観葉植物を針金やワイヤーを使って、自分好みのスタイルに変身させるのは面白いですよね。
植物の茎や枝にワイヤーを巻き付け、「く」の字に曲げたりUターンさせて、あとはワイヤーを巻き付けたまま放置しておくと、茎がその形に固まり、世界で一つだけのオリジナルスタイルの植物ができあがっちゃうんです。
去年、ドラセナ・コンシンネで、この方法をやってみました。
徐々に曲げていけばいいものを、一発目からあまりにも激しく曲げすぎて、まっすぐ伸びたコンシンネの幹を折ってしまいました…
- Rising Sun ─世界に一つだけのコンシンネになる為、明日に向かって曲がれ─ (17.06.10更新)
- コンシンネ、ブリッジ失敗し骨折! 世界に一つだけのドラセナになるはずが… (17.06.20更新)
【17.06.10のブログより】
【17.06.20のブログより】
またやっちゃってますね…
いつものことですから…
次に茎を曲げてるドラセナ・コンシンネはワイヤーを使わず、水苔とペットボトルを使って定期的にクルクル動かし、今、「世界に一つだけのコンシンネ」になってもらってる段階です。
これはまた時間がある時にでも更新するとしまして…
コンシンネの後、ゴムの木もワイヤーを使って茎曲げに挑戦しました。
- ドラセナ・コンシンネよりも一足お先に… 「世界に一つだけのゴムの木」になる特訓が始まった! (17.09.28更新)
【17.08.15のブログより】
【17.09.28のブログより】
一挙に3鉢もやったんです。
ゴムの木の幹は、比較的柔軟で曲げやすく、折れたり、傷めたりすることはありません。
ただ、それでも限度というものがありまして、あまり強い力で一気に激しく曲げると折れちゃいます。
この3本は今でも順調に育ってます。
1年経ったので、久しぶりに近況報告です。
1年間音沙汰がなかったんですが、全く触ってなかったということはありません。
この1年間、気が向いた時に数回、ワイヤーを巻いてる部分を軽く曲げたり、捻ったり、成長方向の向きを軽く変えたりしておりました。
ただし、急激な角度をつけたり、思いっきりは曲げてません、ほんの少しですよ。
今、こんな風になっています。
去年よりだいぶ大きくなってますよね。
夏の間は屋外に置いてますから、葉の表面は汚れやほこりがついて汚いですが、葉の大きさが去年よりも大きくなってませんか?
鉢が小さいながらも、しっかり根が張ってる証拠です。
このゴムの木の3鉢は、結構水やりを忘れることが多かったんですけど、ゴムの木って土が乾いても、すぐには枯れません。
極度に乾燥した時が長く続けば、葉がふちから茶色く変色して枯れてきたりしますが、2週間ぐらい水切れでも、そう簡単には傷みません。
特に、冬の間はうっかり水やりを忘れても、ほぼ心配はいりませんよ。
この3鉢がそうでしたから…(笑)
さて、1鉢ずつ見ていきましょう。
まずは、タコツボのようなテラコッタ鉢のゴムの木は…
1年前のワイヤー掛けの時はこんな感じでした。
※ 写真下の番号は、当時のブログの植え替え作業に振り当てた番号ですので、スルーしてください。
【17.09.28のブログより】
【18.10.19現在】
このゴムの木は、蛇行させるつもりで曲げてます。
蛇行がちょっといびつですが…
隣の小さめのゴムの木は曲げておりません。
そのまま伸ばしていくつもりです。
真っ白いスクエア鉢に植わってたゴムの木の1つは…
【17.09.28のブログより】
【18.10.19現在】
このゴムの木はS字にする予定でしたが、2回ほど曲げただけでその後はいじってません。
なので、そのまま垂直に伸びていってしまってますね。
これは、このまま育てていこうかと…
ただ、問題が発生してますね…
曲がった茎の部分を正面にすると、葉が横向きになります。
葉をきれいに見えるよう正面を向けると、今度は肝心なS字の幹が横を向き、葉で完全に隠れてしまいます…
せっかく幹を曲げてるのに、幹が見えないんじゃあ意味がないですよね…
植物は生きてますし、光合成をしようとどうしても太陽や光の方向に向いてしまいますので、置き方を考えないといけなかったです…
だけど、心配ご無用…
これからは鉢の向きを変えて管理していくと、葉の向きも自然に変わってきます。
植物によって違いますが、早いものでは数日ぐらいから、遅くても1~2週間もあれば葉の向きも変わるので、このゴムの木もいずれはまともな方向を向いてくれるでしょう。
白いスクエア鉢のもう一つのゴムの木は…
【17.09.28のブログより】
【18.10.19現在】
このゴムの木は、コルクを巻いたように螺旋階段風に仕上げたかったんですが、全然なってませんね…
いびつです…
だけど、いいんです!
このいびつさがいい味出してません?
この子が一番愛着が沸きます…
おや?
おや、おや、おや?
この子、うっ血してるじゃあないですか!
締まり過ぎて、食い込んでますよ、ワイヤーが!!!
こういうことがあってはいけないと、1年前はワイヤーを緩めに巻いたはずなんですけど、ここまで食い込んでいたとは…
3鉢のうち、このゴムの木が一番小さかったんです。
だけど、成長が一番いいのが、3番目のこのゴムの木…
想像以上に生長しすぎて、食い込んだんでしょう…
植物だから、うっ血はしませんけど、すぐにほどいてあげないといけません。
ワイヤーが茎に食い込んでて、今すぐどうなるってことはありませんが、傷がさらにひどくなりますし、食い込んだワイヤーが見てて痛々しいですもんね。
こういうのを発見したら、すぐにほどいてあげましょう。
茎の1/3ほどへこんでるじゃあないですか…
相当食い込んでたようです…
他の植物なら、もしかして枯れる原因になったりもしますでしょうが、丈夫なゴムの木だから問題はないでしょう…
ワイヤーをすべて外しましたが、再び立ち上がったり、もう戻ることはありませんね。
数日後、多少反動で立ち上がったりもするかもしれませんが、この形でほぼキープしてくれると思います。
1年間もワイヤーを巻いて固定してたんだから、そう簡単には戻らないでしょう…
ただ、ワイヤーを巻いておく期間が短いと、ワイヤーを使って曲げた意味がないくらい立ち上がったり、元通りになり、思い描く姿のようにならなくなった場合があります。
そういう時は、再度ワイヤーを巻いて固定してあげてください。
今度は、もっと緩めに…(笑)
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以上、「世界に一つだけのゴムの木」になる為に特訓をしてたゴムの木の1年後は?…でした。