まず最初に言っておきます。
このブログは、ゴールデンウィーク期間中の出来事です…
元号が「令和」になって、令和の復活劇ということで、フィロデンドロンの復活をブログでお伝えしましたが、本日は令和最初の大失態です。
またやらかしました?
ハイ、またやらかしました…
本日は、このトレイの水やりを行いました。
このトレイは……
そうです!
以前、アガベの王妃雷神がぱっくりひび割れて、「アガベがあかぎれ!」で紹介したトレイです。
【19.01.14のブログより】
あのアガベの現在は…?
【19.05.04 現在】
葉がぱっくりひび割れたままですね…
あの時、軟膏を塗り忘れたからでしょうか?
一度ひび割れた葉は、人間みたいに自然治癒しないようです…
痛々しいひび割れは、もう二度と元には戻らないんですね。
だけど、もう大丈夫。
中心の新芽部分がしっかり育ってきてますし、こちらはひび割れてませんから、このまま順調に育つでしょう。
他の品種は、どれも元気そうで…
と思いきや!
大変です!
この見るも無残な残骸は???
この子、どちら様でしたっけ?
こっちにも!!!
このトレイには、ガステリアの仲間も入れてました。
これ、象牙子宝という品種です。
他の品種はまったく問題なく、大丈夫なんです。
何故、象牙子宝ばかりが全滅に…?
うっそでしょ?
最初、何が起こったのかわからず、状況を把握するまで10秒かかりました。
そして、「これ、大事な象牙子宝じゃん!」ってわかった途端、10秒間意識を失いました。
思わずめまいを起こし、ぶっ倒れそうになりましたよ。
象牙子宝のレア度は、ちょいレア? 適度なレア? 激レア?
それとも、ただの普通品種?
oyageeの中では、象牙子宝は激レアの部類なのであります。
一体、どうしたんでしょうか、これは???
久しぶりに「Dr.プランツ oyageeちゃん」の登場です!
腐った象牙子宝の隅々までチェックしてみますよ!
診察してみますと、どうも葉がドロドロに溶けて、その後に水分が蒸発し、中身がすっからかんになった様子ですね。
後は、皮だけが残り、完全にミイラ状態。
軽く掘り起こしてみましたが、株元から腐ってますね。
1つは、株元から腐って、株本体がすでに干乾びてます。
もう1つは、最近腐敗したようで、まだ水分がある状態…
ジュグジュグですね。
完全には干乾びてませんが、復活させようと葉挿しも茎挿しをやっても無理。
どうあがいても、復活はしないでしょう。
後は、枯れていくのをただ見守るだけですね。
この2つ同時に腐ったのではなく、時間差みたいです。
これは、何が原因なのでしょうか?
水やりは、冬に月一程度で上げてました。
最後に水やりしたのは、4月の中旬ごろ…
それまでは元気だったんです。
最後の水やり後も、まだ朝晩が冷え込む日がありますので、室内へと取り込んでいました。
取り込んでた場所は、窓が一切ない部屋です。
風の流れがありません。
暖かくなってきたのに室内で管理、さらに無風状態…
それが悪かったんでしょうか?
そうです、一番の原因は、水やり後の無風状態が続いたための蒸れ?
それしか考えられないでしょう…
しかし、何故、象牙子宝3鉢だけが?
このトレイには10数鉢の多肉の品種が入ってますが、象牙子宝だけがダメになってるんです。
何故でしょうか?
象牙子宝は、クリーム色のような葉に、濃い緑の線がうっすらと入る品種です。
斑入り品種の部類になると思います。
葉の大部分がクリーム色を占めてるんで、光合成で大切な緑部分はほとんどありません。
また、育ちが悪いんですよ、斑入りの植物や、葉に緑色の薄い植物って…
葉に緑色の少ない斑入り品種は、どうしても弱く、育ちが芳しくありません。
これは、ゴムの木から出てきた全斑の脇芽で経験済みですし、トラデスカンチアの全斑の葉や斑入りの多肉植物でも言えることです。
あ、葉の半分だけ斑が入るアガベと、全斑のアガベもありましたよね。
あれも、全斑の方は枯れてしまいました…
- 斑入りハオルチアの「良い子、悪い子、普通の子」[五重の塔錦・編]内で紹介した「アガベ・ベネズエラ錦」 (19.03.11更新)
【19.03.11のブログより】
【19.05.04 現在】
右側の茶色の枯れ葉… あれが全斑のベネズエラ錦の残骸です。
ということで、「象牙子宝だけ枯れた原因」の最終診断結果は…
・大事に大事にしようと、暖かくなっても室内で育ててしまった…
・このトレイの他の品種は、少々の蒸れでもなんとか持ちこたえることができたが、白っぽい象牙子宝だけは、蒸れに耐えることができなかった…
こう考えてもいいんではないでしょうか?
少々過保護、過ぎましたか?
象牙子宝は、3鉢とも全滅ですが、実はこういうことがあるんではないかと思い、もう2鉢は別のところで管理してたんです。
まさか、蒸れでダメになるとは想像はしてなかったんですが、もしや、万が一、時と場合によっては、突発的な原因で枯れてしまうことも…考えられます。
100%ではないですけど、0%でもないですよね。
植物だって生き物なんですから、ちょっとしたことが原因でも枯れてしまうこともあるでしょう。
同じ場所において、同じように管理してたら、たった1つの小さな要因でも、それが致命的になり、全滅になる恐れがります。
冬の期間中、なんだかちょっと嫌な予感が…と言いますか、胸騒ぎがしたような?
何かの拍子で、2鉢だけ別のトレイに移し替えてたんです。
なんとなく、何かを感じ取り、察したんでしょう…
1鉢は別の場所で、もう1鉢はすごい小苗でしたので、冬の間は暖房の部屋においてたものがあります。
この2鉢だけは難を逃れることができましたよ。
そのうちの1鉢がこちら。
こちらが、象牙子宝の本来の姿です。
象牙子宝って、こんな色をしてるんですよ。
クリーム色してて、緑色した他のガステリアとは違ってきれいじゃあないです?
大きくなったら、もっときれいだと思います。
クリーム子宝という品種もあるようですが、クリーム子宝は持ってないから、同じ品種なのか、どこが違うのかはわかりません。
象牙子宝と似たようなもので、ガステリアロエの仲間で「グリーンアイス」という品種もあります。
2苗を並べてみますよ。
似てるようですが、違いますよね。
グリーンアイスの方がより緑色です。
ガステリアには、「桜富士」という品種もあります。
こちらも、象牙子宝?
こちらは、桜富士の名札がが付いてましたので、桜富士でしょう…
今のところ、象牙子宝と桜富士の見分けがつきません…
桜富士の方は、桜と付くぐらいですから、季節によってはピンク色になったりするんっでしょうか?
とにかく、残り2鉢の象牙子宝を、大切に育てます。
もう失態は許されませんから!
だけど、過保護に育てるとこうなっちゃうってことは、適度にスパルタで大事に育てます…
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本日の教訓!
「蒸れで葉が腐るのは、葉が軟らかいエケベリア系の多肉だけかと思ったが、葉の硬いガステリアでも起こる」
以上…