モンステラの管理|育て方や特徴、増やし方、水やり、失敗しないコツをご紹介【oyageeの植物観察日記】

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 植物名 と 特徴

モンステラは、熱帯植物の代表的な植物で、生長が早く、多年生のつる、もしくは半つる性の観葉植物になります。和名は「鳳莱蕉(ほうらいしょう)」になります。

葉の形がとても面白いのがモンステラの特徴ですね。株が小さい時は切れ目がありません。

一般的によく知られているのは、デンシンランと呼ばれる葉の大きな「デリシオーサ」で、このデリシオーサによく似た小型版モンステラが「ヒメモンステラ」(別名ペルッサム)と呼ばれています。

あと、面長な葉で丸みのある穴があく「フレドリチスタリー」などがあります。

花瓶に花を飾る時、モンステラの葉を1本飾るだけで、一瞬でトロピカルな雰囲気が漂ってくるほど南国イメージのある植物です。

なんと言っても、独特の形状をした葉が特徴で、この独特の葉姿が人気でもあります。

株が生長してくると葉に切り込みが入ったり、穴が開いたりすることが多くなり、熱帯地方の独特の雰囲気を持つ株に生長してくれます。

この穴ができた理由は諸説ありますが、モンステラは大きな葉の為、風の抵抗を避け、風が少しでも抜けて葉や株を傷めないようにできたと言われています。

大昔から熱帯のジャングルの中で生きてきて、生き延びる知恵、子孫を残す力がこの葉に現れたんでしょうか… これがモンステラの進化し続けた最善の姿なのかもしれませんね。

濃い緑一色の葉切れ込みの葉姿が一般的なモンステラのイメージですが、中には白い斑の入る品種のモンステラもあるんです。

ちなみに、子株の時はかわいいハート型の形で、切れ込みや穴は見ることができません。

この植物も、セローム、クッカバラ、ポトス、アイビーなどと同様で、空中の茎から気根を出します。

モンステラの気根は非常に太くて硬いです。気根の太さは、株が大きくなればなるほど太くなり、通常の鉢植えでも鉛筆大ほどになることがあります。(写真参照)

その気根を周囲の樹木や岩に着生し、成長を続けますが、鉢植えの場合は周囲に掴まるものがほとんどない為、土に埋まったり、中には鉢からはみ出しながら根を伸ばしていきます。

モンステラは「電信蘭(デンシンラン)」とも言われてます。

それは、気根が電線のように見えるから、そのように言われてるそうです。

今では、「モンステラ」の名前で十分通用しますけどね。

大きく育ってくると、淡緑色の花が咲き、その後はがなります。

実は熟すと食べることができるんですよ。

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  • 英 名 : Monstera
  • 学 名 : Monstera deliciosa
  • 科 名 : サトイモ 科
  • 属 名 :ホウライショウ  属
  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所  明るい室内 半日陰 明るい室内
水分 乾かし気味 普通 毎日 普通 乾かし気味
施肥         置き肥 (2か月に1回)      
植替         挿し木 茎伏せ      

 置き場所

夏は木陰くらいの日陰に、冬場は最低でも10度前後の明るい場所に置くことをオススメします。

丈夫な植物なので、霜さえ降りなければ屋外でも越冬はできると思いますが、熱帯植物ですので、冬の間は室内に取り込んであげた方が無難ですね。

また、熱帯植物ですので直射日光をガンガン当ててもよいイメージがありますが、あまり当て過ぎると、葉が黄色くなり、見た目がよくありません。せっかくのモンステラの葉が、残念な結果になってしまいます。

 水やり

夏はたっぷりと、寒くなる秋から冬は控えめに…がいいですね。

少々水不足になってもすぐに枯れることはありませんが、あまり長く水をやらないと、葉の端から茶色に変化してきて、葉を楽しむモンステラが台無しになってしまいますので気を付けましょう。

 増やし方

 挿し木茎伏せで簡単に増やせます。

茎が伸びてきたら、葉の付け根がある部分を1~2節残して水に浸けてるだけで、太い根が出て新芽も出てきます。

結構丈夫な根ですので、そのまま水揚げして土に植えてたら成長していきます。

切り戻しした本株から脇芽が出てきますから、そこから株分けしてもいいと思います。

取り木もできるみたいです。取り木は面倒くさい作業ですから、あまりやったことがないですが…

 害虫と病気

カイガラムシハダニに気を付けましょう。

葉に斑点ができたら、炭疽病褐斑病を疑ってください。

病気が炭疽病や褐斑病でしたら、原因がカビによるものなので、園芸店などで専用の薬剤を購入し、早急の処置を。

 管理人から一言

モンステラと言えば、南国、南の島のイメージがありますね。

タオル、ハンカチ、手ぬぐい、タペストリーなどモンステラの葉をモチーフにしたモンステラ柄は大人気です。このoyageeも、モンステラはお気に入りの観葉植物の一つで、我が家のトイレ用品一式もモンステラ柄で統一してます(笑)

モンステラって、うまく育てれば実がなることをご存知でした?

見た目は、緑のトウモロコシ風?で、バナナに似たねっとりとした食感が特徴らしいです。

味は……? テレビで紹介されてて、バナナとパイナップルに似た味だとか言ってましたが、この番組内で食べた出演者は、あまりおいしくなかったみたいです

熟れてなかったんでは?(笑)

完熟してないと美味しくないみたいですね。喉に突き刺さるようなトゲトゲしい感じがするそうです。

モンステラの出会いは10年ほど前でした。100均で小さなミニ観葉として初めてモンステラを購入し、挿し芽や株分けを繰り返していたら、とんでもなく増えました。

簡単に殖やすことができますよ。

大きくなったモンステラが何鉢かありますので、実がなるのを待ち望んでますが、一鉢も実がなるどころか、花が咲く気配すら感じません。気候も関係あるんでしょうね…

ちなみに、八丈島などの暖地や温室に地植えすると、高さが7~8mに達するほど大株になるそうです。

根の張り方が異常に早く、また硬くて、すぐに鉢の中は根でぎゅうぎゅう詰めになります。

気づけば、根詰まりを起こしてしまってますので、水はけが悪いな…と感じたら、早めに植え替えてあげましょう。

比較的手間がかからない部類の植物ですので、誰でも簡単に育てることができます。

また100均などで手軽に買える観葉植物ですので、一度、育てられてみてはいかがですか?

育てやすさ ★★★★☆
お気に入り度 ★★★★☆
オススメ度 ★★★★☆
※管理人の個人的感想です

 管理人の失敗談から学ぶ「失敗しないコツ」

  • 熱帯植物だからと、真夏に直射日光をガンガン当ててたら、葉が黄色や茶色に変わった。
  • 簡単に増やせる為、置き場所を考えなく、どんどん繁殖させてしまい、結果、何鉢か処分することになった。
  • 葉が大きい為、強風や手入れ作業中に咲けたり、破いたりしてしまい、観賞には適さない葉姿にさせてしまった。
  • 根の回りが早く、根詰まりしても植え替える暇がなく、そのまま放置。葉が黄色く変色した。

失敗しないコツは、「育てるのは比較的簡単ですが、直射日光だけは気を付けろ!」  あと、「根詰まりしたら、早めに植え替えを」です。

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