あのシャンペーン3兄弟が、夏をしっかり乗り越えてくれました! そして、うれしいことが! しかし、うれしくないことも?【oyageeの植物観察日記】

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シャンペーン3兄弟、覚えてらっしゃいますでしょうか?

ウルトラ3兄弟じゃあないですよ。

だんご3兄弟でもありません。

エケベリア属に〇〇シャンペーンの3兄弟です。

ホワイト、ピンク、レッドとのシャンペーンを葉挿しから育て、それから鉢へと定植しましたよね。

【18.07.02のブログより】

【18.08.07のブログより】

葉挿しの小苗から鉢へ定植したのが去年の7月2日ですので、すでに1年と2か月が経過してるんですね…

早いもんです…

この1年、いろいろとすったもんだがありました。

10月1日には、害虫が…

年が明けて1月11日にはウォーターマークが出ない、そして3種がどれも同じに見えてしまうという問題が発生!

【18.10.01のブログより】

【19.01.11のブログより】

このシャンペーン3兄弟たち、今年の春ぐらいまでは多肉を育てるには最適の場所にいたんです。

軒下に設置してるラックに置いてました。

日中は適度に日差しが当たって日光浴ができ、雨が降れば、軒下だからしっかりしのげる…

スチールラックだから仕切りはほとんどないので風通しもよく、180センチの高さのラックの上から2段目に置いてたんである程度の高さが保て、小動物や害虫の被害もほとんどない場所…

コナカイガラムシの被害にはあってましたが、他の虫に葉を食われたり、何か被害に遭うってことはなかったんです。

まさにここは特等席!

シャンペーン3兄弟が入ってたトレイは、VIP待遇の多肉達だったのです。

しかし、葉挿しから育てた小苗の中には、レアものや大事なものがあり、その子たちを鉢に定植したあとは、その特等席が他の多肉苗に占領されてしまい、ついにはシャンペーン3兄弟は外野席へ追いやられてしまったのであります…

外野席というのは、雨ざらしの場所…

シャンペーンを雨に当てるなんて、あり得ない!?

最初は雨に当てるつもりはさらさらなかったんですが、ありとあらゆるところに多肉のトレイを置いてて、雨が降れば濡れない場所へ避難させるつもりが、いつしか取り込み忘れてしまったんですよね…

一度雨に濡らしてしまったら、もういいや、濡らしてしまえ!って移動させるのも面倒くさくなって、このトレイに入ってる苗の価値がグーンと下がり、ほとんど放置状態でした。

梅雨時期はずっと雨に当ててしまい、梅雨明け後は灼熱の太陽にジリジリ焦がされて、と…

どうなったか、想像はつくでしょう?

そのトレイがこちらです。

この中にシャンペーン3兄弟も入っています。

まずは、他の多肉達を見てみましょう。

特に悲惨な状態の苗を4つご紹介します。

まずはこれ。

1つ目は、ベビーフィンガーです。

梅雨時期に雨ざらしにした後に葉ポロ現象が起き、さらに真夏の暑さで茎までやられてしまってますね…

茎が2本あるうちの1本だけ頭部分の葉がまだ残ってるんで、あそこの茎をカットして土に挿しておけば根付くとは思いますが…

2つ目は、ストリクチフローラという品種です。

葉がほとんど残ってないからわかりづらいですが、白っぽい大きめの苗です。

この系統の苗って、害虫に狙われやすいんですよね…

害虫というのは、いつものあれです… 真っ白いコナカイガラムシです。

コナカイガラムシと雨ざらしのせいで、ほとんど葉が残ってない状態です。

それでも、新芽の小さい葉がじわじわ出ててきてるので、復活するとは思いますけど…

3つ目は、これ。

東美人錦です。

これも、雨に濡れたせいで、下葉の葉ポロ現象が起きてしまってます。

土の上にカピカピに枯れてるのは、葉ポロで落ちた葉です。

普通、元気な葉がもげて下に落ちると、そこから発芽根するんですが、葉ポロの葉はダメージがあり、損傷が激しいので、数日で透明になり、あとは枯れるだけ…

だから、葉挿しには不向きなんです。

この東美人錦の苗は、上の方は問題ないので、もう少し涼しくなったら、上の元気な部分を胴切して、再生させます。

ただ、錦のわりには、斑が全然確認できません。

あえて再生させる価値、あるのでしょうか?

4つ目はこれです。

エルメスです。

エルメスと言えば、最近ブログで小苗たちを紹介しましたよね。

あの小苗の元の葉は、この葉から採取したんです。

この苗から葉をもぎ取って、葉挿しをしたんですけど、今や親苗は、見るも無残な姿に…

あちゃー!!!

これも雨ざらしにさせてしまったために葉ポロ現象が起き、今は葉も全くない状態。

茎もカピカピに干乾びてるし、新芽部分の葉も全く伸びてきません。

こういう状態になっても、たまに脇から小さな芽が吹いてくることもあるんですが、芽も吹いてないですね…

茎は100%死んでるし、根も全く活動しなくて枯れてるんでしょう…

この苗は、引き抜いてゴミ箱行きです… ごめんなさい…

さて、ここにピンク、ホワイト、レッドのシャンペーン3兄弟がいるんです。

ジャ、ジャ、ジャーーン!

これです!

なんとも立派なお姿に…

シャンペーン3兄弟の3苗は、全く問題ございません。

枯れてる葉がありますが、あれは蒸れなどで葉がポロッと落ちたのではなく、寿命を迎えた葉だと思います。

また、不均等になってきた葉やもぎやすい葉は故意にもぎ取って、鉢の中に置いておくんです。

そうすることで、勝手に芽が出てくるので、増やそうと思えば、葉挿し専用トレイに入れなくても、いいんです。

葉挿しをするのに場所は選びません。

勝手に芽が出てくれます。

しかし、条件が悪いと芽が出ずに枯れてしまうんです。

枯れた葉は、多分、葉挿しをしようと思って葉を置いておいたが、芽が出ずに枯れた葉だと思います。

シャンペーンって、雨ざらしにしても結構強いのかもしれません。

多肉でも、同じように雨に当てても、すべてが苗が傷み、葉が落ちるわけではないんです。

品種によっても弱り方が違いますし、苗自体の大きさで弱るタイミングも違うでしょうし、またトレイの外側だと風通しがよくて葉ポロに置きにくかったり、反対にトレイの中心部分に置いておくと、苗が密集しすぎて風通しが悪くて、葉ポロが起きる…ってあるかもしれません。

いろんな条件で葉ポロになるか、ならないか…が違ってくると思いますが、比較的シャンペーン系統の品種は葉ポロになりにくい!?

そう考えてもいいんではないでしょうか?

さらにうれしいことがあるんです。

これを見てください。

ウォーターマークが!!!

念願のウォーターマークが出現していますよ!

光に反射して見えづらい?

じゃ、見えやすいよう、日陰に移動してみましょう。

ほら、3つとも白いラインが浮かび上がってますでしょ?

3つとも出てるんですが、特にくっきり出てるのが、右のホワイトシャンペーンの葉…

このラインが、シャンペーン特有のウォーターマークという模様です。

たくさんある品種の中でも、いくつかの品種はこういうラインが出てきます。

斑入りの錦ほどレア感はありませんが、ちょっとばかり特別感があり、ウォーターマークが出現してくれるだけでうれしくなりますよね。

雨ざらし、さらに地面に直置きしてたんで、泥撥ねして葉が汚れてますが、土汚れなら、もう少し涼しくなって苗の頭からホースで水をかければ、落とせます。

なんなら、oyagee棒を使ってお掃除を…

ヘンな棒じゃありませんから…

しかし、見れば見るほど、この3種はどこがどう違うんでしょうか?

3苗とも同じに見えるんですけど…

3苗比べてみたら、若干真ん中の苗が赤みが強いんで、レッド…?

レッドシャンペーンでいいかもしれません。

しかし、両サイドの苗は、ホワイトとピンクなんですが、同じじゃあありません?

2つ並べてみますよ。

ほら、瓜二つ…

どっちもホワイトシャンペーン、もしくはどっちもピンクシャンペーンなのかもしれません。

もう少し経過観察しなくてはいけませんね…

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これから涼しくなって、さらに寒くなってくると、色づき具合が違ってくるんでしょうか?

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