先週、100均のすのこを使って手作りのラックを作りました。
大作ではないですが、時間がないのと最強寒波の影響で一気に作り上げることができず、ちびちびと作業をやる運びとなり、やっと完成手前まで辿り着きました。
ブログも長くなりましたので、3ページに分けてます。
第1章(組み立て編)、第2章(ペンキ編)はこちらへ。
今日がラストの「最終章・扉取り付け編」です。
組み立てとペンキ塗りまですでに終わってますので、あとは扉をつければ完成となります。
扉も、側面や棚板に使用したすのこと同じすのこで作りました。
ただし、側面や棚板に使ったすのこと、扉に使用するすのこはサイズが違います。
ラックの幅が40センチサイズなので、1枚の幅が20センチのすのこを2枚使用してます。
すのこですので、完全にシャットアウトする密閉扉ではなくて、中が見えるようになってます。
また両開き仕様です。
サイズは、ラックの幅と扉のサイズをあらかじめ合わせており、ジャストサイズということで組み立てしてますので、あとは蝶番で接続するだけです。
30分もあれば終わると思います…
しかし!
寒くて、10分も外にいられません。
1分で手がかじかんでブルブル震えます。
はけを持つ手が震えます…
ネジを留めようとしても、ドライバーが回せません…
急きょ、屋内へ移動しました。
一応、屋内でも作業ができるですが、スペースが限られてるんで、立って作業するしかないんです。
またうす暗い場所ですから、細かい部分が見づらいんですけど、ペンキの再度塗り直し、あとは扉をつけるだけなんで、立って作業をします。
まず最初に、ペンキを塗り替えます。
塗り替えるというよりは、同じ色の二度塗りですね。
前回ペンキを塗った場所を改めて見直したら、雑ですねぇ…( 01.)
こういうところに性格が出てます(苦笑)
こういうはみ出しや塗り残しのミスをなくすため、マスキングテープを買ってきました。( 02.)
マスキングテープって、昔は業務用や工業用で使われておりました。
塗装の時に汚したくない箇所に貼る、簡単な目印をつける時に貼る、保護するなどの目的で使用されてました。
昔は、家庭にまではそれほど浸透してませんでしたね。
しかし、簡単に使える、貼り直しができる、貼ってもシール跡が残らない…などで徐々に一般的になり、今はかわいいデザインやオシャレのマスキングテープが大流行してます。
手帳やノートの目印やワンポイントに貼ったり、部屋の壁のデコに使ったり、手芸のアレンジに使ったり…と使い方は様々です。
色の違うペンキが隣接する部分は、片方部分にテープを貼った後にもう片方の色を塗っても、テープを貼ってることで下の板を汚すことはないんです。
…と思って買ったんですが、全色もう一度ペンキを塗り直すことにしたんです。
全面を塗り直してしまうと、ペンキが乾くのに1時間も2時間もかかってしまいます。
乾かないうちにマスキングテープを貼ると、せっかく塗り上げた部分が剥がれてしまう恐れがありますし、ペンキが乾くまで時間、テープを貼ることができず、待つ時間がもったいないので、強行突破です。
今日はとにかく寒くて、1分1秒でも早く仕上げたかったんで、細かい筆を使い、丁寧、なおかつ慎重に塗っていく方法にしました。
なので、マスキングテープの使用は、また次回にでも…
前面にとりつける扉も、同じすのこで作りました。
すのこは1枚に細長い板が4枚張られており、この4枚を色違いに塗ってみたんです。
ペンキは、セリアで購入した水性塗料を使用します。
全体をブルー系で統一したかったんで、スモーキーブルーを使い、これにホワイト塗料を配合して色を作っていきました。
配色は、「白」 「ライトグレー」 「ライトブルー」 「暗めだけどやや落ち着いた色のブルー」の4色。
白だけは混ぜることなく塗料そのままを使い、あとのグレーは白と黒、ブルーは白とスモーキーブルーを好みの色になるまで混ぜ合わせたんです。
前回塗った個所を見渡すと、むらができてます。( 03.)
配色も下手ですし、塗り方も下手ですねぇ…
我ながら情けないです…
こういう技能とか職人技の才能が全然ないと思います。
しかも、前回に各色を作るには、1つの容器でそれぞれの色を作っていくと、色が再現できなくて失敗するってわかっていながら、また同じ方法でやってしまいましたね…( 04.)
また結局は、1つの容器で青、水色、グレーを作ってしまいました。
面倒くさがり屋なんです…
色が違う部分だけ塗り直すとなると、以前の色を再現するのは不可能です…( 05.)
塗料の液を微妙に加えたり、水で薄めたりしながら、何度混ぜ合わせても、前回塗った色が再現できないんです。
同じ色を作り出すことは二度とできません…
調合とか配合とかという細かい作業は、oyageeには素質がないと思います…
微妙に色が違うんで、結局、全面、全色を塗り直しですね…
慎重に塗ってるはずなのに、ガサツだからペンキがはみ出しちゃって、ブルーに塗った板の上をグレーがついてる筆で滑らせ、また汚してちゃいましたし…( 06.)
この失敗はそれほど目立たないんで、これは見なかったことにします。
どうせ扉の裏面だし、目立つ部分じゃあないし…
今回のラックはアンティーク調に仕上げたかったんです。
だから、セリアで扉フックや角の金具などアンティーク風のDIYアイテムを購入してきました。
まず蝶番をつけていきます。( 07.)
細かいネジなので、精密ドライバーは必須です。( 08.)
ところで、蝶番ってどういう風につけたら正解なんですか?
何十年も生きてきて、蝶番をつけたことって数えるほどしかないんです。
どういうやり方が正式な工程で、どういう風につけるのが正解なのかわかりませんが、蝶番を広げた状態で取付位置を確認し、折った時に角部分が飛び出ないよう、センターに付ければいいんですよね?( 09.-12.)
ブルーの板の方の蝶番は、きれいに取り付けることができました。
2枚の板のほぼど真ん中、センターに付けてると思います。( 13.)
※ 13.では、側面の底辺と扉の底辺がピッタリ合ってません。 しかし、これはわざと合わせておりません。
扉は開け閉めを繰り返しますので、底が地面に触れたままだと開け閉めがしづらいし、扉の蝶番に負担がかかってきて壊れたりしますので、あえて数ミリ程度浮かせてる状態で設置しました。
反対に、上部分は2枚の板が水平になるようにきれいに合わせてます。
白い板の方に取り付けた蝶番は、折ると内側に入り込みすぎです。( 14.)
ほんの数ミリですが、この数ミリが他の部分に影響を与えてしまいます。
蝶番が内側に入り込み過ぎてますから、折った時に扉部分が外側へ数ミリ出っ張っちゃうんです。( 15.)
出っ張っちゃうだけならいいんですが、これが他のところにも影響が出てしまってます…
左右の扉を閉じた時、本当はセンターでぴったり合うようにならないといけないんです。
ラックは横幅が40センチで、1枚のすのこの幅が20センチだから2枚並べると40センチになり、全面はピッタリサイズなんですよ。
ジャストサイズでないといけないんです。
なのに、左扉が数ミリ外へはみ出ちゃったんで、センター部分もぴったり合わずに、数ミリ空いてしまうんです…( 16.)
これだけならまだ許容範囲内なんですが、まだまだ他にも影響が出てしまいました。
扉にはフックを設置するつもりでした。
前面に何もないのは寂しいし、扉を閉めておくアンティーク調の留め金を見つけたんで、飾りを兼用して両サイドの扉を閉じた時に留め金を設置したいんです。
しかし!
閉じた時に数ミリの隙間ができてるんで、留め金が設置できず…( 17.)
ネジで固定しようと思えば、辛うじてできるんですが、ギリギリです。
紙一重の状態です。
多分、数回使ってると下の板が割れてきて、ネジが緩み、留め具は外れるでしょう…
せっかく作ったすのこラックの扉が壊れ、しかも一番目に行く場所が割れるのは何とか避けたいんで、アンティーク風のこの金具は取り付けるのをやめておきます。
四つ角に付けるアンティーク風の金具は、すのこの足下駄が邪魔して、これまた設置できず…( 18.)
裏面が表側だったら、真っ平なんで付けることが可能だったんですが…
結局、アンティーク風金具をつけるのは、死角になる蝶番のみ…
扉を閉めれば、蝶番は隠れて見えません…
これじゃあ、ホームセンターで売ってる蝶番でもよかったんでは?
アンティーク風すのこラックの完成を目指してましたが、急きょ、ポップ&シンプルすのこラックに変更です。
扉の取っ手はつけたいんです。
扉の開け閉めに握る取っ手としては不要です。
軽い扉なのでそれほど必要なものではありません。
また、すのこに隙間がありますので、どこに指を引っ掛けても、力が必要なくて簡単に開けることができます。
だけど、前面扉が殺風景ですので、ワンポイントとして何か飾りになるようなものが欲しかったんで、取っ手をつけます。
ただし、取っ手は買いませんでした。
今回のラックは、すのこの枚数が多いです。
これ以上出費がかさむと、既製品のラックを買った方が安くつくし、何のための節約100均すのこラックなのかわかんなくなってきますからね。
だから、自作です。
残り物を再利用します。
第1章の組み立ての時に、側面のすのこと棚になる部分のすのこを交互に組み、噛み合わせるようにしました。
すると、細長い板1枚分だけ奥側に飛び出るようになるんです。
飛び出た1枚分の板をのこぎりで切り、その板を前面に張り付けたんです。
その1枚の板は廃材になる予定でしたが、作っていくうちに扉が180度以上折れ
曲がるってことに気づいたんです。
文章で説明するのは非常に難しいんですが、棚部分が奥側に入り込んでいるため、扉を閉めた時に扉も奥側に入り込む作りになってしまったため、急きょ、廃材になる予定の1枚の板を前面に張り、なんとか扉が180度でストップするように作り直したんです。
その廃材についてた足下駄部分が完全に不要になりました。( 19.)
1センチ×1センチの長さが5センチほどの廃材で、これを取っ手にします。
取っ手というよりはつまみですけど、ほぼお飾りのようなものです。
これにペンキを塗りますが、張り付ける板の色とは別の色を塗りました。( 20.)
後はボンドで接着し、補強として背面から2カ所釘で打ち付けてます。( 21.-22.)
これで完成です!
上から見ると、棚部分の板が不規則な並びになってますが、奥側の板を1枚だけカットして、その1枚を前面部分に持ってきて釘打ちしています。( 23.-24.)
こうすることで、両側の扉を閉じた時に水平の180度で止まり、それ以上奥側に入り込まないようになってます。
こうしておかないと、扉が奥側に入り込んでしまいます。
多分、何度も何度も扉の開け閉めをしてると、蝶番の部分がてこの原理と桐という材質の脆さからすぐに傷んで、壊れると思います。
屋内で見るとこんな感じです。( 25.)
屋外に置いてみると、こんな色合いになりました。( 26.)
あれ?
取っ手の位置が若干ずれてます?
気にしない、気にしない…
ボンドで付けて、さらに釘打ちしてしまったんで、付け替えようにもどうにもならないんです…
扉も半開き?
蝶番が硬いんで、扉が完全に閉まらないんです…
こういう微妙なずれやミスは、手作り感満載でいいじゃあないです?(笑)
それでは、用意するものや所要時間などはこちら。
用意するもの
- すのこ(45センチ×20センチ=2枚 / 40センチ×25センチ=6枚)
- のこぎり
- 金づち
- ペンキ(お好みの色で)
- ハケ
- 新聞紙 : 数枚
- 釘
- 蝶番
- 精密ドライバー
- 細めの絵の具筆(細かい部分、狭い部分を塗るため)
所要時間
- 組み立て 約2時間
- ペンキ 約2時間
- ペンキ再塗装&扉取り付け 約2時間
費 用
- 100均すのこ8枚分(2タイプ) 864円
- 蝶番(セリアで購入・6枚入りで2枚は未使用) 108円
※ ペンキ、釘代は含まず。
植物用のラックとして作ったんで、植物を飾ってみました。
置けるのは、小さめの鉢に植わった多肉のみですね。
観葉植物の鉢は無理っぽいです…
扉を閉めた状態
扉を開けた状態
植物の棚に、こういう「扉」って必要でしょうか?
必要なんです。
うちの近所には悪さをする野良猫がいるんで、扉があることで植物や土を荒らされることなく、外に植物を置いてても安心なんですよ。
…というのは口実で、ただ単に、すのこラックにこういう色合いの扉をつけたら、どうなるのかな?って思って作ったみただけです。
このラックは1段の高さがないので、大きな植物を置くことはできず、奥行きがあり過ぎるので、奥に植物を入れると取り出しにくく、また観賞しづらい…
そして、底板部分が隙間が多くて幅も広いため、小さな鉢を置くと、隙間の部分にはまった時に鉢が傾き、倒れてしまう…
植物専用棚としては不向きかもしれません。
自分の部屋にでも置こうかな、と考え中です…(笑)
ここで、写真に写ってる多肉の近況報告でも…
奥の樽のような鉢に植わってる寄せ植えは、昨日作ったばかりなので、全く変化してません。
カラフルな鉢の寄せ植えは、11/27日にセリアで買ったカラフルなミニ食器やブリキバケツに植え込んだ多肉のミニ寄せ植えです。
- 多肉って、まるで「やめられない、止まらない」の某スナック菓子のよう… 誰か、止め方を知りません? (17.11.27更新)
2か月ほど前の寄せ植えですが、葉の色は寄せ植えを作った時とほぼ変わってないんです。
徒長もほとんどしてません。
この前、クリスマスリースが徒長し、葉も緑に戻ってしまったというブログを更新しましたが、あのクリスマスリースよりも前に作ったのに、どうしてこの多肉たちは色がそのままなのか?
同じ場所に置き、同じように日光浴をさせてるんです。
どうしてこうも違うのか?
それは、この鉢には水をほとんど上げてません。
鉢が小さすぎて、株もギューギューに詰まって植えてますので、土がほとんど見えなく、水やりするのが面倒だったんで、あげてなかったんです。
また、このころ作った多肉の寄せ植えの土って、ほとんど小石や川砂などの粗めの鉢土ばかり使ってました。
腐葉土や多肉植物専用土はほとんど入ってないんです。
だから、土も影響してるんじゃあないかと…
ただ、オレンジ色の皿の上に乗ってる赤い鉢に植わってた「紅化粧」は枯れました。
また手前の3つのブリキ缶のうちの右のオレンジの鉢に植わってる紫色した多肉は、大きくならずに徐々に弱ってます。
根がうまく張れてないようです。
粗めの土の影響かもしれません。
中央の棚は、1/18日にホームセンターに多肉が大量入荷してたんで、数鉢買ってきたうちの3株です。
- 「花うらら」と「女雛」と「ブルーエルフ」はどこがどう違うんだ? 春のタニクまつり、開催中 !? (18.01.18更新)
1つが結構大きく、ずっしりして重いです。
色づきも見事ですね。
左から、「青星美人」「黄麗」「パープルパール」です。
詳しい品種や属性、特徴などはまた別のブログで書くとしまして、ここまで株が大きくなると、いくら多肉でもこの棚において管理するのは窮屈ですし、厳しそうです…
こちらは、下段の多肉の寄せ植えです。
1/14日に、「春を先取り!カラフルな鉢で多肉の寄せ植え・第1弾」で作ったオレンジの鉢です。
これは作ってから寒い今もずっと外に置いていました。
理由は、室内の暖かくて環境にいい部屋に置いておくと生長が始まり、徒長し、また色も緑色に戻っていくので、あえて厳しい環境下で育ててみたら、きれいな色は維持できるか?を実験的に行っているんです。
しかし!
これ、今日から室内に取り込みます。
植え替えた直後から寒い外で放置してるんで、いつまで経っても根が張ってくれてないようです。
若干萎れてきてるんです。
ほとんどの株がそうですね。
だから、根が張って生長が見込めるまでは室内で管理し、元気を取り戻して葉や芽の動きが始まれば、また外に連れ出そうかと考えてます。
以上、写真に写ってる多肉情報でした。
すのこラックの記事に戻ります。
最後に、すのこラックを作るのであれば、セリアで売られてる「桐すのこ」の方が断然作りやすいです。
耐久性とかには弱いかもしれませんが、釘は打ちやすいし、ねじなども仮穴を開けることなく簡単につけられます。
ダイソーの栗の木から作られてるすのこは、硬くて丈夫ですが、加工や細工が非常にしにくいです。
工場などの業務用の特殊な機械で加工しないと、割れたり折れたりする可能性が大きいです。
日曜大工程度の家庭用ノコギリではうまく切れない、釘は打ちづらいで、無理に続けてると割れます。
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長々なブログを最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、「植物の為のDIY – vol.9 -(最終章)|100均すのこ棚にブルーの扉をつけて完成!」でした。