前回のブログでは、一輪車(ネコ)に土を入れて、割れた鉢を組み合わせて、多肉の寄せ植えクリスマスバージョンの土台まで作ったのをご報告いたしました。
もう一度、話を整理しますと…
多肉の寄せ植えクリスマスバージョン(通称タニックカー)は、12月に入ってから作り始めて、12月の24日には完成し、クリスマスイブの日にブログを更新しました。
ただ、ブログでは起承転結の「起」と「結」しか書いていないので、どういう風に作ったのか、どういう多肉を植え込んでるのかわからないと思います。
だから、今慌てて「承」と「転」の部分を書いてるところなんです。
話があちこち飛んでしまってるので、わかりづらいと思いますが、これでお分かりいただけたでしょうか…
さてと、土台ができたので、これからは一輪車の上の割れた鉢の部分に、お気に入りの多肉を植え込んでいきたいと思います。
でも…
ちょっと待ったーーーー!!!!!
植え込みができないんです…
植え込む場所も、多肉もあるのに、どうしてもまだできないんです…
「さて、植え込むぞ!」って思ったんですが、致命的なミスを犯してしまいました。
まだやっちゃったんですよね…
先のことをまったく考えないで、突発的に行動してしまう悪い癖が…
このタニックカー、土と鉢を入れたら、すごく重いんですよ。
さらに、これは古い一輪車で、タイヤの車輪部分がキーキー言って、スムーズに動かないんです。
それに多肉を植え込んだりしたら、相当な重量になり、移動させるのも一苦労…
土を入れて鉢を組み合わせたのは、家の裏でやったんです… 畑の真ん中でした。
タニックカーの寄せ植えを飾るのは、ここじゃあない!!!
家の前なんですよ。
どうせ置くのなら、人目が付かない場所より、人通りが多い道路側に飾りたいじゃあないですか…
裏の畑のど真ん中に置いてても、誰も見ないし…
せっかく作るんだから、誰かの目にとまって、「多肉ってかわいいね」「きれいね」って言ってもらいたいじゃあないですか…
それに、これから霜が多くなる時期…
霜が一番最初に降り、すぐに凍りやすいのが、裏の畑なんです。
日が昇っても、家の裏の西側だから、正午ぐらいからしかお日様が当たらないし…
そんな場所に一生懸命作った寄せ植えを、放置しておけませんよ。
置きたい場所は、畑とは反対側… 家を挟んで、まったく逆方向の場所なんですよ。
どうやって動かします???
困りました…
所詮、元の姿は一輪車だから、押していけばいいとお思いでしょう。
しかし、先ほど申したように古い一輪車で、車輪部分が錆びてスムーズに動きません。
また家の回りには障害物が多くて、どうやって移動させればいいのかわかんないんです。
まずは、何も乗っていない一輪車だけ移動させて、その場所で土を入れて鉢を組み合わせればよかったんですけど、もう手遅れ…後の祭りです。
土と鉢が乗った状態の一輪車を押していくしかないんです。
家の回りは、どういう状況かと言うと…
ドローンがあって、家の上空から撮影したらよくわかるんですけど、ドローンなんて持ってないから、絵をかいてみました。
絵心が全然ないけど、これでも地図ぐらいは人並みに描けるんです。
絵は、3歳児以下ですけど…?
まず、黒マジックである程度の状況を書き、青ペンでタニックカーの現在地、そして移動させたい場所を「ココ」と記してみました。
地図を見る限りでは、青ペンの「タニックカー」から「ココ」の位置まで、直線で行けばすぐだと思うでしょ?
この直線には、多肉の鉢が入ったパレットやトレイを地面に敷き詰めてて、一輪車を押しては絶対に通れません。(赤ペン部分)
もし、パレットやトレイをすべて退けようとするならば、小一時間はかかります。
移動させた後、パレットなどをまた元に戻さなきゃいけないから、倍の2時間はかかるんです。
じゃ、逆サイドの家の回りを通るのは?
ここには小屋があるんですよ。
ここも狭くて、一輪車で通るのは無理っぽいんです。
裏の小屋の部分と家の間も、狭くてここも通れません。
どうしましょ?
いっそのこと、組み立ては鉢を崩し、土も下ろし、一輪車だけ先に運びます?
だけど、土台をまた一から作り直さないといけません。
これもまた面倒くさい…
最終的にこれしかない!?
畑のあぜ道って言うか、農作業をするのに、ヒト1人が通れるぐらいの細い道を作ってるんですね。
ここを押していくしか方法はないです。
道順は、こう…(ピンク色のライン)
言っておきますが、この畑、うちの畑ではありません。
ご近所さん所有の畑なんですが、昔からお付き合いがあって、昔は親がこの畑を借りて野菜を作ってたのもあって、その名残で今は畑の片隅に多肉を置いたり、別の片隅では植え替え場所にしたりと、ほぼ勝手に使わせてもらってます。
だから、畑の真ん中を一輪車を押して通るのは全然問題ないんです。
ただ、難所がいくつかありまして…
水色の蛍光ペンの●印とライン部分が、一番の難所なんです。
狭いスペース部分を90度に曲がり、その先はデコボコの畑道…
3段タワーやらせん状の階段に組んだ鉢、崩れないでしょうか???
早くしないと日が暮れそうなので、すぐに出発しますよ!
短い距離だけど、小さな小さな大冒険!?
「タニックカーを押しながら我が家をぐるりと一周! 「泣いて!笑って!はじめてのおしぐるま! 小さな小さな大冒険スペシャル!」
どこかで聞いたようなタイトル???
今日放送してたのは、「はじめてのおつかい!」
oyageeのは、「はじめてのおしぐるま」ですから!!
移動させる前に、難所部分に細工をしておきます。
ここ、コンクリートブロックと草が生えてる土部分に段差があり、この段差が7~8センチほど。
土と鉢を積んだ、重たい一輪車だと上がりそうにないんで、仮橋を作っておきます。
手頃な板がなかったんで、プラスティックの板にしましたが、これ、育苗箱の薄いバージョンで結構頑丈なんで、大丈夫でしょう。
昨日作った土台は、ケースを被せておきました。
夜、野良猫に荒らされたり、乾いた土だからトイレ代わりにされたら困るんで、カバーをして予防しておいたんです。
最近、自宅回りではまた野良猫を頻繁に見かけ始めて…
基地の回りにいる野良猫みーちゃんやマライア様は、野良猫でも言うことを聞く、おとなしい猫なのに、自宅回りにいる野良猫は、ホント悪さをするし、うるさいし、腹立つったらありゃしない。
さ、出発です!
まず、一輪車を奥側に直線に押していき、一度家から離れます。
その先を、右に曲がります。
もう一度、右に曲がり、再び自宅そばに戻ってきました。
ここまでは問題ありませんね。
いや、だけど、やはり問題がありまして…
取っ手を持って抱えあげると、持ち上げすぎて、荷台が水平ではなくなるんです。
平らなところがほぼないでこぼこ通路で、荷台が傾いたまま移動してると、土が片方に寄ってきたり、組み立てた鉢が崩壊しかけたりするんです。
だから、荷台を水平に保つためには、膝を曲げて、腰もやや曲げて、中腰姿勢を保ったまま移動しないといけないんです。
どんな姿勢かわかります?
まるで、チョコプラのそろ~り、そろ~り状態…
腰の悪い人間に、この姿勢は非常に酷だわぁ…
そうしてると、一番の難所…90度に曲がり、段差がある場所に来ました。
狭い場所なので、てこの原理を使いながら、90度には曲がれたんです。
しかし、この段差が行きません…
プラ板の2センチの高さがあがらないんですよ。
力づくで無理に押せば、行くんです、多分…
しかし、無理に押しあげて、勢い余って、乗せてた土がこぼれて、組み立てた鉢も崩れ落ちた…ってなったら、悲惨じゃあないですか…
こういう時は、その辺にあった石をかませ…
後はゆっくり押し込んでいけば…
ほら、あがった!!!
最大の難所、無事に通過です。
あとは、デコボコの畑道を、チョコプラのようにそろ~り、そろ~りと。
一輪車の右側には、いつもブログに登場する、夏でも冬でも動かさないけど、絶対に枯れない秋麗が植わったプランターがある場所です。
この下から、今回使ってる一輪車を発見しました。
一面に広がってる畝(うね)は、秋の10月頃も近くの幼稚園児が毎年お芋を掘りに来る畑です。
今は何も植わってないんで、芋の葉やつるの障害物はありませんが、このあぜ道、結構細いです。
しかも、異常にでこぼこしてます。
脱輪したり、穴にタイヤがはまったりして土がこぼれたりしたら、それこそ台無しですよ。
この先を右に90度曲がって…
この先の通りに出れば、ゴールはすぐそこ…
もうじき目的地が見えてきます。
で、ついにゴール!
感動のゴールインです!!!
「泣いて!笑って!はじめてのおしぐるま! 小さな小さな大冒険スペシャル!」
スタートからゴールまでの紆余曲折、皆さん、泣きましたよね?笑いましたよね?
でも、ここが最終目的地ではありません。
植物がいっぱいだけど、アガベとか観葉植物は本日暖かかったので水やりに出してるだけで、本当はここ、人間の通り道…
この先に玄関があるんで、ここに一輪車を置いたら、新聞配達とか郵便屋さんが困るんです。
多肉のトレイをいくつか移動させて、一輪車はトラックの植木鉢のところまで移動させました。
若干、土が減ったようになってるのは気のせいでしょうか?
組んだ鉢も、ずれてるような、いないような????
土を入れて、まだ一度も水やりもしてないし、雨にも当ててません。
土が全然湿ってなくて締まってないから、移動中の振動で土と土の隙間に少しずつ沈んでいったんでしょうね…
土が締まってよかったかもしれない。
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さ、次こそはこの一輪車に多肉をどんどん植え込んでいきます!
道路際で、非常に目立つところなんで、背を向けてこっそり植え込みますが…