クワズイモの管理|育て方や特徴、増やし方、水やり、失敗しないコツをご紹介【oyageeの植物観察日記】

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 植物名 と 特徴

クワズイモは、九州四国の南部など日本の暖かい地方に自生しています。見た目がサトイモの葉にそっくりです。

クワズイモの由来は、漢字では「食わず芋」と書き、根の部分はを持っており、食べられないのでそう呼ばれています。

また、成長が早く、上へぐんぐん伸びてく姿から「出世芋」とも呼ばれています。

 葉の形状が「象の耳」にそっくりなので、別名をElephant ear (エレファント・イヤー)と呼ばれることもあります。今、人気の観葉植物で、クワズイモだけのファンサイトみたいなところもあり、情報交換や交流も盛んです。

水やりした後、葉の先端から水滴を垂らす現象が起こりますが、これは病気ではありません。

水分で濡れると困る電化製品や紙類のそばにはクワズイモを置かない方が無難です。

クワズイモは、他の観葉植物ではあまり症状を見かけない「軟腐病」という細菌性の病気にかかることがあります。文字通り、「根が軟らかくなり、腐ってしまう病気」です。

見つけたら、すぐに対処してあげてください。対処法は、このページの「管理人から一言」をご覧ください。

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  • 英 名 : Chinese Taro
  • 学 名 : Alocasia odora
  • 科 名 : サトイモ 科
  • 属 名 : クワズイモ 属
  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
置場所 半日陰
水分 乾かし気味 乾いてから 毎日 乾いてから 乾かし気味
施肥           施肥 (2ヶ月に1度程度)        
植替         挿し木か株分け        

 置き場所

 夏場は屋外でも大丈夫です。ただし、真夏の強い陽射しは避けてください。そして、いきなり外へ出しすのではなく、徐々に日光に慣らしてあげてください。

いきなり直射日光に当てると、葉焼けしてし、折角のきれいで個性的な葉がダメになってしまいますので。

クワズイモの冬の置き場所ですが、「クワズイモは南国系の植物なので寒さに弱い」と紹介されてるところもあれば、「寒さにはそれほど弱くはないです、強い方です」と紹介されてるところもあり、いろいろです。

強いのか、弱いのか、どちらを信じていいのかわかりません。

屋外でも越冬できる品種もありますが、やはり寒い冬はどの植物も多少なりともそれなりにダメージを受けると思います。

大切に育ててる観葉植物ならなおさらダメージを受けて欲しくないですよね? ですので、冬は室内に取り込んであげましょう

 水やり

鉢土が乾いてきたら、水を与えてください。ただし、夏場以外は乾き気味しましょう。

気温が低いとそれだけ水分が乾きにくいので、常に土が湿った状態が長く続きますと根腐れの原因になります。

葉水は、ホコリ・汚れ落としと葉の艶出しの為にこまめにやった方がいいですね。

夏場、屋外に置いてるクワズイモに水やりをする時は、じょうろで株の上からたっぷりかけてあげ、葉まで濡らしてあげると、葉の色が生き生きしますし、元気のいい株に育ってくれます。

葉水には、他にも害虫駆除の効果もあります。

 増やし方

挿し木株分けで増やすことができます。

挿し木の場合は、幹の途中で切り取って切り口を半日程度日陰で乾かしてから、土に植えます。

株分けの場合は、植え替え時と一緒に行います。鉢から出した時に親株と子株を切り離します。やはり、切り口を乾かしてから植え付けます。

他には、oyageeの増やし方の方法は、いきなり水挿しです。

切った切り口を乾かした後は土に植えてるのでなく、水に浸けておく方法です。

水を入れたコップなどに切り口を乾かしたクワズイモを入れてると、発根に適した気温の時期なら数日で太い幹の部分から白い根っこが数本出てきます。

根が1cmほど伸びたところで、出てきてる根を傷めないよう鉢に植え替えます。

植え替える土は、水はけのよい赤玉土と腐葉土をメインにピートモスなどを混合した土を使います。(oyageeは、その時によってその場にある土を適当に混ぜたりしてます…笑)

粘土状で重たい土は、まだ根が完全に張ってもいない、ひ弱な株にはよろしくないので、比較的軽くて通気性の良さそうな土を使うようにしてください。

クワズイモの樹液にはシュウ酸が含まれていて、肌が弱い人は被れるかもしれませんので、クワズイモを切ったりする作業は軍手よりは密閉性の高いゴム手袋などがいいかもしれません。

 害虫と病気

カイガラムシハダニが発生します。

また、クワズイモは「軟腐病」という株がスカスカになる病気にかかる場合があるので、もし株の異変が見られたり、株元が軟らかくなってたら、直ちに処理してください。

 管理人から一言

クワズイモは、小さい株も魅力的ですが、大きくなったクワズイモも十分魅力的ですね。見応えがあり、何分でも観賞できます。

あそこまで大きく育ててみたいんですが、それだけの広い部屋が確保されてません(苦笑)

気を付けてないと、「軟腐病」という病気にかかります。「なんか、株が傾いてきたな…」って思ったら、根元部分が腐ってます。

oyageeが育ててるクワズイモは、何度もこの病気にやられ、泣かされました。

もし、こんな症状が出たら、スカスカになって軟らかくなった部分をナイフや包丁など切って、硬い茎だけを水に浸けておけば、根が出て再生します

腐った部分は捨ててください。

勿体ないからと言って、腐った部分を少しでも残してたら、また細菌が繁殖しますので、硬くて健康な部分と腐った部分を完全に断ち切ってくださいね

それと、土も菌が残ってる可能性がありますので、傷んだクワズイモが植わってた土は他の土と混ぜないように注意してください。

育てていると、葉が段々と小さくなってきます。これは、鉢の中が根でいっぱいになり、新しい根が伸びないのが原因です。

対策としては、なるべく早く排水のよい土に植え替えてあげましょう。

葉が黄色くなってきて株に元気がない時は、夏ならば根詰まりが一番の原因だと思いますし、冬ならば低温症状が考えらえます。

夏だったら、植え替えてあげてください。冬ならば、暖かい場所に避難させ、水を控えめにして越冬させてあげてください。

一度黄色くなってしまった葉は元気のいい葉には復活しませんので、茎と胴体が繋がってる部分のちょっと上をハサミで切ってあげてください。

1か月後ぐらいには、株に残ってる茎は茶色に枯れて簡単に剝がすこともできますし、まだ青々して枯れそうにない茎のままでしたら、そのまま残しててもいいと思います。

育てやすさ ★★☆☆☆
お気に入り度 ★★★★★
オススメ度 ★★★★☆
※管理人の個人的感想です

 これまでのBlog(植替え、株分け、その他の報告)

 第1回クワズイモ選手権、開催! 

 「第1回クワズイモ選手権!「早く根が出るのはどれだ?(水挿し&茎挿し編)」」(17.05.04更新)

 「水挿しのクワズイモは根が出たか?挿し木はどうなった?(クワズイモ選手権の途中経過)」(17.05.12更新)

 「第1回クワズイモ選手権!「早く根が出るのは?(水挿し&茎挿し編)」結果発表!」(17.05.27更新)

 クワズイモの植替え 

 「”葉が黄色に変色””元気がない”などはまず根詰まり。クワズイモ、一挙植替え」(17.05.28更新)

 管理人の失敗談から学ぶ「失敗しないコツ」

  • 初めて管理した頃、葉先から水が落ちて、水のやり過ぎか、病気かと勘違いした。
  • 初めて育てた頃、知らないうちに根元をスカスカにさせてしまっていた。(後で、「軟腐病」と判明)
  • 葉に茶色の斑点がたくさんでき、艶もない。(炭疽病? 褐斑病?)
  • 葉が、常時2枚ぐらいしか茂らない。
  • 株が大きく育ってくれない。
  • 葉の茎が異様に長くなり、重さに耐えきれずに垂れ下がる(日照不足?or 肥料不足?)
  • 色が濃くて丈夫な葉に仕立てたくて直射日光に当てていたら、葉焼けさせた。

失敗しないコツは、「”軟腐病”というクワズイモ特有の病気に最大限の注意を!」 「水やり&日光の加減」です。

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