ブライダルベールの管理|育て方や特徴、増やし方、水やり、失敗しないコツをご紹介【oyageeの植物観察日記】

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 植物名 と 特徴

メキシコ生まれのつる草で針金のような細い茎に光沢のある濃緑色の葉をつけ、真夏以外で管理がよければ1年中白い花を咲かせてくれます。

この草姿が花嫁のベールに連想させることから「ブライダルベール」と名付けられました。

かすみ草のような白くてかわいらしい花をたくさん咲かせてくれるのがこの植物の特徴です。

しかし、30℃以上になると、花は咲かなくなります。5月~初夏ぐらいまでに見られる花です。

ただ、日中しか咲いてくれません。

うまく仕立てれば、こんもりと丸っこいフォルムに出来上がるのも、この植物の特徴でもあります。

こんもり仕立てたブライダルベールに白い花が咲いてるとかわいいですし、見事です。

まさに花嫁のベールのようで見応えがあります。

たくさんの種類がありますが、中でも最も人気でよく見かけるのが、「タヒチアン・ブライダルベール」です。

もちろんユクサ科の植物ですので、簡単に育てられます。主に吊り鉢で育てます。あまり地植えは見たことないですね。

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  • 英 名 : ahitian bridal veil
  • 学 名 : Gibasis pellucida
  • 科 名 : ツユクサ 科
  • 属 名 : ギバシス 属
  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 明るい室内 明るい日陰 明るい室内
水分 乾いたら 毎日 乾いたら
施肥       液肥 (10日に1回程度)      
植替         挿し木 株分け      

 置き場所

日あたりを好みますが、直射日光に当てすぎると葉焼けします。逆に、光線が弱いと徒長してしまい、株が乱れ、花も咲きにくくなります。

夏場は根が詰まりすぎていますと、鉢の中は高温になり、根を傷めてしまいます。

また、真夏は猛暑が続き、そのような中で水をやりをすると、枝が密集してる株の中が蒸れてしまい、葉を傷めたり、チリチリになったりして枯れてしまいます。

夏は、風通しがよくて涼しい場所で管理するようにしましょう。

 水やり

主に吊り鉢で育てることが多いので、水切れしないよう注意が必要です。土が乾いてきたら、たっぷりと与えてください。

じょうろなどで葉水代わりに葉からたっぷりかけてあげてもよいですが、葉が茂りすぎていると水がかかった場合になかなか乾かず、夏場だと湿度が高くなり蒸れてしまうことがあるかもしれません。

風通しのよい場所で管理してください。

冬場はやや控えめに。乾いてから水やりをしてください。

 増やし方

挿し芽で増やします。5~9月頃が適しています。

摘み取った枝を吊り鉢に直接植えれば、すぐに根付きますが、心配でしたら、土に植える前に摘んだ芽を水を入れたコップなどに数日入れておけば、大体は根が出てきますので、根が出てきましたら吊り鉢に数本ずつまとめて植えてあげてください。

鉢の大きさにもよりますが、8~10か所ぐらいでいいと思います。等間隔で植え込むと、生長した時にこんもりと仕上がります。

しかし、真夏に挿し芽をするのはやめておいた方がよいです。密集してる挿し芽は非常に風通しも悪く、そこに水分を与えると、高温で蒸れてしまい、ブライダルベールがサウナ状態なります。せっかく植え替えた芽が全滅してしまうことがあります。

つるというか、茎が早く生長しますので、すぐに株全体が乱れてきます

その時は刈り込んであげて、取り除いた茎は新しい鉢に挿しておいて水をたっぷりあげますと、また新しい芽が出てきます。

しかし、古い株の鉢はすでに鉢の中では根が回って根詰まり状態ですので、この鉢で育てるのはかわいそうですし、うまく育ちません。

新しい芽がどんどん出てきますので、ある程度伸びてきたら、摘んで新しい鉢を仕立てた方が無難ですね。

「ブライダルベールの詳しい植替え作業」(17.04.09更新) はこちらへ… 

「植替え後の生育状況」(17.05.18更新) はこちらへ… 

 病気と害虫

花が終わった後、灰色カビ病が発生することがあります。専用の薬剤を散布してください。

 管理人から一言

毎年5~6鉢ほど育ててますが、自分の思い描いてるブライダルベールの鉢になってくれません。

こんもりとしたブライダルベールを作りたいんですが、徒長したり、生育が悪かったりでこんもり茂ってくれません。 植え方と管理が悪いんでしょうね…

こんもり仕立てる方法は、出てくる茎先を摘めば、脇芽が次から次へと出てくるので、摘む、出る、摘む、出るを繰り返せば、こんもりした球体のブライダルベールが出来上がるらしいんですが、どうも新芽を摘み取ることができない性格でして… かわいそうだし、もったいない気がしちゃって…

こんもり仕立てて、草花の寄せ植えしたハンギングバスケット風に仕上げてみてもいいかもしれません。

そこに白い花が咲いたら、すごくきれいだと思いますよ。

育てやすさ ★★★★☆
お気に入り度 ★★★★☆
オススメ度 ★★★★☆
※管理人の個人的感想です

 管理人の失敗談から学ぶ「失敗しないコツ」

  • 真夏に葉挿しをして鉢を増やしたが、猛暑で土場が蒸れてしまい、根がまったく出ずに枯らす。
  • 茎が徒長して、なかなか理想形のこんもりしたブライダルベールにならない。
  • 根の回りが早くて、すぐに鉢の中が根でいっぱいになり、下葉が枯れる。
  • 花がなかなか咲かない…咲いても10輪ほど。
  • 切り戻しをして刈り込むことでこんもりと仕上がるらしいが、全部を刈り取る勇気が出せなくて、いつも伸ばしっぱなし。
  • 新しい鉢を作る時に、茎を結構詰めて植えたのに、伸びると隙間ができてスカスカ状態になる。

失敗しないコツは、「夏の蒸れに注意」 「花を咲かせるには日光!」、そして「情けは無用、新芽を平気で摘み取れるぐらいの鬼になる!」です。

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