これは一体どういうことなんです?

肥料ってことですか?

これまで多肉に肥料なんて全然やったことなかったですけど、「やれ」ってお告げですか?

カエルのあれって、生まれて初めて見ましたよ…

結構でかいんですね?

お食事中の方がいらっしゃるかもしれませんし、好きな人は一人もいないと思うので、モザイクをかけておきました。

これは、ひとまずどこかへやって…

そして、気を取り直して、と…

このパープルパールをどうやって増やしていくかというと、まずは徒長した茎の中間付近の葉をもぎります。

パープルパールの葉挿しは初めてですが、この品種の葉挿しは失敗は少なそうです。

成功確率は高いんじゃあないでしょうか?

もぎった葉はプリプリのピンピンです。

さっきまで株についてましたからね…

葉挿しに適してる葉の条件は…

葉に張りがある。

プリップリのパンパンである。

新鮮である。

できれば紅葉してない。

小さくて若い葉でもなく、かといって古い葉でもない中間の葉。

キズや傷みがなるべくない葉。

水分断ちしてて、葉にしわが寄ってたり、元気がない葉は葉挿しに向いてません。

発根、発芽の確率が低いんです。

これは経験談で、実際のところはわかりませんが、しわが寄ってたり、寄れてたり、元気のない葉を葉挿ししても、根が1本出ただけで枯れた…とか、枯れるわけでもないけど、いくら待っても動きがない…とかっていう葉挿しが多いように感じます。

逆に元気のいい葉は、品種によっても違いますが、1週間もしたら、根が出てくるんです。

その後は、ボーボー状態に伸びまくります。

葉をもぐときはゆっくり丁寧に!

激しくもぐと、裂けたり、葉が折れたりして、芽・根が出る部分が欠けてしまいます。

また芽・根が出る部分が傷んだり、潰れたりして、芽や根が出にくくなってしまいます。

品種によって、葉と茎の外し方が違います。

簡単にポキッとはずれる品種と、どうしても外れにくい品種がございます。

これはもう実践でやるしかないですね…

ちなみに、このパープルパールは、右(もしくは左)に一度折り曲げただけで、パキッとはずれました。

パキッと本当に音がします。

外れた時の感触はまさに「カ・イ・カ・ン」です!(by 星泉)

ちなみに、ひろ子の方ですから。

ほんと、パープルパールはきれいに外れますので、気持ちいいですよ。

取れた部分を確認しても、欠けたり割れたりしてなくて、きれいに外れてますね。

これで、葉挿しの流儀・第1関門突破です。

余談ですが、左右に傾けて外れる品種と、上下に動かして外れる品種と、様々です。

また、葉が肉厚な品種は外れにくいです。

歯抜けならぬ、葉抜け状態になった茎にハサミを入れて、上下を分断します。

「胴切り」っていうやつですね。

上の部分は生長点の芽がありますので、そのまますくすく育っていきますね。

ただし、根がありません…

だから、すぐには生長していかないです。

1つ目のパープルパールを、茎、芽、葉と3分割しました。

鉢に植わってる茎にあえて葉を1枚だけ残しております。

これは、ご自由に…ですね。

oyageeは、全部の葉を取り去ると、生長する要素、生長している証のものが全くなくなっちゃうので、あえて1枚だけ残してるんですよ。

これで、この株はまだ元気だな…とか、葉が枯れてきたけど、株が弱ってきたかな…とかって推測できるじゃあないですか。

それで、脇芽が出てきたら、葉を取り去ってもいいし、付けたままで枯れるまでそのままでも問題ないと思います。

2鉢目も完了です。

まずは茎の部分です。

こちらはカットしたばかりで、切り口に水分で濡れております。

だから、すぐには土へは挿しません。

切り口から菌が入って株がダメになったり、切り口が水分で腐敗し、これまたダメになることも十分考えられますので、まずは数日間乾かします。

次に、株の下の部分ですね。

これはあたらず触らず、このままにしておきます。

今の段階では芽が全くないですが、根がすでに存在しますので、すぐに脇芽が出してくれます。

2週間もあれば、芽が出てくるでしょう。

そして、もぎった葉は、葉挿しですね。

外した葉は、そのまま土へ置いておきます。

切り口(外れた部分)が土へすっぽり入らない方がいいでしょう。

oyageeは、切り口が土に微妙に触れてるか触れてないかぐらいで差してます。

差してるというか、置いてる、立ててる状態ですね。

発根促進剤をつけてもつけなくても、これはお任せで…

発根促進剤は、効果あるのか、ないのかを、今、検証途中ですので、わかりません。

効果はあるんでしょうけど、oyagee的には気休め、おまじない程度かなとか思ったりもしてますが…

発根、発芽のタイミングですが、品種によって違います。

このパープルパールはどうでしょうか?

通常なら、1か月ぐらいで発根発芽が確認でき、2か月ぐらいで鉢上げできる状態になるんではないかと思ってます。

しかし、2か月後って、ちょうど真夏ですよね?

梅雨明けした頃で、1年で一番暑い時期じゃあないです?

まだ小さい苗の状態で、真夏のジリジリムシムシした時に鉢上げするのは厳しいと思いますが、始めたんだから、後戻りはできません。

葉挿しがダメでも、胴切した株からは新芽が、上の部分の苗も残ってますので、こちらに賭けましょう。

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さあ、皆さんも、Let’s 葉挿し!

葉挿しに適した時期を考慮しながら、頑張ってください。

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