目次
ワイヤープランツの増やし方【茎挿し(挿し芽)編】
ワイヤープランツの現状
5月の今の時期は、ワイヤープランツの枝をカットして、土地に挿すと簡単に根付いてくれる季節です。
ワイヤープランツの植え替えや増やすのは、5~6月と、9月~10月が適しているんです。
真夏は避けた方がいいんですよ。
何故か?
以前、真夏にワイヤープランツの茎挿しに挑戦したけど、失敗したんです。
真夏は暑すぎて発根しない環境だと思います。
夏に茎挿しを何度もやってみましたが、うまく根付かなかったんです。
何度も失敗しました…
猛暑の時期は土の中まで高温になり、発根しにくい環境なんだと思います。
oyageeは水挿し以外の増やし方だと、どの植物も最初はだいたい黒のビニールポットでスタートするんですね。
それで成功したら、大きな鉢やきれいな鉢に移し替えるんですよ。
ビニールポットに植えたワイヤープランツは、猛暑・酷暑の7月~8月は黒のビニールポットが熱を持ってしまい、まだ弱い根や出たばかりの若い根はその熱でやられてるんではないかと勝手に想像しています。
だから、7~8月はワイヤープランツの繁殖はやらないことにしているんです。
今の時期(5月上旬~梅雨が終わる時期)が第1植替え&繁殖期だと思っておりますので、5月の今、やろうと決心したんです。
でも、ただ枝を土に挿すだけじゃあ面白くない。
クワズイモの選手権に気をよくし、「ワイヤープランツ選手権」も開催します。
こんなことをやって、一人で楽しんでおります。
どれが1位になるか?
ランキングとか順位とか、気になるタイプでして…
だって、oyageeは「ザ・ベストテン」世代ですから(笑)
順位も気になりますが、いろんなパターンに挑戦して、どれが一番発根しやすいのかがわかれば、次からはそのパターンでやれば、ワイヤープランツの茎挿しの成功率も高くなりますしね。
ワイヤープランツって、どうやって増やすの?
どうやって増やすか?
それは、枝を切って、土に挿すのみです。
水挿しに成功してる例もあるみたいですが、ほとんど不可能だと思います。
oyageeは一度も成功したことがありませんし、2~3回水挿しをやったんですが、待てど暮らせど、一向に根が出なかったんで、それ以来一度もやってないです。
今回も、土に直接挿す「茎挿し」をやりたいと思います。
挿し木とも言いますが、挿し木の中にもっといろんなジャンルの増やし方があり、その1つが「茎挿し」です。
他に、「葉挿し」 「水挿し」などがあり、それを総称した言い方が「挿し木」となります。
ちなみに、増やす方法として、挿し木の他には、
- 植物の株を2~3つに割って植え付ける「株分け」
- 枝や幹の一部を傷つけてそこから根を出させる「取り木」
- 土の上、もしくは半分ぐらい埋まるように横に寝せて根を出させる「茎伏せ・根伏せ」
- 球根をいくつかに割って増やす「分球」
- 種子から育てる「実生」
……などあります。
増やし方の手順
超簡単です。
ただし、今回は1種類の増やし方ではなくて、いろんなパターンで増やしたいと思います。
若くて軟らかい枝と、古くて硬い枝はどっちが増やしやすいのか?
それと、新しい土と、使い古した土は、どっちが早く根付くのか?
これ、すごく気になってたんですよ。
冬の間、室内に取り込んでて弱々しい枝でも発根してくれるのかを確かめたいし、外で地植えしているワイヤプランツがあるんですが、こちらは枝が骨太状態でガチガチなんですね。
こういう状態でもちゃんと根付くのか確かめたいんです。
土は、新しい土だとほぼ間違いなく発根してくれると思うんですが、古い土でも発根してくれるのなら、古い土が大量にあるんで、次から古い土を使おうかなって思ってて…(笑)
古い土って、他の観葉植物を植え替える際に出た土なんですね。
それを再利用というか、使い回したいんですが、他の観葉植物に使うのは、もし失敗したら…って思ったら怖くて、なかなか使えないんですよ。
繁殖力旺盛、生育旺盛で地植えでも簡単に育ってしまうワイヤープランツなら、発根は可能なのでは?って思って、今回挑戦してみようと決心しました。
「新しい土・若くて軟らかい枝」 「新しい土・古くて硬い枝」 「古い土・若くて軟らかい枝」 「古い土・古くて硬い枝」の4つのパターンを作ってみます。
なんだかよくわかりませんよね…
ブログを書いてるoyageeも、何がなんだかわかんなくなってきました(苦笑)
作り方は4つとも同じです。
- ワイヤープランツの枝を5本ぐらい切って、下葉を取り除きます。(1本約5cmほど)
- 用意したミニポットに土を入れて、爪楊枝で土に穴を開ける。
- その穴にワイヤープランツの枝を挿して、穴を土で埋め戻す。
(ポットの中心部分にほぼ等間隔で植えます。きっちり等間隔ではなくて、その辺は適当でよいです) - 水やりをする。
以上です。
この作業を、4回繰り返します。
もちろん4回とも、土、枝の組み合わせを替えてますので、全く同じ条件の鉢はできていません。
土に埋める枝は、枝全体の半分から1/3程度埋まってればいいと思います。
根が張るとすぐに枝は伸びますので、あまり地上に出過ぎてるとすぐに大きくなりますし、逆に枝がほとんど埋まってないと、根が出てくれないかもしれません。
今回は写真を撮りながらでしたので、時間がかかりましたが、普通にやれば、植え替え作業は10分ほどもあれば終わります。
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置き場所、管理していく上での注意点
まず、植替え直後の水やりですが、じょうろなどでそっと与えてください。
ホースなどを使って水を勢いよくやると、まだ根を張ってない枝が土と一緒に流れ出してしまいます。
水やりは、ゆっくり、そっとやってくださいね。
それでも、鉢の中で土や水と一緒に泳いでしまい、乱れますが…(苦笑)
もし、枝が完全に倒れたり沈んでいたら、爪楊枝や割り箸などを使って、起こしてあげてください。
水やり後は、葉に土や木くずが付着して汚れています。
この場合は、爪楊枝で1つ1つ取らなくても、霧吹きで洗い流せます。
汚れが付いた部分に霧吹きを勢いよくかけると、簡単に土を落とせますので、お試しを…
今度は勢いよくやっても、吹き飛ぶほどではないので、大丈夫です(笑)
置き場所は、直射日光が当たる場所での管理は、なかなかうまく育ちません。
ワイヤープランツの枝が必死に根を出そうと頑張っても、強い日光に植物の体力が奪われて、なかなか根を出すまでの元気がなく、最終的には根を出さずに枯れると思います。
日陰の風がよく通る場所で管理してください。
それも、ほとんど人が行かないような場所に置いておくのではなく、管理する人が頻繁に行く場所などに置く方がよいと思います。
例えば、玄関前の日陰とか、毎日庭先で用がある人でしたら、庭先の日陰とかで管理していた方が、頻繁にチェックできますし、水の乾き具合だったり、今、どういう状態なのかが毎日チェックできますので。
水は乾く前に与えるようにしてください。
その為にも、土の乾き具合を毎日チェックするようにしてくださいね。
多少湿らせている状態が続いても、大丈夫です。
まだ根が出ていませんので、根腐れすることはありませんし、ワイヤープランツの枝は丈夫ですので、多少水浸しになってても、土があれば、発根してくれると思います。
水がない日が続き、カラカラ状態が続いた方が、根が出なくてそのまま枯れたってことにならないか… そちらの方が心配ですね。
1日2日で結果が出るのならまだしも、結果発表までは当分かかりそうですので、鉢を間違えないようにネームプレートを作ったんです。
白のプラスティック素材のプレートに、消えないようにと油性マジックで日付、土の種類、株の種類をそれぞれ書いて、「これで大丈夫!」と思って水やりしたら、マジック消えかけてるじゃん!
指でこするだけで消えますじゃん、これ…
こんな状態じゃあ、結果発表頃にはマジック字は完全に消え去って、何がどの鉢かわかんなくなりそうです。。。
まとめ
ワイヤープランツを増やすのは難しいって思ってらっしゃる方が多いみたいですが、慣れたら簡単ですし、増やすのが楽しくなりますよ。
実際、oyageeは増やし過ぎて、鉢も増えすぎて、どうにもならない状態です。
さすがに、真冬の茎挿しして、外で管理となると難しく、成功しないですが、好条件が合致すれば、根が出て育ってくれますので、一度試してみてください。
ワイヤープランツ選手権の「途中経過」と「結果発表」のリンク
「選手権開催中のワイヤープランツ:途中経過」(17.06.05更新)
- 6/5日更新のBLOG「あの日のあの植物は今?第5弾![劇的ビフォーアフター]」内にワイヤープランツ選手権の途中経過を報告してあります。 よかったらご覧ください。
「ワイヤープランツ選手権の結果発表! 繁殖には何が一番適しているか?を検証!」(17.06.14更新)