10月にワイヤー掛けして曲がった茎を目指してるゴムの木3鉢をご紹介しました。
そのうちの1鉢、ワイヤーが食い込んで、見てるだけで痛々しいゴムの木があったのを覚えてらっしゃいますでしょうか?
あれですよ、あれ!
ワイヤーが茎に食い込んで、半分ほどへこみがあったあのゴムの木です。
【18.11.19のブログより】
【18.11.04 現在】
生々しかった傷跡も、現在は完全に乾いてます。
このゴムの木、10月19日に茎に巻いてたワイヤーを完全に外しました。
あれから2週間ほど経ってますが、曲がったままで元の姿である真っ直ぐな幹には戻っておりませんね。
曲げてた茎の部分は、ワイヤーを外してもそのままの形… 完全に曲がった形で固まってるようです。
ゴムの木の茎曲げは、これで完成ではありません。
STEP1は、とりあえず終了でひとまず成功ですが、まだ続きがあるんです…
まだまだ曲がってもらわなきゃいけませんので、次のステップへ…
STEP2のスタートです!
今年成長した部分を曲げていきたいと思います。
今年になってどの部分が伸びたかというと…
幹を見れば一目瞭然です。
色が違いますよね。
赤い点線部分を境に、左側の樹皮がザラザラカサカサ、右側の樹脂がツルツル…
まるで人間の肌のよう…
おじいさんおばあさんの肌と、赤ちゃんの肌って感じがしませんか?
ということは、点線より左側が古い幹で、右側が若い幹になります。
点線より左側の幹部分は、硬いです。
ワイヤーを使って曲げるのはすでに手遅れ… 困難な状態。
右側の幹部分は、まだ弾力があり、自由に、なおかつ簡単に曲げられるほど軟らかいんです。
じゃ、曲がるうちに曲がってもらいましょう。
茎が硬くて曲がらなくなったら、手遅れになりますから。
本日、若くて柔らかい茎の部分に再びワイヤーを付けて、さらに曲がってもらいます。
ワイヤーの装着手順方法と曲げ方はこちら…
01. | 前回と同じ太さのワイヤーを使います。しかし、前回のワイヤーが行方不明なので、その辺に転がってたワイヤーを使います。前回より短いですが、曲げる部分は10センチほどの長さなので、これぐらいで十分です。 |
02. | 最初は、茎を曲げたい部分を決め、スタート地点より若干下側でワイヤーの端を親指でしっかり押さえます。 |
03. | ワイヤーはゆっくり螺旋状に巻いていきます。 |
04. | ワイヤーと茎の隙間は、これぐらい余裕を持って巻いてください。 ゴムの木は日々生長しており、きっちり巻くと何か月も経った後に、最初の画像のようにワイヤーが茎に食い込んでいしますので、お気をつけを… |
05. | ワイヤーを巻いた後は、自分好みに曲げていきましょう。どのような形にするかによっていろんな曲げ方がありますが、ここは両手で持ち、ゆっくりUの字を作っていきます。 |
06. | ゆっくりやってくださいね。じゃあないと、茎がポキッと折れてしまいます。 |
07. | この後は微調整です。もう少しカーブを鋭くしたい時は、内側に入ってる人差し指で茎を押さえながら、茎を持った両手をゆっくりと近づけていきます。 |
08. | さらに微調整です。親指と人差し指と手のひら部分で曲げたりしてください。 |
で、こちらがワイヤーを使って「世界に一つだけのゴムの木」になる為のSTEP2の姿になります。
このゴムの木は、正直、どういう風に曲がって欲しいのか決まっていません。
成長方向とは逆らうよう、反対側にとりあえず曲げてみました…
かわいそうですか?
oyagee、結構へそ曲がりなんです…
これもすべて、「世界で一つだけのゴムの木」になってもらうための特訓ですから…
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このワイヤーを外すのは、また1年後…
先の長い話です…