多肉植物を育てていくうえで、いろんな場面に遭遇します。
「こんなことってあるの?」「え、できるんだ?」「これ、珍しくない?」をっていうのが、この「多肉植物のあるある情報」です。
今回は、「月兎耳」の情報です。
多分、月兎耳だと思うんですけど…
カランコエの仲間です。
葉の表面の産毛が生えています。
ビロード素材のように柔らかい手触りです。
月兎耳の葉は、弾力がある割には脆いんです。
パキッと真っ二つに折れてしまうことがあります。
また長くて薄いので、折れやすいんですよ。
以前、植替え作業をしてる時に、何かの拍子で葉を真っ二つにしてしまいました。
月兎耳は、葉挿しができるんですね。
しかし、これは半分に折れてしまってます…
だけど、捨てるのはもったいないし、実験!ではないですが、ダメダメな子たちを集めてる鉢があるんで、そこに適当に置いてたんですよ。
ダメダメな子たちを集めてるミニポットです。植え替え時に先が少しだけ折れたものや、芽がわずかしかなく繁殖できそうにないものを、とりあえず一応植え込んでる「一時避難庫」みたいな鉢です。側溝で拾ってきた「側溝セダム(仮名)」に似たセダム・モリムラマンネングサやリトルミッシーが植わってます。
手前のペペロミア・ニパドラは別口ですけど… このニパドラはなかなか根付かなくて、どうしようか、引き抜いて捨てようかと悩んでて、とりあえず「一時避難庫」に置いてたんです。すると、最近は葉の青さ(緑)が戻ってきてるような気がします。葉の厚みも増してぷくっとしてきてるし、新芽も少しずつですけど、大きくなってるような気がします。
この鉢の中は、葉が半分に折れた月兎耳の葉も適当に置いてたいんです。
何か変化が起これば面白いかな…と。
で、枯れて完全にカピカピに干乾びたら、捨てればいいや…ぐらいにしか思ってなかったんです。
多分、枯れるだろうと…
そしたら、そしたら、そしたら、新芽が出てきてるじゃあないですか!
半分に折れた葉からですよ。
それも、葉と茎が接続してる葉柄の部分からじゃあないんですよ。
半分に折れた部分、いわば葉の中間部分から芽が出てるってことなんですよ!
こんなことって、あるんですか?
葉挿しは、葉の付け根からしか芽が出ないとばかり思ってました。
まさか半分に折れた葉で、しかも根も芽も出そうにない中心部分からもしっかり出てきてくれるんですね…
しかし、折れた葉の発芽は全部が全部じゃあないんです…
他にも折った葉がありますので、とりあえず土に置いておいたんですが、2枚は出てません。
折れた部分の折れ口から新芽が出てきてますよね?
しかし、こちらは発芽の兆候はありません。ここに置いたのが同じ時期じゃあなかったんで、もしかして、もう少し日数が経過したら、芽が出てきてくれるかもしれませんが。
月兎耳の半分に折れた葉から芽が出てくれる葉と、芽が出てくれない葉、この差は何ですか?
多分、折れた部分にちょうど芽が出る細胞があったか、それともないのか、の差……とか?
そういえば、以前、カランコエの別の品種でも葉挿ししてたら、葉のギザギザになってる突端からピンク色のかわいらしい新芽が出てることもありました。
もしかして、カランコエ属の品種は、葉のどこからも芽が出るんじゃあないか?
何の根拠もなく、勝手な想像ですけど…
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以上、「カランコエは、予想もしないところから芽が出ることがある」…って言う情報でした。