普及種改め、「定番種だって頑張ってるんだぞスペシャル!」 色づく多肉達をまたまた寄せ植えに!【oyageeの植物観察日記】

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もう2週間以上は、雨が降ってないと思います。

水やりを頻繁にしなくてもいい多肉植物だって、空気が乾燥してるこの時期に2週間以上水を一切与えてないのは、いくらなんでも酷すぎませんかねぇ?

家の回りの多肉は、多肉パトロールで土がカラッカラに乾いてるのがわかったら、その場で水やりしてますし、2階のベランダの多肉も、先日水が満杯に入ったじょうろを持って何往復もして水やりしたんです。

しかし、水やりを一切してない多肉があるんですよ。

家の裏の畑に建つ小屋の屋根の上…

置き場所がなくて、ついには小屋の屋根の上にも多肉を置いてるんです。

傾斜になってる屋根の上ですよ?

そんな危なっかしい場所に多肉を置きます???

結構高い位置の屋根なんで、そう頻繁には見ることはありません。

背伸びして、やっと手の指先が届くっていう場所です。

そんな場所に一度上げてしまったら、再び下ろて、また上げて…を繰り返すのは結構な重労働なんで、一度上げたら上げっぱなしなんです。

ちょっと前、朝方の多肉パトロールの時でした。

屋根の上の1枚のトレイを下ろそうと、つま先立ちし、背伸びもし、体をこれ以上伸びないってぐらい伸ばして、やっとのことで手が届いて、下ろそうとした瞬間、腰をギクッてやりまして…

朝方だったんで、体がまだ硬かったのもあるし、気温が低くて体が冷えてたのもあるし、腰に持病を抱えてる人間なんで、つくづく無理な体勢はしちゃいけないな…と。

幸い、数日間寝たきりになるほどの重症ではなく、軽いぎっくり腰のような状態で、3日ほどで痛みはひきましたが。

ただ、普段の何気ない動作や姿勢でも、ギクッてやってしまうんですよ。

癖になってますよね…

多肉の話に戻りますが、屋根上の多肉苗の状態をチェックするには、脚立が必要になるんですが、別の場所から脚立を運ぶのが面倒なんで、屋根上の多肉はほとんど見ることもないんですよね。

そんな場所に、レア種や希少種は置けません。

だから、ほとんど普及種ばかり。

普及種は、あちこちに植わってるし、ここにもあります。

なので、枯れてもそう困りませんが、やはり2週間以上水分っていう水分を与えてなかったら、乾燥に比較的弱い多肉や葉に水分をあまり蓄えきれない多肉は枯れてるんではないかと?

ちょっとだけ心配になり、本日一抱えあるトレイを下ろし、水道の蛇口まで抱えて水やりをしたんです。

土がギシギシに詰まって入ってるから、結構重いんですよ。

水やり後は土が水分を吸っるんで、さらに重くなります。

だけど、これで一安心。

これでまた少しの間は水やりをしなくてもいいと思います。

思ってた以上にきれいに色づいてきてますね。

どんな苗があるかと言いますと…

葉が桜色のピンクに色づいてきてるのは、やはり「桜」の名がつく「桜牡丹」か「桜月」でしょう。

以前のブログで、「姫朧月」と「桜牡丹」と「桜月」を比べて、「全く同じに見える。この3品種はどう違うんだ? で、一番桜色に紅葉してるのは”桜”の名前ではない姫朧月だった!」と書いたことがございました。

【18.10.23のブログより】

本日、訂正させてください。

あのブログに登場した「姫朧月」は、「姫朧月」ではございません。

姫朧月は、別名が「薄氷」で、薄氷はこんな姿です。

ということは、この緑色の地味な多肉が「姫朧月」ってことになります。

姫朧月も、紅葉時期には若干、微妙に紅葉しますけど、桜牡丹や桜月ほどピンク色には染まりません。

だから、あの時の苗は、「姫朧月」ではなく、「桜牡丹」か「桜月」でしょう…

もしかしてもしかすると、あれ、「パルヴォリバー」という品種かもしれません。

だんだん訳がわからなくなってきました…

こちらは、「樹氷」ですね。

すごくきれいに色づいてきてます。

そして、こちらがブロンズ姫です。

日陰にあるブロンズ姫は、ほんとブロンズ色の冴えない多肉なんですが、このブロンズ姫は赤く色づいてきてますね。

ここまで色づいてくれるブロンズ姫は嫌いじゃあないですよ。

ブロンズ色の冴えないブロンズ姫は嫌いですけど…

この苗は、多分、ピンクプリティーかと。

もうちょっとピンク色に色づいていいはずなのに、このピンクプリティーだけはあまり色づいてません。

回りの苗と比べてみてください。

このピンクプリティーだけが、ガリバー旅行記のガリバーのようで、やけにバカでかいんですよ。

葉は肉厚で、がっちりしてて、見るからに肉肉しい苗ですよね。

この前の大型プランターに植わった肉肉しい苗たちを見て思ったんですが、大きくなるってことは、成長が早い…

成長が早いってことは、根がしっかり張ってるってことで、根がしっかり張ってるってことは紅葉より成長の方が優先される。

なので、寒くなっても生長の方が優先されて色づいてくてない…

まとまってるようで、まとまってませんね…

もしかして、もしかすると、ピンクプリティーじゃあないのかもしれません。

トレイをもう1枚下ろしてみました。

こちらは、多肉の苗を大型の育苗トレイで一番最初に育て始めたトレイなんです。

乱れに乱れて、すっちゃかめっちゃかですね。

今、「すっちゃかめっちゃっか」って聞かないですよねぇ?

これ、死語ですか? それとも、方言?

調べたら、「しっちゃかめっちゃか」が正解?

ずーと、「すっちゃかめっちゃか」って言ってましたけど?

この年になって、また一つ覚えることができました…

このトレイ、もう3年ぐらい経過しております。

トレイに直接葉挿しており、芽が出てからはそのままの状態です。

寄せ植えを作るたびに苗をカットし、脇芽が出て大きくなるとまたカットして…を繰り返してるので、この虹の玉なんて匍匐しながら茎は完全に木質化してますね。

「木質化」とは…

【植物の細胞壁にリグニンが沈着して、組織が硬くなること】

「細胞壁」とか「リグニン」とか言われても、意味わかりませんよね…

簡単に言えば、「若い頃は茎がフニャフニャと柔らかいんだけど、年月が経過してくると茎が樹木みたいに固くなるってこと」と解釈していいでしょう。

3年も放ったらかしなので、苔まで生えてしまってるんです。

この苔を採取して、苔テラニウムも始めます?

ここも普及種中の普及種ばかりが植わってますが、この中で一番のお気に入りの苗がこちら。

ブルーエルフですね。

葉先やふちが赤く染まってきてます。

ブルーエルフのその紅葉の仕方はお気に入りなんですが、あまり増えてないんです。

この2苗は大事に育てるため、掘り起こして鉢に個別に植えようかと…

最初のトレイに戻ります。

こういう色づいた多肉は、ハサミでカットして胴切りです。

ここにある多肉は、成長期が「春秋型」がほとんどで、冬はほぼ休眠してる状態です。

なのに、何故、こんな時期に胴切りをしたか?

そろそろ霜が心配になってきました。

住んでるところは雪が降ったりする地域ではないんですが、日本列島に寒波が居座った時にはここも朝方は氷点下まで下がりますし、朝はあたりが霜で真っ白になってます。

水道管が凍ることもあるんです。

水道水が凍るってことは、避難させてない多肉達は鉢の中の土が凍ってることもありましたし、最悪、葉がカチカチ凍った時もありました。

センペルさんたちは凍っても大丈夫でしたが、葉にたくさん水分を蓄えてる多肉達は、一度氷結させたら、取り返しのつかないことになるんです。

屋根に置いてる多肉達は、多分避難できる場所が確保できません。

霜が降りそうな朝も、多分そのまま屋根の上で過ごしてもらうことになると思います。

地表だったらすぐに霜が降りて凍ってしまいますが、多分、屋根の上も極寒の朝は凍ってしまうんで、なるべく被害を最小限にとどまるために、きれいな苗はきれいなうちにカットしておきます。

そろそろ、この冬最初の寒波が来るんではないかと…

とりあえず、摘めるだけ摘んでみました。

色とりどりの多肉達。

まるで、多肉の花園!

このカットした苗は、何に使うか?

もちろん寄せ植えです。

テニス仲間の一人、「K-POP大好き!韓流ドラマ大好き!韓国コスメも大好き!? 辛いものは大好き?キムチは?とにかく韓国大好き!!」の韓子ちゃん(仮名)から、寄せ植え制作の依頼があったんです。

こんなにきれいな苗をきれいに埋め込めば、きっときれいな寄せ植えが出来上がり、きっと喜んでくれると思います。

あと、余った苗でクリスマスの寄せ植えを作ります。

今年は作るのをやめようかと思いましたが、毎年クリスマス時期の恒例ですからね。

今年もこの普及種を使って、クリスマス寄せ植えを作りますよ。

ところで、こんなにかわいくきれいに色づいてくれてるのに、「普及種」なんて言ったら、かわいそうじゃありません?

普及種って、たくさんあって、あり過ぎて、何となくいらないものに感じませんか?

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「普及種」改め、「定番種」って呼び方はどうでしょ?

どっちもどっち?

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