テニス仲間のヨネ子ちゃん(仮名・女性・年齢非公表)から預かった、すべての葉が下を向き、全体が萎れてて、何をやっても復活しなかったアイビー。
最初から葉がくたっ、茎もくたっ、株全体もくたっとしてましたから、「くたっとアイビー」と呼んでいます。
oyageeがこのアイビーを復活させるために、とりあえず水挿ししたのが8月14日でした。
預かってから本日でちょうど1か月です。
これまでの流れはこちら。
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コンビニコーヒーの空きカップに水挿ししてる分ですが、先日、これからもまだ根が出そうな茎と、そうでない茎の仕分けをしました。
根が出そうでない茎というのは、茎に根が出るだけの組織が備わってなくて生命体としてはほぼ壊死している状態。
なんか、その手の学者さんっぽく書きましたが、実はあまり意味わかってません…(笑)
ニュアンス的に伝わればいいかなと思いまして…
水に浸かりっぱなしでも、元気な茎であれば根が出たり、発芽したりで活動しますので腐ることはないんですが、茎に活動がないと茎も一応生ものですので腐って枯れます。
ただ、完全には枯れたり腐ってはなく、水を葉や芽先に送り届けるだけのストローの役目しかしてない茎が多数あるんです。
こういう茎は、水に浸けておいても生長が見込めませんし、腐るのみ…
水がどんどん濁って、根が出ようとしている元気な茎にも悪影響を及ぼしますので、こういうのは早めに処理した方がいいんです。
まだ根が出そうな茎と、ストローの役目しかしてない茎とを仕分けし、きれいで元気な茎だけを再び水に浸けておきました。
これ、3日前の話なんですよ。
3日前に水を替えたのに、もう水が濁ってるんです。
これはおかしい…
茎を見ると、まだ白い浮遊物が茎に付着しています…
綿菓子みたいなふわふわしたものが数本の茎にこびりついてますね…
外見は茎らしく見えて何の問題もないように見えますが、内部の組織や細胞が腐ってるんですよ。
生物のことは、実は全然詳しくないし、学生の頃の理科は平均点以下で苦手な教科だったんで、内部のことを「組織」とか「細胞」と言っていいものかわかりません。
内部の名称も「なんとか管」とか「なんとか束」とか「なんとか層」とか言われてもチンプンカンプンなんですけど、とにかく、内側の管やいろんなものが腐ってるんです。
これは即刻排除しなくてはいけません。
ここで、まだ発根できる茎か、もう発根できない茎かの鑑定人登場!
今日は「鑑定人」に変身です。
夕方、日暮れ時、大量の蚊に足や手を刺されながらも、せっせと作業をしました。
やはり、水に浸かってる全部の茎がぬめってます。
容器のカップの内側も、ぬめりがあります。
多少、臭いもありますね… 物が腐ったようないや~な臭いが漂います…
右の茎が、まあ元気そうな茎です。
左が問題あり! 茎がぬめってます。
茎を摘まんだら、へこみますし、中はスカスカです。
茎の繊維しか残っていません。
前回同様、穂先だけ数センチカットして、こちらは再び水挿しへ。( 01.02. )
水に浸かってた茎の部分は、すべて破棄することにしました。
この水挿しは、初めたのが8月14日だから、ちょうど1か月になるんですね。
1か月経ってももう根が出ないんだから、これから先、いくら待っても無駄…もう根は出ません。
これからは、先日カットした茎と今日カットした茎、この茎を挿してる2カップに賭けるしかないです!
今まで水に浸かってなかった部分の茎が、これからどれだけ持ち直してくれて根を出してくれるか、を願うしかないですね…
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水挿し開始当初は、すぐに根が何本か出てスタートはよかったんですが、段々と衰えていったんです。
しかし、親株の状態は非常にイイ感じです。
前回、新芽が出てることを披露しましたが、今日はここまで葉数も増え、葉も大きく開き、つるも大きく伸びてきてます。
葉数も前回よりだいぶ増え、きれいに開いてるでしょ?
しかも、葉の緑がまぶしい…
この親株も、茎によっては、これからどんどん新芽を出す元気のよい茎と、もう新芽が出てこないほぼ枯れてる茎の2パターンあるんです。
新芽が出てこない茎をそのまま残してても邪魔になるだけですし、根は茎がある限り、水分や栄養を送ろうとしてますから、不要な茎をカットしてあげて、元気のよい茎の方にだけ水分と栄養を送ることにすれば、早く生長しますし、負担も軽くなると思うんです。
こういう茎は、名残惜しんでも始まりません。
ばっさりカットします。
茎があれば、根はこの茎に水分や栄養を送り続けると思うんです。
不要なものはカットしておいた方がいいと思います。
ここで、まだ発芽できる茎か、発芽できない茎かの鑑定人登場!
「アイビーなんでも鑑定団」の鑑定人、2回目の登場です。
茶色に変化してる茎、新芽が吹いてくるような兆候がないような茎は、ばっさりと!
茎の「良し悪し」を鑑定をする前に、ちょっと気になる葉を発見しました…
どの葉もイキイキしてて元気なんですけど、1枚だけ裏返って、葉柄がくたっとなってますね…( 9/13 01.02. )
この葉、以前は元気だったはずなんです。
そうです、8/30日のblogの時点では、この葉は元気でした。( 8/30 01.02. )
片目を負傷した丹下左膳のような片側の傷、覚えてますもん。
この葉だけ、今はくたっと萎れてしまってます…
片側に傷が入ってるこの葉、新芽が出るまでは頑張って元気を維持してくれてましたが、あちこちの茎から新芽が一斉に吹き始めた途端、根から吸い上げてる水分や栄養が全部新芽の方に行ってるんでしょう。
当初から存在してたこの葉でしたが、今は徐々に衰えてきてますね…
この葉はダメですし、この茎も、多分ダメでしょう…
このまま残しておいても、元気がよかった葉に戻ることはありません。
ハサミでカットしましょう。( 01.02. )
ついでに、この茎も枯れてるんでばっさりカットします。( 03.04. )
他も、要らない葉、枯れてる葉はすべてカットします。( 05.06. )
スッキリしました…
茎をハサミで切る画像は、スマホのカメラ機能で撮影してたんですね。
茎って細いじゃあないですか、細すぎてスマホのカメラは全然ピントが合わないんですよ…
茎だけだとピンボケになるんで、ピントを合わせたい位置に片方の手を持っていき、もう片方の手でスマホを持ち、指を上下左右に動かしながら、指が攣る寸前まで動かして、ピントが合うように1タップするんですけど、これでもピントがなかなか合わないんですよ。
何回か繰り返して、やっと合い、そこでスマホを持ってない手でハサミを持ち、茎を切るシーンを撮影してた時です…
ハサミを少し広げて、切りたい茎に近づけてたんですけど、oyageeはずっとスマホの画面を見たまんまでしたので、どこにハサミがあるかわかんなかったんです。
それでも、スマホ画面にハサミが映り込むようにハサミを茎へと近づけてたんですけど、ハサミの刃の部分が何かに引っかかりました…
それも、お構いなしにハサミをスマホ画面中央まで進めて、1枚撮影。
目線を画面からアイビーへ戻したら、新芽が真っ二つになって土に落っこちてるじゃあないですか…
ンギャー! どーして?
ハサミで切っちゃった?
この新芽は切らなくてもいいんですけど…
絶対に切っちゃあダメな芽なんですけど…
またやってしまいました…
罪を犯してしまいましたよ。
さっき、ハサミが何かに引っ掛かったの、この新芽に引っかかったんだと思います…
このハサミ、買ったばかりで前回のアイビーの剪定の時に初おろしでまだ新品同然。
キレッキレの切れ味抜群なんです…
ちょっと触ったぐらいでも、スパッと新芽が切れたんだと思うんです…
新芽の付け根の硬い部分にハサミの刃が引っかかって、ほとんど抵抗なくそのままカッターナイフのようにスパーーッと切れたんだと思うんです。
残酷なことを…
鑑定人から一気に犯罪人になってしまったoyageeでした…
ワザとじゃあないんです、無実です!
これは突発的に起きた不慮の事故なんです!!
その場の土にそっと埋めて、なかったことにしたんですけど、あんな小さな芽、根付くはずないですよね…
あまりのショックに、黄昏の夕日が目に染みるゼ…
ンギャーーー!