今日もまたまた葉挿しの話題です。
葉挿しをしてると、たまーに半透明になる葉がございます。
これって、あまりよくないんですよね…
いずれ枯れていくんです。
葉挿しをした当初は、葉の色は色濃くて、ムチムチプチップリッとしてて、どれも元気いっぱいの葉挿したちなんですが、葉挿しは100%成功するとは限りません。
日を追うごとに衰退していく葉もいくつかあるんです。
衰退の兆候が真っ先に現れるのが、葉につやがなくなり、半透明になる…
葉が半透明になってきたら、「やばいかも…」と考えてほぼ間違えないでしょう。
今、葉挿しをしてる1枚の大きめの葉が、上で述べたような半透明状態になってるんです。
葉の内部をちょっとだけ覗いてみましょう。
…と言っても、内視鏡があるわけでもなく、ファイバースコープを持ってるわけでもないので、覗けません。
また葉には内部を覗けるような穴もないんで、光に透かして見てみるんです。
これ、ピンクシャンペーンの葉になります。
前はここまで透明ではありませんでした。
しかし、段々と透明感が増してきてます…
芽も根も出なくて、このまま枯れていくか…?と思ったんですが、これ、逆光気味にして葉を透かして見ると、内部にしっかりと血管が走ってるような筋が見えるんです。
まるで、筋トレ後のパンプアップした上腕二頭筋のようです。
これがこの葉の生命線で、この赤い筋の延長線上に芽や根があり、いずれ葉の先端から飛び出てくるんじゃあないですか?
植物の葉を研究してる学者じゃあないですから、詳しいことは申し上げられませんが、絶対にそうでしょ?
この半透明の状態なら、ほぼ大丈夫です。
さらに、もう一つプラスの要素があるんです。
切り口(以前、茎が接続してた部分)がショッキングピンク色になってますよね。
これが、発芽根の兆候のある意味サインなんです…
…と勝手に解釈してます。
切った当初は、全くピンク色ではなかったんです。
しかし、時間が経過するごとにピンク色に染まっています。
きっと根を出そうと必死に力んでて、赤くなってるんじゃあないかと?
…と、これも勝手に想像してるんです。
ピンクシャンペーンのこの葉挿しは、セーフ… ほぼ大丈夫でしょう。
絶対とは言い切れませんが、多分もう少ししたら芽か根がが出てくると思います。
そう願いたいですね…
他にも半透明になってる、もしくなりつつある葉がいくつあります。
ちょっと見てみましょう。
これ、さくらんぼ美人の葉挿しです。
こちらも半透明になっています。
この半透明は、衰退の一途を辿る半透明です。
葉に張りや艶がなく、中は水分がたくさん詰まってる状態で、しかも萎れてきてるのが目に見えてわかります。
ツンツンしたら、ぷよぷよなんです。
水分が今にも流れ出そうなぐらいに柔らかくなってます。
あと数日…早ければ明日か明後日には一気に萎み、枯れてしまうかもしれません。
パッと見、ヤバそうな雰囲気ですが、芽はしっかりと出てますね。
こういう半透明の状態だと、葉としてはもう無理ですが、芽がすでに出てる状態での半透明ですので、芽の方に養分を送る役割が終えたんで、このまま枯れていく現象だろうと思います。
これは、ほぼ想定内です。
葉挿しの流れはだいたいこんなもんです。
葉挿しをスタート → まずは発根、もしくは発芽 → 芽がある程度大きくなってくると親の葉が枯れる…
だけど、まだ子が小さいんで、予断を許さない状況ですね。
この子がこのままスクスク生長するか、もしかして親葉の後を追って枯れていくかは、微妙なところです…
こういう半透明の葉もあります。
これは織姫です。
ネームプレートの奥の根も芽も出てる葉ではなくて、手前の方ですね。
これは、一時期までは順調だったんです。
根も出てて、いつ芽が出てもおかしくない状況でしたが、芽が出ずに半透明になってきました。
根もある程度出てて伸びてたんです。
しかし、今はどす黒くなって、根は完全に枯れ切ってますね…
ということは、これから芽が出るプラス要素は一切ないんで、このまま枯れていくでしょう。
一番最初に紹介したピンクシャンペーンのように、内部に赤い血管のような筋がないんで、これはほぼOUTでしょう…
根が出てるのに、芽が出ずに根までもが枯れてしまった原因がなんなのかは、わかりません。
水をやり過ぎたのか、室内に置いてるので気温が高くて体力を消耗したのか、枯れる病気にかかったのか、ただこうやって枯れていってしまったのは、この葉の運命だったのか…?
他にもこんな半透明の葉挿したちもあります。
これはSPの葉挿し。
回りの葉挿しとは品種が違いますが、色が明らかに違いますよね。
元気な葉じゃあないです。
ピンク色できれいな模様をしてますが、これはもう枯れていく一途でしょう…
芽も根も出てない状態ですので、これはほぼ無理です。
そしてこちら。
模様がSPと似てますが、こちらはレモンベリーの葉挿しです。
右隣の2つと同じなんですが、この1枚だけが半透明…
右側の緑色を維持してる2枚のうちの1枚は、すでに根が出ております。
ということは、この半透明は明らかに変です。
OUTですね…
数日後には水分が蒸発し、枯れて干乾びていくでしょう…
葉挿しは、100%成功するとは限りません。
品種によってもそれぞれ違いますし、季節、温度、湿度、置き場所、風、水…育っていくうえでいろんな要素と重なって、成功したり、失敗したりします。
一度、土に挿したら、あとはなるようになれ… 天に祈る!…のみなんです。
半透明にならないよう、緑色の葉を維持したまま根と芽が出てくれたら、ほぼ成功なんですけど、なかなか難しいですね。
それが面白いところでもあり、悔しいところでもあり…
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葉挿しでここまで熱弁するのは、oyageeぐらいだけでしょうか?
一体、葉挿しにどこまではまり込んでるんでしょうかねぇ?
去年から言ってますように、根っからの「根フェチ」ですから!(笑)