去年の秋に買ったヒメモンステラ。
買った直後から徐々に弱り始め、葉が黄色くなり、つるのような茎もだらんとくたびれてしまい、ついには瀕死状態になってしまいました。
そのブログがこちら…
急きょ水挿ししたんですが、冬に突入したためにまったく動きがなかったんです。
根がじわりじわりと伸びてたぐらいでした…
しかし、春になるころから段々と動きが出てきましたね。
水挿しをしてた瓶の中で根がグングン伸びて、あっという間に瓶底までついてしまったんです。
そのブログがこちら…
- 「ヒメ様」と「マドさん」はどうなった?|あの時のヒメモンステラとマドカズラのその後… (18.04.19更新)
あれから音沙汰がなくなりましたが、どうなってしまったのか?
枯れていませんよ。
4月ぐらいから根の伸び方、そして芽の発育とも急加速をしたんです。
ブログ更新をしてませんでしたが…。
今は、このような状態になってます。
根は、完全に伸びまくってて、どの根がどこの節から出てるのかわからないぐらいコンフューズしてますよ。
そして、新しい葉も1枚だけですが開いてたんです。
ついにヒメモンステラ、完全復活です!
水挿しした時は、たった2枚の葉だけでした。
既存の2枚の葉は、変色して枯れてる部分もあった葉ですが、新しい葉はつやつやしており、傷みや汚れも一切ございません。
そして、新芽もすでに待機しており、次の葉ももうすぐ開いてくれそうです。
ついでに、ヒメモンステラと同じように瀕死状態だったマドカズラと言えば…
マドカズラも、ヒメモンステラも、同じサトイモ科の植物です。
この2つは、従兄弟みたいなものでしょう…
マドカズラは、今年の2月に、知り合いの花屋さんからいただいたものです。
たった1鉢残ってまして、「あげるよ」って言われて、「じゃ、いただきます」ともらってかえりました。
- 「あの時のマドカズラはどうなった?」 今年最初の復活大作戦、スタート! ─弱ったマドカズラの場合─ (18.03.13更新)
だけど、マドカズラだけもらって帰るのはちょっとばかり気が引けちゃうんで、店内で売ってたサボテンの「セレウスベルヴィアヌス」を買いましたけどね。
知り合いの花屋のおばちゃん曰く、「枯れかけだけど、いるのなら持って帰っていいよ」って言われた直後、「もうダメだろうね… 多分、生き返らないと思うけど…」とも言われたマドカズラだったんです。
ヒメモンステラ以上に、弱ってたマドカズラだったんです。
こちらも、2、3月ぐらいまではほぼ動きがなかったんですが、暖かくなると、新芽が一気に伸びてきました。
だいぶ大きくなってますでしょ?
これ、ぱっと見が「斑入りのマドカズラ」と思いませんか?
ちょっと得した気分になったんですが、いやいや、この模様は傷なんです…
新しくてまだ若い葉なのに、すでにボロボロで無残な状態です…
この傷は、葉が開いてから傷めた傷跡ではありません。
まだこの世に吹き出ていない新芽や新しい葉が茎の中で待機してた時、冬の寒さや水切れなどの管理不行き届きなどで茎の中まで致命的な損傷を被り、傷ついてた名残りだと思います。
それが顔を出してきたんで、なんとも無残な姿に…
だけど、今は新芽がぐんぐん伸びてきてますので、汚い葉は取り払えば、すぐに新しい葉が茂ってくれ、立派なマドカズラの株になると思います。
本日、この2株を次のステップへ進ませます。
ヒメモンステラは、水挿しから鉢植えへ…
植え替え方は、通常の植え替えとほぼ変わりません。
ただ、長く伸びた茎をカットしてから植え込みます。
上下に2本の根がしっかり出てますので、下の茎もどこからか芽が出てくるでしょう。
合計3本の茎になりましたので、うまくいけば3つ以上の芽が吹いてくれると思います。
土は、赤玉土と腐葉土をメインに、あとはパーライトを入れたオリジナル配合土です。
ここで、他の植物の植え替えと違うのが、芽がない茎は横に寝かせます。
何故かと言いますと、芽がないのでどこから芽が出てくるかまだわかりません。
もしかして、長い茎の下の方から発芽してきた場合、茎を縦に植え込んで深く埋め込んでしまうと、地上までなかなかたどり着けなくて、芽が途中で枯れてしまうかもしれません。
また、たとえ地中の奥深いところで発芽の兆候があったとしても、呼吸ができなくてうまく育たないでしょう…
なので、どこから芽が吹いても大丈夫なように、横に寝かせて植え込みます。
これは、ドラセナやゴムの木の増やし方「茎伏せ」と同じ要領ですね。
2本のうちの1本は、茎の上の方に白いぽっちんが見えます。
これが根か芽かまだ分かりませんが、いずれ動きがあるんではないかと思います。
もう1本は、実は茎の下の方に突起物があるんです。
根だと思うんですが、ここの節にはすでに根が出ています。
他の箇所からは芽の兆候が全くないので、もしかすると、これが芽かもしれません。
だけど、上の方の節からも、もしかすると発芽するかもしれませんので、こうやってどこから芽が出てもいいように、横に寝かせておきます。
寝かせた茎が丸見えですので、土を軽くかけておきましょう。
そして、鉢土をしっかり締めるために、鉢を持ってトントンすることをおススメします。
土がユルユルよりはしっかり締まってた方が根付きがよく、根が鉢に張り始めたらしっかりと育ってくれます。
後は水をたっぷりやれば、終了です。
マドカズラの方は、伸びてる茎を切って、ヒメモンステラの様に水挿しをし、根を出させます。
そして、すでに植わってる株からは、別の新しい新芽を吹かせて、増やすことにします。
水挿しの注意点は、葉がついてる部分(もしくは葉がついてた部分)の節をしっかり水に浸かっていること。
ヒメモンステラやマドカズラの根は、この節からしか出ません。
切り口から根が出ることはないんです。
だから、節が水にしっかり浸かってないと、待てど暮らせど一向に根が出てこないことになります。
モンステラ類は気根を伸ばす植物で、空気中でも根を出してくれますが、それは元気のいい苗のみ…
弱ってる苗や、やっと再起を果たした苗は、気根がほぼ出ないと思っていいでしょう。
だから、なるべく水に浸るようにしてあげて、発根作用を促してあげましょう。
普通のモンステラもそうですが、同じ仲間のヒメモンステラやマドカズラも、これからの季節です。
oyageeの勝手な思い込みですが、気温が25度を超える日が続くと、根が出たり、新芽が吹いたりと一気に動きが出てきます。
立派なヒメモンステラとマドカズラになるよう、毎日経過観察していこうと思います。
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また、動きがあれば、ご報告いたします。