夏になり、サンセベリアたちが勢いに乗ってます!
サンセベリアの品種は昔よりだいぶ増えてきてます。
多くなった種類のあちこちから、新芽が吹いてきてるんです。
うれしい悲鳴?
冬が来る前までにすべてのサンセベリアの株分けや植替えできるんでしょうか?
で、この子は、誰でしたっけ?
まっすぐな葉を持つこの子…
以前、極太マジックのようなサンセベリアをご紹介しましたが、あそこまでは太くありません。
あの極太マジックのようなサンセベリアは、スタッキー。
この子はスタッキーではないんです。
えっと…
えっと…
ずんぐりむっくりのぷくっとした子が出現してますけど、この子の正体は…?
この子は… そうです!
去年の秋に扇形に開くサンセベリアを植え替えました。
【18.10.03のブログより】
手のひらをパーに広げたような形のサンセベリア…
まるで扇子か孔雀の羽を広げたようなサンセベリアがありましたよね!
正面から見たら、扇のように開く、かっこいいサンセベリアです。
ということは、横から見たら平べったい… ペチャンコってことですよね。
そういうサンセベリアを植えるなら、それなりの鉢に…ってことで、平べったい鉢を買ってきたんです。
あえて… このサンセベリアのためだけに…
平べったいってことは、どういうことか?
不安定… 倒れやすい…ってことです。
で、植え込む人は、このoyagee…
どういう性格かと言いますと、「そそっかしい」とか、「うかつ」とか、「おっちょこちょい」とよく言わています。
几帳面な割に、雑なんです。
どうなったのか? もうお分かりでしょう…
そうなんですよ。
植え込んで5分後、ブログに載せる写真撮影をしてたら、鉢を倒したんです。
倒しただけならいいんです。
葉を折ったんです。
しかも、一番大事な部分を!!!
ド真ん中のまだ若い小さな葉をぽきんと折ってしまったんですよ!!!!
【18.10.03のブログより】
なんで、よりによって、一番大事な真ん中の葉が1本だけ折れるんですか????
そんなことって、あります???
一番端っこの葉なら、まだ諦めがつきますよ。
植物って言うのは、普通に育ててれば、端の葉から枯れていく運命ですから…
だから、端っこの葉なら、最初に枯れるだろうし、ちょっと早めに枯れた…って諦めがつくじゃあないですか…。
それが、一番肝心な、一番大事なセンターのど真ん中の葉を折ってしまって…
これから大きくなるぞ!っていう一番元気の良くて若い葉がぽきんと折れちゃったんですよ。
あまりにも突然で、あまりにも衝撃的で、あまりにもショッキングな出来事でしたので、「えー?なんで、こうなんの???」ってつぶやいたまま、5分ぐらい気を失っておりました。
植え替えて、たった5分の出来事ですよ!
まるでギャグみたいな話でしょ?
ドリフのコントでも、こんなにタイミングよくはいかないですよ。
まるでお笑いのネタような世界です。
フィクションじゃあないんです、これはノンフィクション。
とっさに思い付いたのが、「これ、元通りになる? すぐにつければ、何もなかったように繋がったりして?」でしたが、実際のところ、接着剤でとめるわけにもいかず…
接着できて、元通りになるのなら、とっくの昔にやってるんですけど、植物は物じゃあないんで、泣く泣く諦めて、そのまま育ててみることにしました。
折ってしまったのは、サンセベリアのボンセレンシスという品種で、このずんぐりむっくりした子は、植え替え前にすでに鉢から脇芽が1本飛び出てた子だったんです。
【18.10.03のブログより】
赤い矢印の子がそうですね。
折れた葉はぶつ切りにし、数日乾かして茎挿しへ…
【18.10.06、折った葉を3分割に】
【5日後、3分割の葉と子株をそれぞれの鉢に植え込む】
ぶつ切りの葉を土植えする時に、鉢から伸びてた子株も一緒に植え替えました。
右側の鉢が、今回ずんぐりむっくりの子が出てる方になります。
左側のぶつ切りの葉挿しは、時期的に合わなかったのでしょう…
うまく芽が出ずに枯れてしまいました。
右側の鉢だけ残れば、十分です。
こちらはこれからもすくすくと生長してくれるでしょう。
鉢を倒して葉を折ったりしなければ…
問題ありなのは、大元の親株の方です。
あれからまったく動きがありません。
真ん中の葉が折れても、次の葉が出てきてもいいはずなんですけど、うんともすんとも言わず…
と言って、枯れてもないんです。
ただ、葉が以前よりもしわが寄ってますよね。
ところどころ、激しく窪んでしまってます。
これは、多分、水やりをしてないからでしょう。
春になって、一度水やりしたぐらいです。
それも、まだちょっと寒い季節だったんで、ほんの少ししかやってなかったような記憶があります。
だから、この際、思い切ってたっぷりと水やりをしてみます。
サンセベリアの活動時期は、今!
そうなんです!
今の7~8月が1年で最も活動する季節だから、たっぷり水やりしても根腐れの心配もほぼいりません。
ただし、毎日のようにだらだらと水やりしてると、鉢の中がいつも湿ってる状態が続き、返って蒸れてしまい、根腐れを起こす危険がありますので、水をやるのなら、たっぷりと…
で、やらない時は一切やらない。
土の表面が乾いて、鉢の中も乾いたころにまた水やり…と言う風にメリハリを作ってあげてください。
サンセベリアなら、夏場でも1週間や2週間程度土がカラッカラでも、枯れることはありません。
多少、葉にしわが寄ったり、元気がなくなっても、水やりをすれば元通りになりますので、ご心配なく。
ただし、別のことが原因で、葉や株が弱ってくることもありますので、そこは水切れなのか、そうじゃあないかを見極めてくださいね。
例えば、根がまだしっかり張ってないのに、水やりの回数が多すぎて、先ほども申しましたように根腐れや株元を腐らせたり、植え替え時に切り口がうまく乾かさなかった為、切り口から菌が侵入して腐ったり、他にも突然病気にかかったり、あまりないですが害虫にやられたりで、弱ってくることもあります。
親株のこのしわは水切れだと判断し、たっぷりと水やりしておきました。
ついでに動きのあるずんぐりむっくりの鉢にも、たっぷり水やりを。
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これで、葉のしわもなくなり、あとは新しい葉が出てきてくれれば、このサンセベリアは一件落着ですが…