スパティフィラムは水栽培がイチオシ! ハイドロボールで育てる株が結構イイ感じですので、今回もハイドロカルチャーで!【oyageeの植物観察日記】

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今年の夏、スパティフィラムに花が咲いたんですが、その花がどうも情けない花で、花が萎んだ後も株がどうも調子がよくなかったんです。

思い切って鉢から掘り出し、そのまま水を入れたペットボトルに入れておいたんですね。

すると、株は元気を取り戻して復活してたんです。

その株をどうしようかと考えた結果、株分けをして小さくし、小分けにしたいくつかの株をダイソーで買った1つ50円の処分品「シュガーポット」に入れて、再び水栽培を始めることにしたんです。

この水栽培は、ハイドロボールを使ったハイドロカルチャーです。

今はこんな調子です。( 01.

葉の数はそれほど増えてませんが、葉の色はいいし、根もしっかり張ってるようです。

残った株は、半分にカットした空のペットボトルでそのまま水挿しを続けてましたが、あの後は…?

こちらも元気を取り戻し、またきれいな葉がどんどん出てきましたね。

小さいですが、子株もできてきてます。

ただ、直射日光を当て過ぎて、葉焼けさせてしまいました…( 02.

盆を過ぎて秋ぐらいから段々と太陽の傾きが変わり、普段日が当たらない場所が当たるようになってきたんです。

それに気づかずにスパティフィラムを置きっぱなしにしてたから、葉が茶色になってしまいました。

株自体はすこぶる元気です。

根が大変なことになってます。

ペットボトルの中が収拾付かないほどもじゃもじゃです。

このスパティフィラムは、枯れた葉や葉焼けをした葉は取り除き、根もスッキリと剪定し、きれいな姿で冬越しさせます。

この季節に根を切るのはやってはいけないことですが、根の発達がよいスパティフィラムなら大丈夫でしょう…

そして、再び水挿しを続けます。

今回は、ハイドロボールを使った水挿しです。

前回と同じですね。

スパティフィラムは、ハイドロボールのような水耕栽培の方が調子がいいような気がします。

スパティフィラムって、意外と水耕栽培が向いてるんじゃあないかと思うんです。

土植えでも問題ないですが、oyageeが育てるスパティフィラムは、土の鉢植えだとどうしてか葉がくるんとカールして丸まってしまうんです。

水栽培ではそのようなことがないんで、これから何鉢かは水栽培の方向で進めていこうかと思ってるんです。

器は、根の発達が見えるようにガラスコップで栽培していきます。

これ、以前、ひょろ長く育ったガジュマルをガラスコップにゼリーボールを入れて育ててた器です。

ガジュマルの枝があまりにも伸びすぎて背丈が高くなり、ゼリーボールも器の中で動き回るので、ガジュマルの株がすぐに倒れてしまってたんです。

その後、ガジュマルは土へ植え替えしました。

今、このガラスコップには何も入れてないので、これで育ててみようと思います。

それでは、水挿してるスパティフィラムの株を株分けし、ハイドロカルチャーを育てていく方法をお伝えします。

スパティフィラムのハイドロカルチャー栽培
━ 今回は根が見えるよう、ガラス製のグラスを使って ━ 

01. 作業に入る前に前準備として、ハイドロボールを軽く洗っておきます。汚れやハイドロボールの粉などがついていますので、洗わないで使うと水が濁ります。手間ですが洗ってから使用するようにしましょう。
02. ハイドロボール、ガラス製のグラス、そして根腐れ防止剤を準備します。
03. 枯れた葉、不要な葉などは取り除きましょう。
04. 根もすごく発達してます。このままではグラスに入りませんので、不要な根はカットします。

05. 今回は株分けしないつもりでしたが、根を切り詰めたら、子株が勝手に取れましたので、採れやすい子株だけ取り外すことにしました。
06. こういう風に無理に取り外すと、茎から折れてしまいますので、ご注意を。この茎は、根が全くない部分ですので、育てるのには多分無理かと…
07. 根の間にゴミや汚れが残ってましたので、植え込む前に一度きれいに洗い流します。
08. グラスの底に根腐れ防止剤を敷きます。根腐れ防止剤は「ミリオンA」を使用。

09. 根腐れ防止剤の上にハイドロボールをある程度の高さまで入れておきます。
10. そこに小分けした株を並べます。
11. 株や根が動かないように片手で持ちながら、ハイドロボールを流し込んでいきましょう。株が寄っていたり、倒れていたら、割り箸などで簡単に位置調節できます。
12. 先ほど株分けに失敗して根が全くない株はどうするか? 株ではないですね、折れた茎です。

13. 折れた茎は、ダメ元で一応挿しておきます。多分、根が出る部分がないようなので、育てるのは無理そうですが…
14. 水をひたひたに入れたら完成です。ガラス製だと、水の量が一目でわかりますから、だいぶ少なくなったらすぐに継ぎ足すことができますね。
15. 元の株もきれいに洗い、再び殻のペットボトルで再生させます。小さい子株がまだ出てきてますので、これが大きくなってくれるでしょう。
16. 前回の水色シュガーポットの鉢と、今回のガラス製のグラスの鉢、大きさが違いますが、同じスパティフィラムの株から株分けした子株たちです。

これはこのまま室内に持ち込み、室内で管理していきます。

室内と屋内とでは気温が違いますので、根の発達も違うと思うんです。

根をだいぶ切りまして、株のダメージが大きいので、このまま外に置いておくといつまで経っても根が出ないと思うんです。

なるべく早く発根させたいので、暖房の効いた部屋で育てます。

ただし、エアコンの風が直接当たらないところで管理していきます。

エアコンなどの空調の風は植物にはよくなく、葉は大ダメージを受けます。

ですので、エアコンの吹き出し口や遠くても風が届いているようなところには置かないようにしましょう。

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冬でも暖かい室内だとグングン根が伸びて、すぐに青々した葉が出てくれるでしょう。

楽しみです。

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