多肉にはまった一昨年ぐらいから多肉の葉挿しに挑戦してまして、意外と葉挿しできる品種が多いことがわかりました。
最初の頃は、虹の玉、ブロンズ姫、オウレイ(月の王子)、新玉つづり(ビアポップ)ぐらいのどこにでもある品種しかなくて、葉挿しのノウハウも知らず、訳も分からず適当に、半分は当てずっぽうで土の上に置いてたんですが、どれも根が出てきて、去年は多肉のいろんな寄せ植えに使ってきました。
そして、去年は品種も増えて、今、たくさんの葉挿しをやってる最中です。
だけど、葉挿しは種をまくのと一緒で、根が出て、芽が出て、葉が出て…と最初からスタートになるんですよ。
特に多肉は他の植物と違って、生長が遅い…
時期と環境にも違ってきますが、生長期で環境に良い場所で葉挿しを始めれば、1週間で根が出てくる品種もありますし、時期が悪く、また生長の遅い品種は、1か月経っても根が出てこない時もあります。
1円玉ほどの大きさの株になるのに、早いもので半年、遅いものであれば1年ぐらいは見ておいた方がいいかもしれません。
去年の夏ごろから寄せ植えに使った時に取り除いた葉を葉挿ししたり、処分価格で買ってきた多肉の葉をちぎって葉挿ししたりした葉挿しがやっと大きくなってきたところですね。
だけど、まだまだ寄せ植えや使えそうにないし、単体鉢で育てていくにはまだちょっと早そうです…
何度かblogに登場した、株がながーーーく伸びた新玉つづりを覚えてらっしゃいますでしょうか?
昇り竜のようになったあの新玉つづり! またの名を「ビアポップ」です。
長く伸びすぎたんで、あのビアポップを去年の10月10日に短く切りました。
- さらば、長く伸びたセダム「新玉つづり」… あの「昇り竜」がついに断髪式! (17.10.10更新)
このながーく伸びた茎は何分割かして、寄せ植えの隅っこに植えたり、再び増やすために増殖用プランタに挿したりしてたんです。
その時に出た不要のコロコロした葉は…
もちろん葉挿しにしました。
葉挿しした新玉つづりの葉、数えたら70個もあったんです。
70個…と言いますか、見た目は粒状のものですので、「70粒」と表現した方がいいかもしれません。
17.10.10 葉挿し当日
17.10.10 葉挿し当日
あの70粒の葉は、どうなってるのか?
新玉つづりって、どこでもここでも、根を出す品種です。
葉は茎から簡単に取れやすいんですけど、落ちた場所で発根しまうほど発根率がいい品種です。
しかし、葉挿しをスタートさせたのが10月で、冬に差し掛かってたんで、なかなか根が出ませんでした。
しかも、置いてる場所が玄関の寒い場所です。
根が出てくれるのかな…と心配してましたが、1つ、また1つと、少しずつ発根し、今は小さいですが芽も出てきています。
70粒の葉のうち、いくつ成功してるか?
18.03.09 現在
18.03.09 現在
見渡したら、全部の葉に根が出てますよ。
葉挿し成功率は100%ですね!
さすが、新玉つづり!
生長の早いものはコロっとした小さい新芽が出てきてますが、遅いものはまだ出てません。
しかし、根は出てるんです。
これから暖かくなってくると、芽がまだ出てない奴らも新芽を出してくるでしょう。
新玉つづりの葉挿しはオススメです。
特に、多肉初心者で、葉挿しはどうやればいいの? 成功するの?って思ってる方は、まずは新玉つづりの葉挿しから始めてみたらいかがでしょう?
園芸店に行かれましたら、「新玉つづり」、もしくは、「ビアポップ」の品種を探してみてください。
もしかして、「ブリトー」という名で売ってるかもしれません。
何故、同じ品種なのに、「新玉つづり」「ビアポップ」「ブリトー」とこんなに名前があるのか?
それは、こちらのブログで解説してます。
詳しく解説はしてませんが…
多肉植物に興味を持って、多肉を増やしてみたいと思ってる方は、まずは新玉つづり!
そして、あの品種もオススメです…
あの品種?
そうです、ブロンズ姫です…
ブロンズ姫も簡単に増やせますから、おススメですよ。
土に置いておくだけですぐに根を出して、育ちますから…
ただし、増えすぎても知りません…(苦笑)
こうなっちゃいますから…
ブロンズ姫の葉挿し
ブロンズ姫の小苗で寄せ植え
ブロンズ姫も、新玉つづり同様にすぐに根を出します。
葉挿し成功率は、ほぼ100%ですね…
育てやすいっちゃあ育てやすいんですが、色の好き嫌いがありますし、好みもありますから、oyagee的にはあまりオススメではないですけど…
オススメとか言いながら、オススメじゃあないって矛盾してますが、葉挿し初チャレンジをする方がいましたら、ブロンズ姫と新玉つづり(ビアポップ)が入手しやすくて、発根発芽率も高いので、おススメですよ。
※ (ただし、生長期、環境条件に適していれば…の話になります)
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以上、「ながーーく伸びた新玉つづりの葉挿しのその後」でした。