多肉植物って、今の時期はホント気を付けなければいけません。
暑さよりは水分に注意しなければいけないし、さらには湿気、これには要注意です。
暑さだけなら何とか頑張ってくれるんですけど、暑さ+水分・湿気が加わったら、ダメになるものが多いです。
徐々にその現象が出てきてるんですよ。
正直、へこみます…
ダメになるのが、小さい苗や葉挿しの芽なら、なんとか諦めがつきます。
いや、小さくても一点ものの品種だと、なかなか諦めはつかないんですけど、諦めるしかないですよね。
大株の多肉だと、なおさら諦めがつかなくて、正直へこみます。
そんなへこむことが、実際にあったんです。
事の発端は、梅雨の長雨の時期…
梅雨でも、毎日毎日雨ではなく、曇ってる日もあれば、もちろん晴れ間が出る日もありました。
春ぐらいから多肉の置き場所がなくて、翌日が「晴れの予報」でしたら、完全屋外へ置きっぱなしにしてたんです。
このトレイには、マーガレットレッピン、リラ、ホワイトゴースト、ピーチミント、ピーチベリー、ピノキオなどの苗が入ってます。
この中のピーチミントは、以前、キノコが生えてたピーチミントですね。
【写真参照 : CASE#00 キノコの生えてるピーチミント】
このトレイの画像は、ピーチミントにきのこが生えてるってことで、6月27日撮影した写真です。
これ、トレイごと、雨に濡らしてしまったんです。
濡らしたのは、6月27日以前の話…
6月中旬だったと思います。
雨が降ってれば、軒下や濡れない場所に取り込むし、降りそうな気配だったら、いち早く避難させてます。
その日の天気は曇りで、雨が降らなかった。
その夜中、そして翌日の天気予報も曇りか晴れの予報で、降水確率も非常に低い表示でした。
だから、避難させてなかったんですよ。
まさか、夜中に土砂降りになる、とは知らずに…
そうなんです… 寝てる夜中に、短時間ですが大雨が降ったみたいです。
朝起きたら、道路がびしょ濡れでした…
出しっぱなしだった多肉のトレイを避難させてなかったので、確認したら、思いっきり水を浴びてしまってました。
急きょ、部屋に入れ、葉についた水滴をティッシュで吸わせ、あとは扇風機で風を当てて、湿気を伸ばす作業をしたんです。
「これで大丈夫…事なきを得た…」と思いきや、これからがへこむ出来事が勃発です!
6月27日の時には、異変がわからず、全く気付きませんでした。
ピーチミントのキノコのブログの3日後に、リラの異変に…。
リラの苗を見たら、一見普段と変わらないように見えます。
しかし、赤い矢印部分の葉の色がなんかヘン…
3日前の全体写真の中のリラは、葉もしっかりついており、株自体もどっしりしてた感じなのに、3日後のリラのこのアップ写真では、数枚の葉がやけに褪めた色をしてませんか?
若干ですが、色が茶色っぽくなってきてません?
葉の向きもおかしいんです。
元気のいい葉は、上斜め45度にしっかり立ち上がってるんです。
しかし、このリラの葉は、倒れてるような感じと言いますか、ベタっと寝てるとでも言いますか、全体的に葉が開いて弱くなったイメージがしません?
なんか、怪しいですよね…
もしや?と思い、おかしな色の葉を持ち、軽く引き抜くと…
簡単に取れたんです。
葉が茎からポロッと簡単に外れるんです。
ポロッと落ちるんです。
葉がポロッと… 「葉ポロ」です。
これを、多肉用語で「葉ポロ現象」と言います。
誰も呼んでませんけど…?
葉が妙に柔らかく、葉の内部の水分が溢れ、ジュグジュグです。
先っぽも黒ずんでしまってます。
葉が接続してた部分の茎は?というと…
まっくろくろすけ…
腐ってます!
最悪です…
その後も、「この葉は取れる?」「簡単に取れた…」「この葉も?」「取れた…」「これも… じゃあ、これも? これも?」と、葉を次々に持ってみて引き抜くと…
いつの間にか、天芽の小さい小さい芽だけを残し、残りのすべて葉が取れてしまったんです。
葉の先がすでに黒ずんでたり柔らかくなっており、葉挿しもできない状態。
リラの葉は全部ダメ! OUTでした。
この葉は、数日で枯れてしまいましたね…
このリラは、時すでに遅し…でした。
ダメージを受けすぎてて、大丈夫そうな葉でも数日間で萎んで枯れてしまいます。
これまでの話が、6月30日のことでした。
このリラは再起不能で、復活も葉挿しからの再生もすべて無理でした。
葉がポロッととれる「葉ポロ」現象に気づいたら、すぐに葉を外した方がいいでしょう。
黒ずんでる、半透明になってるなど傷んでる葉は、ほぼ葉挿しは無理です。
親株の方ももちろんOUTです…
枯れて萎んでしまいました…
潔く諦めましょう…
しかし、まだ可能性が残ってる葉も存在する場合もあります。
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それが、CASE#02「マーガレットレッピンの場合」です。
- CASE#02へ続く…