2021年になりました。
今年はどういう年になるんでしょうか?
外へ置いてた葉挿しトレイですが、10円玉サイズぐらいまで育ってる苗のトレイはまだ外に置いてます。
寒いから成長がほとんど止まってますけど、ある程度大きくなった苗は、外でもなんとか大丈夫そうです。
しかし、まだ芽が出たばかり…とか、根がちょびっと出かかってるの…とか、根も芽もまだ全然出てない葉挿しトレイが数枚ありまして、このトレイを室内へと持ち込んだんです。
芽が出たばかりの小さい苗は、強烈な冷気や寒気が来れば、いつダメになるかわかりません。
まだ大丈夫だろう…って思っても、急に葉に勢いがなくなり萎んだり、茶色くなって枯れたりするんです。
また、根も芽も出てない葉挿しは、外に置いてても発芽根はしません。
ある程度の気温がないと、発芽根は促されないんですよね…
葉挿しの葉って、半永久的に元気がいいわけじゃないんです。
早めに発芽や発根させてあげないと、だんだん弱ってきます。
しかし、成長期が春秋型品種の葉挿しは、春や秋ぐらいの気温にならないと、ほとんど活動しません。
親葉が弱ってくると、芽も根も出す体力が衰え、やがて萎んできてしまい、最終的には枯れる運命なんです。
だから、暖かい場所に置いて、発根や発芽を促進させようと、10枚ほどの葉挿しトレイを部屋に持ち込んだんですよ。
置いてるところは、ベッドの上…
今はこんな状態でベッドの上を占領してるんですよ。
南向きの窓があり、昼間は太陽の光が差し込んで気温は上昇するし、夜は暖房のエアコンは付いてるし、まるで一等地の部屋で多肉の葉挿し様たちは過ごしてます。
oyageeはどこで寝てるのかと言えば、窓の雨戸は年中締め切ってて、荷物置き場のようになってる北側の寒い部屋で寝てるんです…
うちは、人間と多肉の階級が逆転してる家なんです。
どんな葉挿しがあるかと言いますと…
この小苗は、ピーチビューティー。
プクプク系の多肉です。
小さいながらも、葉先がほんのり色づいてて、かわいいですよね。
こちらは、ルンヨニーhybという品種。
こちらも小さいのに、すでに爪が赤く染まってて、見惚れてしまいます。
こちらは、タパルパ×シムランスという交配種。
先に根が出てきましたが、ほら、小さい芽も出てきてますよね。
根はしっかり土に自分で潜っており、パーフェクト!
親葉もまだ枯れる気配もないので、言うことナシ!
葉挿しの優等生のような葉挿しです。
この葉挿しは90%が成功してると言っていいでしょう。
残りの10%は何があるかわかりませんので、100%にはしてません。
これは、シリウスという品種です。
このシリウスの葉挿しは、芽だけ出てるものもあったり、まだ根しか出てないものもありますが、成功への道を突き進んでます。
シリウスと言えば、以前ブログに登場しましたよね。
【18.08.10のブログより】
すごく大きなシリウスでした。
しかし、葉はパカーンと開いた状態で、何ともみっともない姿に…
この後、葉挿しを10枚程度したんですが、すべてが失敗。
そして、この親苗は枯れてしまったんです…
今、成功の道に突き進んでるシリウスの葉挿しは、再びシリウスを購入し、その2代目シリウスからもぎ取った葉です。
さて、このシリウス、アガボイデスのシリウスなのか、そうじゃあないシリウスなのかはわかりません。
エケベリア専門の本を持ってるんですが、その中のシリウスはアガボイデスのシリウスを紹介してます。
本のシリウスと、画像のシリウス、全然違うんですよ。
本のシリウスは、爪の先がほんの少しだけ赤くなってるだけで、まるでこの前紹介したリンゴスターのようなほとんど紅葉してないシリウスなんです。
画像のように、全体が赤くなってません…
ただ言えることは、葉が硬く、皮の面も厚く、肉厚な葉の葉挿しは、成功率が非常に低い。
以前、エボニーの葉挿しもしました。
エボニーも、アガボイデスの種になります。
エボニーもほとんど芽が出なかったんですよね…
そして、こちらもアガボイデスの仲間である「リップスティック」
この葉挿しは結構長いことやってるけど、これまで1枚とも根も芽も全く出てません。
そして、エボニーの葉挿しの時みたいに、葉の付け根部分が「く」の字に曲がって、銘菓のひよ子のようになってますよね。
これは多分、どれも芽が出ずに、すべて枯れていく運命でしょう…
どうもアガボイデス系列の葉挿しは、成功率がすごく低いような気がしますね…
もぎ方とかが下手なだけなんでしょうか?
で、このリップスティック、エケベリア専門の本ではアガボイデス・レッドエッジ(和名・魅惑の宵)の欄に「リックスティックと呼ばれていた品種」と書かれてました。
ということは、葉挿しをしてる「リップスティック」と、以前に「エボニー」か「魅惑の宵」がわからなくなったあの苗は、同じってこと?
【19.12.16のブログより】
- エボニーの双子Babyの親は、こっちのエボニー? あっちのエボニー? それとも、「魅惑の宵」? (19.12.16更新)
何が何だか、段々わからなくなってきました…
多分、読んでる人はもっとわからないと思います…
一度、リセットしましょう…
全く別の葉挿しを紹介します。
ここに9枚ある葉挿しは、「ハニーデュー」という品種の葉挿しです。
去年の11月に「年に一度の多肉狩り!」で多肉の苗を大人買いする一人イベントをやったんです。
1年に一度、腰の術後の検査で市外の病院に通院した後、あちこち寄って、買って帰った苗の1つです。
ほとんど枯れかけてたので、定価の半額だった苗だったんです。
苗はダメだったけど、葉の何枚かは大丈夫そうだったんで、すぐに葉挿しをしたんだけど、一向に芽も根も出てくれませんでした。
葉挿しをスタートして1か月以上経つのに、また動きがない…
弱ってる苗からもぎ取った葉の葉挿しは、葉挿し成功率が低いんですよね…
無理かなぁ…と思ったら、これ見てください!
1枚の葉に、根が!
そして、小さい小さい芽も出てきてるじゃあないですか!!!
これ見て、一気にテンションが上がり、ドーパミンがドバドバ出まくりですよ!
フィーバー! フィーバー! 大フィーバー!!!
ほぼ諦めていた葉挿しから、根が出たりしてたら、一気にテンション上がりません?
上がりますよねー!!
芽が出た! 芽が出た! 芽出たい! めでたい!?
「こりゃ、正月から縁起がいいわい!」
ところで、ハニーデューってどんな苗?
モーニングデューは知ってし、すでに持ってるんですが、ハニーデューってあまり聞かなくないです?
ハニーデューの親苗は、元々暗い店内で長期間置かれてたみたいで、徒長して乱れてるし、茎は折れ曲がってほとんど枯れるような状態で買ったから、本来の姿がわからないんです。
だから、ネットで調べてみました。
全然冴えない苗でした…
これで、ドーパミン、一気に引っ込みましたよ…
ま、これが多肉の醍醐味でもあり、葉挿しの面白さでもありますよね。
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今年もきっと、植物相手に狂喜乱舞したり、撃沈したり、一喜一憂するんでしょうね…
今年もこのブログをどうぞよろしくお願いいたします。