これは4月上旬のお話です。
多肉植物は、季節が変われば紅葉具合も変わります。
6月現在では色が全く違いますので、4月の桜の花が咲いてた時の気候を想像しながらご覧ください。
朝晩はまだ寒いけど、日中はポカポカ陽気で過ごしやすいよな…って感じで(笑)
ここに赤いプクプク系の多肉が2品種あります。
1つはレッドベリー、もう1つは虹の玉です。
どちらもセダム属の仲間で、寒くなると真っ赤に紅葉する品種です。
1つずつ見ていきましょう。
こちらはレッドベリーですね。
若干中心部分の色が褪めてますが、冬の時期に日光を当て水を切らした状態だと真っ赤に紅葉するんです。
赤は赤でも、透き通るような透明感のある赤色が特徴です。
こちらは、皆さんご存知のセダム。
プクプクセダムの代表格の虹の玉です。
多肉を育てたことがある人なら、一度は育てたり、必ず持ってる品種だと思います。
こちらも中心部分の色が褪めてきてますが、冬の時期に水を切らし、太陽をたっぷり浴びると全体が真っ赤になります。
レッドベリーと虹の玉の一番の違いは、葉の大きさだと思います。
レッドベリーは米粒大ぐらい、虹の玉は全長2センチぐらいの葉です。
(サイズは小苗の時だとさらに小さいですし、育て方でサイズは違ってきますのであくまでも参考程度に…)
後、紅葉具合も若干違うようです。
レッドベリーはつやつやの透き通る赤色になります。
一方、虹の玉は透き通るほどの赤ではないようです。
これも育て方や管理方法などで個体差が出てきますので、あまり比較にならないかもしれません。
なので、「虹の玉」と「レッドベリー」の一番の違いは、「葉の1粒の大きさ!」と言っていいでしょう。
さて、最近「アップルベリー」という品種を入手しました。
多肉を入手と言ってはいけなかったですね…
「お迎えしました!」って使わないと。
「アップルベリーちゃんをお迎えしましたぁ!」って言わないいけないんです。
アップルベリーと言っても、こちらじゃあありません。
こちらはエケベリアのアップルベリーなんです。
葉が他のエケベリアよりも光沢がありつやつやしてて、シャンペーンやアガボイデス系品種のように硬いのが特徴です。
紅葉時期になるともっと赤くなってたんですが、気温が高くなり、水分量も多くなり、日照不足気味なので段々と色が褪めてきてます。
このエケベリアのアップルベリーではなくて、セダムにもアップルベリーという品種があるんですよ。
同じ多肉の中に、名前が2重3重と被ってるものが多くて、ややこしいですよね…
これがアップルベリー。
虹の玉? アップルベリーなんです。
先ほどのレッドベリーと虹の玉、そして真ん中にアップルベリーを並べてみました。
同じもの? 違うもの?
よく見れば違うよね? だけど、やっぱり同じ?
レッドベリーと虹の玉の違いはわかりましたので、今度はアップルベリーと比べてみましょう。
これがレッドベリーとアップルベリーです。
やはり、葉の粒の大きさが違いますよね。
大きさ的には、「アップルベリー > レッドベリー」です。
アップルベリーの透明感も、レッドベリーほどではありません。
(これから育てていくと、レッドベリーのような透明感が出てくるかもしれませんので、はっきり言えませんが)
次は、虹の玉とアップルベリーを比べてみましょう。
プランターに植わってるのが虹の玉の群生で、ポリポットに植わってるのがアップルベリーです。
葉の大きさはほぼ一緒…
色づきが違いますが、この違いは一概には言えません。
アップルベリーの土は乾いてます。
逆に、プランターに植わってる虹の玉の土は、まだ湿っており苗が常に水分を吸ってる状態です。
このプランターは日光浴をさせてますが、雨ざらしの状態なので土が常に湿ってることが多いんです。
水分量が多いと、多肉の色が褪めたりすることがあります。
だから、虹の玉とアップルベリーの違いが、「色づきが違う!」とははっきり言えないんです。
じゃ、アップルベリーと虹の玉の違いは、何なんでしょ?
やはり葉の1粒の大きさなんでしょうか???
若干、アップルベリーの方が小粒のような…?
で、一応結論を出すとするならば、
今のところ「ここが違う!」と言えるのは、葉の大きさで区別するしかなさそうです。
「虹の玉 > アップルベリー > レッドベリー」
このように覚えておきましょう。
とりあえず暫定的に、一応ですが。
さて、前に虹の玉の斑入り品種のようなセダムをご紹介しました。
「虹の花」という品種です。
【23.03.17のブログより】
緑の葉にピンクや白が混じって、きれいなセダムでしたよね。
今、どうなってるのか?
これが、23年4月の「虹の花」なんですけど…
これ、虹の玉じゃん! 虹の玉そのまんまじゃん!!!
オレンジの矢印の部分、かろうじてピンク色が残ってるんですけど、白や鮮やかなピンクの部分はほぼほぼ消えてます。
やっぱりあの噂は本当だったのか?
「人工的に色を付けてただけ???」(あくまでも噂です)
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もう少し経過して、次は「虹の花と虹の玉は同じものなのか?」を検証してみたいと思います。