最強寒波襲来でここも雪が積もったのが、今月の8日でした。
それから5日後の13日のブログです。
2階のベランダの多肉達を最強寒波から守るため、ある仕掛けをしたんですね。
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両側にブロックと縁台があり、その上にラティスという木製フェンスと波板ポリカーボを乗せて簡易屋根を作り、これまではこの方法で多肉苗を寒さや霜から守ってました。
今回は最強寒波と言うことで、さらに側面をダイソーで買った「不織布シート」で覆ってたんです。
本日もシートがまだ覆われたままです。
わっ! ツインピークス!!
違います、白い布でくるんでるのは、ツインピークスのローラ・パーマーじゃなくて、不織布シートでくるまれた多肉たち。
シートには水が溜まってるんですが、水は全くしみ込んでなくてそのまま残ってる状態です…
水を通さないんだから、空気もほとんど通さないってことになりません?
これぞ、多肉を寒さから守ってくれる「最強防寒シート」!?
最強防寒対策は、お金をかければそれなりの防寒対策ができますし、きりがありません。
なるべく激安で、しかも手っ取り早くできる現段階での最強防寒対策が、この不織布シートだと思っています。
あれから雨は一切降ってませんので、この水は雪解け水なんです。
まだ蒸発しておらず、5日間ずっと残ったままなんですよね…
ここは、別のエリアの簡易屋根の上。
ここの屋根は、四方がブロック脚なので、なるべく寒気が入らないよう、ブロックを横倒しにして屋根を極力下げてます。
だから、屋根は斜めになっておらずに平行のまま。
水は流れておらず、溜まったままです。
その水が凍ってます。
本日もまだ簡易屋根は撤去しません。
最強寒波は去り、寒気もだいぶ収まってきました。
しかし、朝方はまだ0度以下になる予報で、もう少しの間は霜よけと凍結防止のために簡易屋根だけは付けておきます。
日中は極寒の寒さではなさそうなので、不織布シートだけは取り除いて、多肉の様子を確認してみようかと。
屋根は退けませんので、中央付近の多肉は確認できません。
なので、手前側の苗だけでも、元気なのか、寒さで弱ってるのか…を確認してみようかと思います。
それでは、ツインピークスのように包まれた苗たちは?
問題ありませんね。
ムチムチのプリプリ、さらにほんのり色づいてる姿が、かわいいじゃあないですか。
反対側の苗も見てみましょう。
こちらも問題ないようです。
朝日に照らされてきれいです。
手前右側のトレイに入ってる苗たちは、色といい、形といい、すごくないですか?
奥の方のシャンペン2鉢は、夏に弱っておかしくなってますが、他の苗は全く問題ありません。
この苗たちは、以前ブログに何度か登場しました。
【19.12.13のブログより】
撮影角度が違いますが、トレイ右側が先ほどの多肉達です。
約1年前ですが、あれから暑い夏を乗り越え、そして寒い冬も何とか耐え忍んで、さらにきれいに色づいてくれてます。
縁台の中棚に入れてある葉挿しを始めたばかりの苗たちも問題なさそうです。
思ってたほど大寒波の被害がないのは、これも防寒対策をした不織布シートの効果なのか?
それとも、極寒にも耐えらえるほどの苗たちばかりだったから、被害がないだけなのか?
しかし、すべてが無事ではないんですよ。
弱ってる苗を見ていきますよ。
これはカランコエの子宝草。
大きく育った子宝草は好きじゃあないんですが、小さい頃はかわいいんです。
しかし、寒さでやられてますね…
そして、これ。
アエオニウム属の「夕映え」
葉がテカテカ光ってます… これは寒さにやられた証拠。
先日もお伝えしましたが、アエオニウムは寒さに弱いようです。
隣のトレイにも夕映えがありますが、こちらも弱ってますね。
ただし、手前の低くて小さい夕映えは、黄色の色がはっきり残ってますよね。
こちらはなんとか無事のようです。
寒さで弱るのは、低温というよりは、氷のように冷たい寒風がよくないんではないではないかと思ってるんですが…
低い夕映えは、ポットの縁に隠れてて寒風をしのげたんだけど、高く伸びた夕映えは遮るものがなく、寒風をもろに受けたんで、ああいう風に葉が茶色く変色し、弱ってきてるのでは?
先ほどの子宝草も、鉢から飛び出てる大きな子宝草が弱って、脇に植わってる小さめの子宝草は無事なんですよね。
あれも、大きな苗が寒風を遮断してくれた… あとは、トレイの角っこに置いてたから、トレイの縁が風を遮ってくれて、無事だったんではないでしょうか?
寒さに弱いタイプの多肉は、まずは冷たい風を遮ってあげるのが先決かもしれません。
別の場所を確認してみましょう。
ほとんど問題ありませんが、これ。
これはピーチプリデです。
木立化してるピーチプリデで、大きな苗は親、そして小さな子苗が脇から出てます。
小苗の2つの中心部分が、どちらもうっ血したみたいに紫色になってますね。
これは寒さにやられてます。
このピーチプリデだけが、たまたま寒さにやられた?
違うんです、ピーチプリデは他の場所もダメになってる苗があるんで、ピーチプリデだけはどうも寒さに弱いようです。
ピーチプリデはエケベリアです。
現在持ってるエケベリアは、結構寒さに強いものが多いような気がします。
多肉歴数年でまだまだビギナー段階ですが、oyageeの経験値から言うと、寒さに強いのは、センペルさんが最強で、その次が草系セダム、そしてエケベリア…って順番なんです。
エケベリアは、アガベやアロエ、ハオルチアよりも寒さには強いと思いますよ。(強いと言っても限度がありますので、心配な方はすぐに屋内へ取り込んであげてください)
ただ、エケベリアでもピーチプリデは葉が薄いからなのか、エケベリアの中では寒さには若干弱いタイプのようです。
別のトレイでは、これが寒さにやれてますね…
これはヴォルケンシー錦。
リトルミッシーをもう少しタニクタニクさせた苗で、きれいな斑入り品種だったんです。
ヴォルケンシー錦も、リトルミッシー同様にクラッスラ属の仲間です。
クラッスラ属も、寒さには弱い品種が多いように感じます。
このヴォルケンシー錦は、今回の最強寒波ではなく、12月中旬の第1波の寒波で弱ってしまい、復活しないかな…とか思いながら置いてたら、復活どころか、全体が茶色に変色してしまった…
これは完全にアウトですね…
別のエリアでは、寒気がなるべく入り込まないよう、簡易屋根を低く設置しており、ここも本日は屋根を撤去しません。
今日は隙間から覗くだけにしておきます。
問題なさそうですね。
カメラをもう少しズームして見てみますよ。
手前の横たわってる緑色のぶつぶつ…
あれは「新玉つづり」、またの名は「ビアポップ」
「ブリトー」とも呼んだりしてます。
名札に「ビールの泡」とかっていう名前がついてたことも…
これは品種名ではなく、完全に流通名でしょう…
その新玉つづり、先っぽのいくつかの葉が半透明になってますね。
といういうことは、寒さにやられてますね…
そして、左の一番奥の多肉…
画像ではよくわかりませんが、多分あれは「花月錦」か、「ビックホーン」という品種だと思います。
ビックホーンって言うのは、ゴーラムに似た品種で、ゴーラムの変種とか…
奥の苗は、ビッグホーンか花月錦かまだわからないですが、どちらもクラッスラ属の仲間です。
そして、ビアポップはセダム属。
セダムもクラッスラも、意外と寒さに弱いんですよ。
霜が降りる日、雪が降る日、冷たい寒風が吹く日は、物陰に隠したり、もしくは屋内へ取り込んであげてた方がいいかもしれません。
エケベリアは最強寒波でもほとんど大丈夫だったけど、カランコエ、アエオニウム、クラッスラ、セダムはやられてるものが多い…
最強寒波の被害は、これぐらいでしょうか…
寒さの強さで言えば、「エケベリア > カランコエ、アエオニウム、クラッスラ、セダム」
こうなっちゃうんですよね…
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被害を最小限に食い止めたのは、不織布シートのおかげ?
効果あった? いや、それほど効果ない?
まだ何とも言えません…