この植物を見てください。
【19.03.26のブログより】
冬前に植え替えたんですが、土との相性が悪かったのと植え替え時期を誤ったせいで、冬の間にどんどん弱っていき、とうとう葉がいちまいもなくなった植物です。
サトイモ科の植物で、フィロデンドロンの仲間のようです。
サトイモ科の植物は比較的育てやすくて、そんじゃそこらのことでは枯れたりしません。
枯れたと思っても、蘇る確率が高いんです。
だから、復活できると信じて、とりあえず水挿ししてました。
水挿しをスタートしたブログがこちら…
水挿し直後は、葉も根もなく、茎は茶色く変色し、ほぼ瀕死状態の状態でした。
それが、今はこのようになってるんです!
茶色になってた根は、水挿し後に全部取り除きました。
すでに茶色になってると、白い根に戻ることはありません。
また、水を吸い上げる機能も完全にストップしてますので、不能で不要な根はただのゴミ同然…
なので、そういうものは即刻除去です。
容器も変えてます。
以前は1.5リットルサイズのペットボトルに入れてましたが、植物が倒れて水没してし待ってましたから、コンビニコーヒーのカップに変更しました。
あれから1か月ちょっと…
動きがないと思いきや…
動きがあります!
根が出てきてますよ!
3本も!
元気を取り戻しつつあります。
だけど、元気良すぎて、根が逆走してます!!
水のない方向へ這い上がって、どうするつもりなんでしょ?
水のないところを這っても、このままでは根が干からびてしまいますので、水分のある下へ誘導してあげましょう。
…と思ったんですけど、思いっきり張り付いてしまってます。
引っ張っても、マジに剥がれないんですよ、これが…
まるで、タコの吸盤のようにがっつり掴まってるんです。
根の根… 太い根にさらに産毛のような細い根がびっしり生えてて、その根がガッツリ掴んでる様子です。
これ、凹凸がまったくないツルツル材質のプラ容器ですよ?
根が張れようが張れまいが、そこに土があろうがなかろうが、根の行先に水分や栄養があろうがなかろうが、そんなの関係ない。
根を少しでも伸ばし、がっつりしがみ付き、何とかしてでも生きようと必死なんでしょう。
植物って、すごいですよね。
あまりにもがっつり張り付いてるんで、もう少しこのままにしておきます。
いつまでかというと、今出かかってる芽が完全に出て、茎もある程度伸びてきて、その芽が1節ぐらいは伸びてくるまで…
今、ほんの少しの小さな小さな芽が出かかってるようです。
赤〇印の部分、「これは芽!」と断言していいでしょう。
この芽をまずは大切に育てていきたいので、根をプラ容器から剥がすのはもう少し後回しにします。
この芽、今だとまだ小さすぎて、いろいろといじったり、触ったりして刺激を与えてしまうと、ダメになることが多いんです。
せっかく根をガッツリ張り、芽が出かかってるのに、根を剥がした途端、成長が始まった小さな新芽も成長が止まってしまい、ついにはダメになった…ってこともあるんです。
植物によっては、切り口から根が出てくるものもありますが、この植物は、切り口から根は出ません。
「節」から根が出るタイプなんです。
節とは、人間で言うと関節部分…
その節から根が出てくる植物です。
節がないとうまく育たないため、出かかってる芽をもう少し長く成長させて、節があることを確認できてから、根を剥がしてあげようと考えてます。
この植物には、すでに天芽部分が存在してました。
あれだけ根が伸びてれば、天芽部分に動きがあってもよさそうなのに、こちらはほとんど動きがないんです。
【19.03.26のブログより】
【19.05.01 現在】
前回とほとんど変わってませんね…
こちらの芽はほとんど活動停止してるようです。
その代わりで、さっきの赤〇印の脇芽の方が活発化してるように思えます。
だから、小さな脇芽を大事に育て、本来育つはずの天芽部分は諦める…
これしかないでしょう…
ともあれ、ほぼ瀕死状態だったこの植物なんですが、あれだけ根が伸びてれば、ほぼ復活とみていいでしょう。
「令和最初の復活劇は、この植物に決定!!」
ところで、この子はどちら様でしたっけ?
フィロデンドロンの…?
そうでした、フィロデンドロンの「ヤッコカズラ」でした。
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早く正式な葉っぱが出てくれないと、植物と名前が一致しなく、なかなか覚えずらいようです。
初対面の人と会って名前を聞いても、一度では覚えられないのと一緒ですよね?
あれ? oyageeだけですか???