ゼブリナの管理|育て方や特徴、増やし方、水やり、失敗しないコツをご紹介【oyageeの植物観察日記】

Pocket

 植物名 と 特徴

ツユクサ科の植物のうちで、最も知名度が高く、昔からオリヅルランとともに吊り鉢の代表格でありましたゼブリナは紫の縞模様の葉が特徴で、一般的に緑の葉を楽しむ観葉植物の中では異色ですね。

つる性の茎が伸び、その先にショッキングピンク色というか、マゼンタ色というか、webカラーで言えば「Fuchsia」の色が一番近い気がしますが、ああいう赤紫色の小さな花を咲かせます。

ゼブリナでもいろんな種類がありますが、よく見かける品種はメキシコ原産の「ペンデュラ」が一般的で、他にはペンデュラの斑入り品種で「ディスカラー」「クアンンドリカラー」 「プルプシー」などがあります。

「ペンデュラ」は、「ハカタカラクサ」という別名もあり、和風っぽい名前でも呼ばれています。

スポンサーリンク

  • 英 名 : Wandering jew zebrina
  • 学 名 : Tradescantia zebrina
  • 科 名 : ツユクサ 科
  • 属 名 : トラディスカンチア 属
  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 明るい室内 半日陰 明るい室内
水分 乾いたら 普通 毎日 普通 乾いたら
施肥         液肥 (10日に1回)      
植替         株分け 挿し芽      

 置き場所

ツユクサ科の植物の育て方は、ほとんど共通しています。

日陰では葉の色が褪せ、また葉と葉の間の茎が伸びる「間延び」状態で育ってしまい、見栄えが良くありません。

ただし、長時間の直射日光は葉焼けする原因になります。日光を好むので、冬も室内の窓辺に置いてカーテン越しにでも日光を当ててあげた方がいいです。

日光に当てることで、強くて元気のいい葉に育てることもできますし、間延びもしなくなくなるので、こじんまり、かつ、がっちりとした株が出来上がって、観賞するには最高の仕上がりになります。

ただし、葉焼けしたら致命的で取り返しのつかないことになりますので、特に夏場に直接日を当てるのはやめておきましょう。

紫色の葉が特徴のゼブリナは、日当たりがいい場所に置いてると、縞模様がくっきりし、さらに色鮮やかな紫色が映える葉姿に変わり、茎も丈夫に育ちます。

逆に日陰で管理すると、紫色が薄れて緑の色素が強くなり、縞模様も薄くなり、全体的に緑っぽい軟弱な葉になる傾向にあるようです。

 ゼブリナの葉の色の確認方法 

 「ゼブリナの葉の微妙な色違いの原因は、実はアレにあった!?」(17.05.06更新)

 水やり

鉢はなるべく乾燥気味にさせ、水は控えめに。水を与えすぎると、間延びの一因になる可能性があります。また水分が多いと、全体的に軟弱な姿に育ちます。

ただし、夏の間は十分に与えるようにしましょう。

根の繁殖が早いので、水分を吸いづらくなった時は根詰まりが原因です。早めに挿し芽にして新しい鉢を作ってあげましょう。

古い株はすぐに葉の節目から脇芽が出てきますので、心配はいりません。

 増やし方

挿し芽で簡単に増やせます。一度水挿しして根を出させてもいいですが、暖かい季節だと、土に直接差すだけでもすぐに根が出てくれます。

1本だけで差すと、その1本だけが脇芽を出しながら成長するだけなので、観賞価値が下がります。

ツユクサ科の植物は、一つの鉢に2~3本まとめて植えてあげ、それを数か所にランダムに植えるのがベストですね。

そうすることで、成長してくるとこんもりに仕上がり、見た目も華やかになります。

 ゼブリナの増やし方 

 「ゼブリナの増やし方(挿し木・茎挿し)|トラカンと一緒ですが、少しだけお楽しみが…」(17.06.11更新)

ゼブリナなどのツユクサ系の植物は、すぐに下葉が枯れ落ち、鉢が貧相に見えてきます

伸びてきた茎は手やハサミで切ってあげ、株元がスカスカで土が見えてる状態のところに植えてあげると、鉢全体が全体のバランスも良く、貧相に見えなくなります。

 害虫や病気

ハダニカイガラムシが発生します。たまにイモムシ系の幼虫に葉を食べられることがあります。

 管理人から一言

茎が非常に弱いんで、手入れしてる時に茎がポキッと折れた場合は、捨てずにコップなどに入れて水に浸けてるだけで、数日で発根するほど育てやすい植物です。

葉と葉の間隔が短く育てれば、見栄えのいい鉢植えに育てることができます。

だけど、油断してたらすぐに徒長してしまい、茎があちこち伸び放題になり乱れます

葉の模様が面白いのがこのツユクサ系植物の特徴ですが、模様が固定してないのもこの植物の典型的な特徴です。

突然、模様が不鮮明になったり、模様が消えたりすることがあります。

不鮮明な模様が出現したら、価値が下がりますので、早めに取り除くことをオススメします。

その不鮮明な模様だけを植えて、新しい鉢として作るのも楽しいかもしれませんが…

また、普段の水やりや置き場所によって、色づきが変わったり模様が変わったり模様がまったくなくなったりすることがあります。注意深く観察するのが大切です

そして、日光が弱い場所で管理すると、間延びした上に、ゼブリナの最大の魅力でもある葉の紫色が色褪せてきて、観賞価値がぐんと下がります。

葉が焼けない程度にたっぷりと日光浴をさせてあげましょう。

育てやすさ ★★★★☆
お気に入り度 ★★★★☆
オススメ度 ★★★☆☆
※管理人の個人的感想です

 これまでのBlog(植替え、株分け、他の報告)

 「ゼブリナの葉の微妙な色違いの原因は、実はアレにあった!?」(17.05.06更新)

 「ゼブリナの増やし方(挿し木・茎挿し)|トラカンと一緒ですが、少しだけお楽しみが…」(17.06.11更新)

 管理人の失敗談から学ぶ「失敗しないコツ」

  • ゼブリナに限らず、ツユクサ科の植物は徒長させてばかりで、鉢が理想的な形になかなかできない。
  • 日陰で管理すると、紫色が薄れ、緑色が主張し始め、ゼブリナの魅力が半減。同時に、縞も縞模様もぼやけてくる。
  • 下葉がよく枯れる。 ほとんど枯れ落ちてしまう。
  • 茎が非常に弱いから、手入れ作業中にポキポキ折ってしまう。

失敗しないコツは、「葉焼けしない程度までの十分な日光浴」です。

Pocket

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

フォローする