先日、市役所の駐車場でテニス仲間のヨネ子ちゃんにばったり出会いました。
ヨネ子ちゃんと言えば、そう! …去年の8月に「アイビーを復活させて!」と鉢ごと持ってきた女性です。
アイビーを預かった時のブログはこちら…
「ヨネ子ちゃん」って名前は、もちろん本名ではございません…
なので、「ヨネ子ちゃん(仮名・女性・年齢非公開だけどoyageeとほぼ同年代)」ということを簡単ですがご紹介しておきます。
市役所で会った時、「久しぶりー!元気?」っていう挨拶をして、それぞれ用事のある部署へ行くために別れました。
ヨネ子ちゃんにはずっと会いたかったんです。
会って、「預かってるアイビーが復活したけど、そろそろ取りに来ない?」と聞きたかったんです。
聞くのを忘れ、別れてしまいました…
ま、メールで聞いてもいいかな…と思ってた矢先、市役所を出たところでまたヨネ子ちゃんとばったり出会ったんです。
そして、お互いが顔を見るなり、「あ!!」
お互いがあのアイビーのことを聞きたくて、ヨネ子ちゃんが「あ! あれ、どうなった?」と口にし、oyageeは「あ! あのアイビー、いつ取りに来る?」と、ほぼ同時に発言してました…
二人とも、考えてたことは同じだったってことですね…
「今度、取りに行くね!」ってことで、ここで別れました。
しかし、市役所で会った時から1か月ほど経ってますが、一向に取りに来ません…
忘れてるのか? 忙しいのか?
ヨネ子ちゃん(仮名)がいつ取りに来てもいいように、1年前の姿に戻しておきます。
忘れたころにやってくるのが、ヨネ子ちゃんなんです…
その時に、預かってたアイビーを元通りにしてなかったら、「元通りになってないじゃん! 何、やってるの? 取りに来てっていうから、取りに来たのに! 張り倒すわよ! いい加減にしてー!」って往復ビンタを食らいそうです…
クタッとなった状態で預かった肝心のアイビーは、oyageeが「必殺仕立て人」として復活を任されたんです。
しかし、一筋縄ではいかないクタッとアイビーの復活劇…
復活しそうで復活しない、根が出そうで根が出ない、根は出てきたけど一向に伸びない、復活してきたかと思えば突然新芽が枯れた…など、宮沢りえちゃんではございませんが、このアイビーもいろいろとすったもんだがございました。
そういうアイビーも、今は完全復活し、着々と生長してるんです。
そして、前回のブログでセカンドシーズンがスタートしたんです。
シーズン2がスタートして、はや3か月…
早いものです…
今年4月、ヨネ子ちゃんから預かった鉢へ定植した時の画像がこちら…
で、今現在はこういう状態です。
3か月も経てば、見違えるほど生長してますね。
アイビーは、成長が始まると一気に伸びていきます。
葉は青々と茂り、つるのような茎も手のひらよりも大きく育ってきてます。
しかし、1年前に預かったぐらいの大きさまでは戻っておりません。
これは、植物それぞれの成長過程があるし、一気に大きくなる植物なんてこの世に存在しないので、急には大きくはならない… 仕方がないことです。
おっと! 生長点である大事な大事な天芽が潰れてしまってるじゃあないですかぁ!!
これは誰の仕業ですか?
ナメクジ? アマガエル? イモムシか?
これは、oyageeが知らない間に踏んづけてしまってたんです…
地面に直接置き、しかも通路に近いところに置いてたんで、長く伸びたつるが地面まで垂れさがってる状態でした。
アイビーがあることをあまり気にせずに行き来するもんだから、知らずに踏んづけちゃったみたいですね…
これを知ったら、ヨネ子ちゃんから、「なんで踏むのよ! 私のアイビーでしょ! どーしてくれるのよー!」って往復ビンタのさらに上を行く、3往復ビンタを食らうかもしれません…
なので、黙っておきます…
結果、天芽がなくなったせいで、脇芽がわんさか出てきてるんですよ。
「結果オーライ」って前向きに考えておきましょう。
ヨネ子ちゃんがアイビーを鉢ごと持ってきた1年前、支柱付きでした。
鉢に支柱を立て、大きくなってるアイビーをその支柱に絡ませてたんです。
その支柱は、小さいアイビーには邪魔でしたので外しておりましたが、支柱は別の場所で大事に保管してありました。
支柱も返さないといけないので、この際、前みたいに立てて返そうかと…
支柱に絡ませるほど茎はまだ長く伸びてませんが、本日設置し、茎を強引に絡ませます。
支柱を立てて、ある程度茎を絡ませておけば、いつ取りに来ても大丈夫でしょう…
この支柱は、小学生の頃に朝顔栽培をやった時のようなリング型支柱です。
縦に3本の支柱があり、横に等間隔で丸い形をした針金を留めてあります。
これは市販の支柱ではなくて、手作り感満載の支柱なんです。
多分、ヨネ子ちゃんのお父さんの手作りなんでしょう…
うちの父親もそうでしたが、戦前生まれの貧しい時代を生きてた人たちって、勿体ない精神の塊で、何でも自分で作ってしまうんですよね…
このアイビーの手作り支柱も十分使えるし、愛着あっていいんですが、横を通してる針金が細いうえに若干弱くて、植物の茎を固定する支柱としてはあまり役立たないかもしれません。
しかし、ヨネ子ちゃんには愛着のある大事な支柱かもしれませんので、これをそっくりそのまま設置してヨネ子ちゃんに返却します。
これを鉢に立てるだけです。
縦の3本の支柱は、等間隔に土へ挿してください。
これで終わりではありません。
まだ、長く伸びてる茎が絡んでません。
アイビーは、長く伸びた茎を自分だけの力では支柱に巻くことができない植物です。
そばに壁や木などがあれば、つるのような茎から根を出して、勝手に根を張りながら生長はします、アイビーは…
しかし、朝顔や野菜のキューリの苗のようにつるを伸ばしながら自分で掴まる場所を探すこととはできないのです。
だから、誘導してあげましょう。
笛を持って、「ピッ!ピッ!ピッ!こっちですよ!」と手招きしながら誘導するのではございません。
長く伸びたつるを、先ほど立てた支柱の適当な場所に固定をしてあげるのです。
固定するために使う道具は、煎餅などのお菓子や食品の封入口を留めてる金色や銀色の軟らかい針金がありますよね、ああいうを使っても構いません。
また、100均で誘引用の針金を売っています。
今回は、すでに購入してた100均の「ワイヤー入りビニールひも」を使います。
「ひも」になってますが、「ワイヤー」でしょう、これは…
植え替えた植物が倒れないように固定したり、茎やつるを誘引したり、株を自分の好きな姿に変えるために使う園芸用品です。
これは緑色のワイヤーになりますね。
緑色だと植物の色とほぼ同じですし、結び目や留め跡が目立たないので、緑色のワイヤーがいいと思います。
使い方は、いたって簡単。
長いのでハサミで半分に切り、あとは長く伸びたり垂れ下がり気味の茎を支柱の適当な場所でねじって止めるだけ。
これで完了です。
簡単ですが、一つだけ注意することがあります。
それは、決して強く締めないこと。
小さいアイビーも、茎だって少しずつ太くなってます。
ここで余裕が全くない状態できつく締めあげると、締めた部分がうっ血してしまいます。
血は流れてませんけど、きつく締めたことで水とか栄養分とかの行き来がなくなりますので、枯れる原因になるのです。
また、きつく締めることで茎に傷がついたり、折れ癖がついて、やはり枯れたりします。
だから、多少余裕をもつぐらいに緩く締めてあげてください。
固定する箇所は、何センチに1つとか、1つの茎に何個とかって決まりはありません。
茎が垂れ下がったり、不格好になったな…と思ったら、ワイヤーで留めてあげるだけで大丈夫です。
これで完成です。
つるや茎の角度を変えたので、葉が逆方向を向いたり裏返ってしまいますが、数日もすれば元の姿に戻りますのでご心配なく。
後は水をしっかりやって、大きくなるのを願いばかりです。
ヨネ子ちゃん、早く取りに来てくれないでしょうかねぇ?
さあ、クタッとアイビーの復活劇も、あとはヨネ子ちゃんに返せば、最終回です。
「必殺仕立て人」シリーズも、ジ・エンドになります。
寂しいもんです…
何かこみあげてくるもがありますね… う”う”う”…
邪魔になるから、ヨネ子ちゃんには早く取りに来て欲しいような、クタッとアイビーの復活シリーズが終わるのが寂しいような…
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以上、「クタッとアイビーシーズン2」スタート3か月後と、「長く伸びたアイビーの支柱の作り方編」でした。